流体の粘弾性について正しいのはどれか。
1: 粘度(粘性率)は流体の「流れやすさ」を表わす物性値である。
2: 血液の粘度はヘマトクリット値に強く依存する。
3: 毛細血管を流れる血液はニュートン流体と見なせる。
4: 水は非ニュートン流体である。
5: レイノルズ数は粘性率と同じ単位を持つ。
直径1cmの大動脈内の血流速度が50cm/sであるときのレイノルズ数はどれか。ただし、血液密度は1.05×103 kg/m3 、血液の粘性率は3.0×10-3 Pa・s とする。(生体物性材料工学)
1: 1000
2: 1250
3: 1500
4: 1750
5: 2000
円管の中を粘性流体が層流で流れている。同じレイノルズ数になるのはどれか。
a: 平均流速 0.5 倍、円管の長さ 2 倍
b: 粘性率 2 倍、円管の長さ 0.5 倍
c: 平均流速 2 倍、円管の内径 2 倍
d: 平均流速 0.25 倍、円管の内径 4 倍
e: 粘性率 2 倍、円管の内径 2 倍
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液では、流速が小さいときよりも大きいときのほうが粘性率が小さい。この性質を表すのはどれか。
1: ポアゼイユの流れ
2: ベルヌーイの定理
3: レイノルズ数
4: 非ニュートン流体
5: トリチェリの定理
内直径10mmの円管の中を動粘度4#10-6m2/sの流体が速度1m/sで流れているときのレイノルズ数はどれか。ただし、動粘度は、粘度/密度である。
1: 40
2: 250
3: 400
4: 2500
5: 4000
ニュートン流体について正しいのはどれか。
a: ずり速度とずり応力は比例する。
b: 見かけの粘性はずり速度とともに変化する。
c: キャッソン降伏値を有する。
d: 塑性流動を示す。
e: 血漿はほぼニュートン流体と考えてよい。
直円管内の流れについて正しいのはどれか。
1: ハーゲン・ポアゼイユの式は流れが遅いと成立しない。
2: 乱流は層流に比べて撹拌が盛んである。
3: 流れが遅いと乱流になりやすい。
4: 流体の粘性率が低い方が層流になりやすい。
5: 連続の式は乱流では成立しない。
a: 流れる際に流体内部にずり応力を生じる。
b: ずり応力はずり速度に比例する。
c: 粘性率はずり速度に依存する。
d: 非定常流は生じない。
e: 血清はニュートン流体である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
内直径8mmの血管の中を粘性率が0.002Pa・s、密度が1060kg/m3の血液が平均速度0.2m/sで流れている時、おおよそのレイノルズ数はどれか。
1: 0.8
2: 8
3: 80
4: 800
5: 8000
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