第10回国試午前67問の類似問題

ME2第33回午後:第41問

ある単相性除細動器を点検した。異常または不適当なのはどれか。

1: 試験用負荷抵抗として500Ωを接続した。

2: 充電した後、電源スイッチをオフにしたら内部放電した。

3: 通電電極と外装との間の静電容量が大きかったので危険と判断した。

4: 体内(直接)通電電極を接続し250Jに設定したところ充電できなかった。

5: R波同期スイッチをオンにした状態で通電ボタンを押しても出力が出なかった。

国試第6回午前:第80問

体表電気計測について正しいのはどれか。

a: 電極ペーストは皮膚のインピーダンスを低下させる。

b: 体表面電極の静止電位は体動によって変動することがある。

c: 皮膚が乾燥すると皮膚インピーダンスは低下する。

d: 電極に電流を流さないでおくと分極電圧が発生する。

e: 生体内部のインピーダンスは一般に皮膚のインピーダンスより低い。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午後:第75問

電気の生体に与える影響について正しいのはどれか。

a: 最少感知電流は離脱限界電流より小さい。

b: 生体に離脱限界以上の電流が流れると行動の自由を失う。

c: ミクロショック心室細動電流はマクロショック心室細動電流の1/100である。

d: 手に20mAの商用交流が流れても行動の自由は失われない。

e: 高周波電流は生体に熱作用をもたらす。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第17回午後:第81問

交流電流(周波数<100kHz)が人体に流入する場合、正しいのはどれか。

1: 人体内に定在波が生じる。

2: 離脱電流とは刺激のために筋肉が弛緩してしまう電流閾値である。

3: 周波数が高いほど感知電流は低い。

4: 感知電流以下でも電流が直接心臓に流入すれば心室細動を発生し得る。

5: 電流密度が等しい場合、筋組織は脂肪組織より大きなジュール熱を発生する。

国試第6回午後:第57問

心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。

a: 体外式ペースメーカは頻脈性不整脈の治療に使用する。

b: 植込み式ペースメーカの出力などのパラメータは体外から変更できない。

c: VVIペースメーカでは自己心拍により刺激発生が抑制される。

d: パルス振幅は約5V、パルス幅は約1msである。

e: リチウム電池の寿命は約2年である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第9回午前:第55問

体表面電極を用いた生体電気計測について正しいのはどれか。

a: 不分極電極にはぺーストは不要である。

b: 皮膚は乾燥するとインピーダンスが小さくなる。

c: 四肢誘導心電図の振幅は1mVを超えることがある。

d: 電極の静止電位は100mVを超えることがある。

e: 同相雑音を減らすには差動増幅器を用いるのが有効である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第32回午前:第48問

体外式除細動器に関連する分類方法について誤っているのはどれか。

1: モノポーラ電極とバイポーラ電極

2: 手動と半自動

3: 体外通電と体内直接通電

4: R波同期とR波非同期

5: 単相性と二相性

国試第30回午前:第44問

正しいのはどれか。

a: 2.4GHzの電磁波は非電離放射線である。

b: 携帯電話で使用される周波数は約500 kHzである。

c: 小電力医用テレメータは出力が規定値以内であれば任意の周波数を用いてよい。

d: 心電計に電磁障害が起きると患者測定電流が増加する。

e: 電気メス使用時は心臓ペースメーカを固定レートにする。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第7回午後:第74問

誤っているのはどれか。

1: 生体内に皮膚を通して伝達される物理的エネルギーの密度が100mW/cm2以上になると不可逆的障害を引き起こす。

2: 神経・筋細胞を興奮させる低周波電流密度は約1mA/cm2以上である。

3: 電撃で人体に最も危険な周波数帯域は50~100Hzである。

4: 高周波電磁波は10W/cm2以上になって初めて熱傷を引き起こす。

5: 超音波によるキャビテーション(空洞化現象)は10W/cm2で起こる。

国試第31回午前:第35問

電気メスで正しいのはどれか。

1: 300~500kHz帯の電流を用いる。

2: 切開モードでは断続波を用いる。

3: 導電接触形対極板は静電接触形対極板より接触インピーダンスが大きい。

4: 高周波漏れ電流の許容値は500mA以内である。

5: 負荷抵抗10Ωでキャリブレーションする。

国試第19回午前:第77問

電撃について正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)

a: 人体の反応は電流の流出入部位によって異なる。

b: His束心電図検査は、心室細動が発生しないように注意して行われる。

c: 皮膚に0.1mAの商用交流電流が流れるとビリビリと感じる。

d: 体表から受ける電撃によって起こる事故死の多くは心筋症によるものである。

e: ミクロショックの場合数μAの商用交流電流でも危険である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第62問

心房細動の治療に除細動器を使用した際、通電スィッチを入れたにもかかわらず作動しなかった。原因として考えられるのはどれか。

a: 電極のペーストが不足していた。

b: 対極板をつけ忘れていた。

c: 術者がゴム手袋をしていなかった。

d: R波同期出力装置が不良で作動しなかった。

e: 電極ケーブルが断線していた。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第29回午後:第34問

心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。

a: 胸腔内にジェネレータ(本体)を留置する。

b: NBG(ICHD)コードの第二文字はセンシング部位を表す。

c: パルス幅は0.5 ms 前後である。

d: 電極装着直後は刺激閾値の低下が続く。

e: 体外式ペースメーカの出力点検時には50Ωの負荷抵抗を接続する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e