定格電流が10Aの医用電気機器の保護接地線の抵抗を測定する場合、測定部分間に流すべき電流値の下限はどれか。
1: 5A
2: 10A
3: 15A
4: 25A
5: 30A
フルスケール1mA、内部抵抗4.9Ωの電流計を使って50mAまでの電流を測定できるようにしたい。正しいのはどれか。
1: 1.00Ωの抵抗を電流計に直列に接続する。
2: 0.49Ωの抵抗を電流計に並列に接続する。
3: 0.10Ωの抵抗を電流計に直列に接続する。
4: 1.00Ωの抵抗を電流計に並列に接続する。
5: 0.10Ωの抵抗を電流計に並列に接続する。
脳波計測について正しいのはどれか。
1: 脳波計の入力インピーダンスは約1kΩである。
2: シールドルームの目的は地磁気の遮断である。
3: 針電極は皿電極より電極インピーダンスが高い。
4: 電極のインピーダンスが高いと雑音を誘導しやすい。
5: 電極の頭皮上の配置を誤ると感電事故につながる。
接地洩れ電流を測定する際、測定器は図に示すA~Eのどの間に入れればよいか。ただし、測定は装置を動作状態にして行う。
1: A-B間
2: B-C間
3: C-D間
4: D-E間
5: E-A間
図に示す回路のA-B間の電圧を入力インピーダンス10kΩのアナログテスタで測定したところ4.5Vを示した。これを入力インピーダンス10MΩのディジタルテスタで測定したとすると、およそ何Vを示すか。
1: 3
2: 4.5
3: 6
4: 7.5
5: 9
病院電気設備の安全基準(JIS T 1022)で誤っているのはどれか。
1: 医用接地極の接地抵抗値は10Ω以下を原則とする。
2: 非接地配線方式の電路には絶縁監視装置を設ける。
3: 瞬時特別非常電源の立ち上がり時間は1秒以内である。
4: 非常電源が供給されている医用コンセントは赤色とする。
5: 心臓カテーテル検査室には等電位接地設備を設ける。
定格10AのME機器の電源プラグの接地刃と金属外装との間にJIS T 0601-1の試験法に基づく電流を流し、その間の電位差を測定したところ3.0Vであった。接地線抵抗[mΩ]はいくらか。
1: 100
2: 120
3: 150
4: 200
5: 300
電気メスで誤っているのはどれか。
1: 数100kHz~数MHzの高周波電流が用いられる。
2: 負荷抵抗は200~1,000Ωである。
3: 凝固にはバースト波が用いられる。
4: 出力200Wのとき対極板接触面積150cm2は安全域である。
5: 出力回路にはコイルが挿入されている。
図に示す回路において、抵抗Rに流れる電流を測定したい。内部抵抗5Ωの電流計を抵抗Rと直列に挿入して測定すると約何%の誤差が生じるか。ただし、Rの値はおよそ200Ωであり、計器は正確に校正されているものとする。
1: 0
2: 0.01
3: 0.025
4: 0.1
5: 0.4
非接地配線方式について誤っているのはどれか。
1: 絶縁変圧器の2次側電路は接地してはいけない。
2: 2次側電路の定格電圧は単相2線式100Vでなければならない。
3: 絶縁変圧器の2次巻線から1次巻線への漏れ電流の許容値は0.1mA以下である。
4: 絶縁変圧器を用いることによってミクロショックを防止できる。
5: 電源線の1線地絡事故に際しても他の医用電気機器に電力を供給することができる。
医用電気機器の漏れ電流の許容値で正しいのはどれか。
1: 接地漏れ電流の単一故障状態は正常状態の10倍である。
2: 外装漏れ電流は装着部の種類によらず正常状態で0.1mAである。
3: CF形装着部の患者漏れ電流-Iの交流値は直流値の10倍である。
4: 患者漏れ電流-IIはBF形装着部の単一故障状態で定義されている。
5: CF型装着部の患者漏れ電流-IIIは正常状態で0.01mAである。
等電位接地について正しいのはどれか。
1: 主たる目的はマクロショックの防止である。
2: 接地には電気抵抗10Ω以下の導線を用いる。
3: 患者周囲の絶縁された部分を接地する。
4: 心臓カテーテル検査室に設ける必要がある。
5: 接地線は複数の医用接地センタに分散させて接続する。
ある心電計の患者測定電流の1つを測定したい。漏れ電流測定用器具(MD)はどこに入れればよいか。
1: 右手誘導コードと機器の接地端子との間
2: 右手誘導コードと左手誘導コードとの間
3: 左手誘導コードと壁面接地端子との間
4: 信号入力部と壁面接地端子との間
5: 信号出力部と胸部誘導V1のコードとの間
電気メスの出力測定を行うため、負荷として500Ωの無誘導抵抗器と熱電形高周波電流計を直列に接続した。高周波電流計の指示値が500mAであった。出力は何Wか。
1: 75
2: 100
3: 125
4: 150
5: 250
生体電気計測について正しいのはどれか。
a: 電極静止電位は小さい方がよい。
b: Ag-AgC1電極は不分極電極である。
c: 差動増幅器の入力インピーダンスは小さい方がよい。
d: 皮膚インピーダンスは抵抗と静電容量の直列接続で表される。
e: 分極電圧は皮膚と電極との間に生じる直流電圧である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
図のように、テレメータ心電図モニタで心電図をモニタしていた。このテレメータの入力回路の入力インピーダンスは10MΩで、両電極の生体接触インピーダンスはそれぞれ50kΩであった。このテレメータの電極リード差込口に生理食塩液が垂れて、差込口間の抵抗が20kΩになった。この場合、受診モニタで観測されるR波の大きさは本来の大きさのおよそ何%になるか。
1: 120
2: 40
3: 20
4: 17
5: 0.2
誤差率2%の抵抗器の両端電圧を誤差率4%の電圧計で測定した。測定結果から算出した電流値に含まれる最大の誤差(誤差率[%])に最も近いのはどれか。
1: 2
2: 3
3: 4
4: 6
5: 8
定格電圧100 V、定格電力1kw、の医用電気機器の接地線抵抗を測定するときにJIS T 0601-1で定めている測定電流[A]はどれか。
1: 10
2: 15
4: 25
5: 30
接地線の点検について誤っているのはどれか。
a: 線の色が黄と緑の縞になっていることを確認する。
b: 接地線の抵抗はテスタの抵抗レンジによって正確に測定できる。
c: 簡易接地線抵抗測定法はジュールの法則に基づいている。
d: 接地抵抗は0.1Ω以下であればよい。
e: 接地線抵抗測定は4端子法で行う。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
JIS T 0601-1で規定された医用電気機器で単一故障状態における漏れ電流の許容値について正しいのはどれか。
1: 接地漏れ電流では正常状態の5倍である。
2: 外装漏れ電流は接地漏れ電流の単一故障状態の5倍である。
3: 患者漏れ電流Ⅰでは正常状態の5倍である。
4: 患者漏れ電流Ⅱは患者漏れ電流Ⅰの単一故障状態の5倍である。
5: 患者漏れ電流Ⅲは患者測定電流の単一故障状態の5倍である。
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