正しいのはどれか。
1: 手に感じられない電流値でもミクロショックは起きる。
2: 手に30mAの商用交流が流れても行動の自由は失われない。
3: 人体は50~100Hzの交流に最も感じにくい。
4: 心室細動を誘発するマクロショックとミクロショックの電流値の比は10,000:1である。
5: 0.3mA程度の商用交流ではミクロショックを起こさない。
JIS T 0601-1 : 1999 による電気的安全性点検方法について正しいのはどれか。
a: 漏れ電流は電源プラグを正極性として測定する。
b: 絶縁外装の機器は外装漏れ電流を測定する必要がない。
c: B形装着部の患者漏れ電流 III は測定する必要がない。
d: 患者測定電流は測定器を装着部の2本のリード線間に挿入して測定する。
e: 接地漏れ電流の単一故障状態は保護接地線の断線を模擬して測定する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
誤っているのはどれか。
a: 人体がビリビリと感じ始める電流値を最少感知電流という。
b: 人体への電撃の作用機序は、電流によって発生する熱による組織破壊である。
c: 商用交流電流が危険なのは、人体組織がこの周波数付近の電流を最も流しやすいからである。
d: 電気メスでミクロショックが起こらないのは、この周波数の電流での発熱が小さいためである。
e: His束心電計では、ミクロショックを考慮した安全規格が要求される。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
電流による障害で起こるおそれがないのはどれか。
1: 体表面から150mAの商用交流が流れたときに心室細動が誘発される。
2: 体表面から20mAの商用交流が流れたときに不随意運動が誘発される。
3: 心臓に直接200μAの商用交流が流れたときに心室細動が誘発される。
4: 体表面から500kHzで5mAの電流が流れたときにビリビリと感じる。
5: 直流電流が流れたときに電気分解によって生体組織が損傷される。