流体の粘弾性について正しいのはどれか。
1: 粘度(粘性率)は流体の「流れやすさ」を表わす物性値である。
2: 血液の粘度はヘマトクリット値に強く依存する。
3: 毛細血管を流れる血液はニュートン流体と見なせる。
4: 水は非ニュートン流体である。
5: レイノルズ数は粘性率と同じ単位を持つ。
生体の力学的特性について誤っているのはどれか。
1: 筋の力学的特性には異方性がある。
2: 血管の力学的特性は非線形である。
3: 軟部組織はダッシュポットとバネとの並列モデルで表現される。
4: 骨のヤング率は鉄材の値とほぼ同じである。
5: 筋では荷重と収縮速度との間にHillの式が成立する。
円管内を流れる粘性流体について誤っているのはどれか。
1: 粘性率は流れにくさを表わす。
2: レイノルズ数は流れの相似性を与える数値である。
3: 流速が速いほど乱流になりやすい。
4: 粘性が高いほど乱流になりやすい。
5: 層流の場合、ポアズイユの式が適用できる。
円筒管内の流れについて誤っているのはどれか。
1: 流れが遅いときは層流となる。
2: 管の内径が大きいほど乱流となりやすい。
3: ある速度以上で乱流となるとき、その境界のレイノズル数を臨界レイノルズ数という。
4: 臨界レイノルズ数はおよそ100である。
5: レイノルズ数は1000を超えることもある。
正しいのはどれか。
1: 筋組織は骨よりもヤング率が大きい。
2: 筋組織のヤング率は直交方向よりも走行方向の方が大きい。
3: 生体軟組織のポアソン比はおよそ0.5 である。
4: 生体軟組織の体積弾性率はヤング率よりも小さい。
5: 動脈血管の円周方向の最大変形は10% 程度である。
a: ずり応力がずり速度に比例する流れをハーゲン・ポアズイユ流れという。
b: 剛体管内の層流の単位時間の流量は粘性率が大きいほど多い。
c: レイノズル数は流れの速度に比例する。
d: 長い剛体管内では臨界レイノルズ数以下の流れは層流である。
e: レイノルズ数は速度と同じ次元をもつ。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
誤っているのはどれか。
a: 流体のずり応力とずり速度の比を粘性率という。
b: 粘性が流速や圧力などにより変化する流体をニュートン流体という。
c: ハーゲン・ポアゼイユの公式では流量は流体の粘性率に比例する。
d: 粘性率が0の流体を完全流体という。
e: 層流から乱流に変わる境界におけるレイノルズ数を臨界レイノルズ数という。
レイノルズ数について誤っているのはどれか。
1: 単位はPa・sである。
2: レイノルズ数が等しい流れは相似的である。
3: 臨界レイノルズ数を超えると流れが乱流になる。
4: 流速が同じ場合、粘性の大きな流体では値が小さくなる。
5: 流速が同じ場合、管の径が大きいほど値が大きくなる。
内直径8mmの血管の中を粘性率が0.002Pa・s、密度が1060kg/m3の血液が平均速度0.2m/sで流れている時、おおよそのレイノルズ数はどれか。
1: 0.8
2: 8
3: 80
4: 800
5: 8000
1: 体液の約2/3は細胞内にある。
2: 血漿タンパク質は毛細血管を通過できる。
3: 血漿タンパク質は膠質浸透圧を維持している。
4: 体重あたりの水分量は大人より乳幼児のほうが多い。
5: カリウム濃度は細胞外よりも細胞内のほうが高い。
血液の流れについて正しいのはどれか。
a: 流速は血管壁付近より中心付近の方が速い。
b: ずり速度(200/s以下)が小さいほど血液粘度は大きくなる。
c: ヘマトクリット値が高いほど血液粘度は小さくなる。
d: 血液はニュートン流体とみなせる。
e: 細い血管では心拍動に伴って乱流が生じる。
a: 生体の水分量は重量比で約60%である。
b: 血液の粘度は水に比べて小さい。
c: 細胞外液は非流動性の液体である。
d: エックス線は原子レベルでの情報を与える。
e: 血漿は弱アルカリ性である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
ニュートン流体について正しいのはどれか。
a: 流れる際に流体内部にずり応力を生じる。
b: ずり応力はずり速度に比例する。
c: 粘性率はずり速度に依存する。
d: 非定常流は生じない。
e: 血清はニュートン流体である。
a: 血漿の物性は白血球数できまる。
b: 血液循環は生体内輪送作用の一つである。
c: 細胞への物質輸送には組織圧が関係する。
d: 細胞膜の電気容量は1μF/cm2程度である。
e: 生体が興奮現象を生じていることを生体の受動的性質という。
血液では、流速が小さいときよりも大きいときのほうが粘性率が小さい。この性質を表すのはどれか。
1: ポアゼイユの流れ
2: ベルヌーイの定理
3: レイノルズ数
4: 非ニュートン流体
5: トリチェリの定理
直径1cmの大動脈内の血流速度が50cm/sであるときのレイノルズ数はどれか。ただし、血液密度は1.05×103 kg/m3 、血液の粘性率は3.0×10-3 Pa・s とする。(生体物性材料工学)
1: 1000
2: 1250
3: 1500
4: 1750
5: 2000
a: 流体のずり応力とずり速度との比を粘性率という。
b: 粘性率が流速によって変化する流体をニュートン流体という。
e: レイノルズ数が大きくなると層流から乱流に変わる。
a: 非ニュートン流体ではずり応力はずり速度に比例する。
b: キャッソンの式は非ニュートン流体の流動関係を表す式の一つである。
c: 血液の流れはキャッソンの式によく従う。
d: 血液も血漿もニュートン流体である。
e: 血管径が0.4mm以下になると、血管径の減少に伴ってみかけの粘性は増加する。
内部の直径 20mm のまっすぐな血管内を粘性係数 0. 004 Pa・s の血液が平均流速 0.2 m/s で流れている。この流れのレイノルズ数はどれか。ただし、血液の密度は1×103 kg/m3 とする。
1: 1
2: 20
3: 500
4: 1000
5: 5000
生体組織の力学的性質で誤っているのはどれか。
1: ヤング率が大きな組織ほど応力に対するひずみが大きい。
2: 生体軟組織のポアソン比は約0.5 である。
3: 粘弾性体である筋組織のひずみと応力の関係はヒステリシスを示す。
4: 筋組織は腱に比べて引っ張りに対する変形の割合が大きい。
5: 血液の粘性係数は生体軟組織に比べて小さい。
Showing 21 to 40 of 87 results