第8回国試午前57問の類似問題

ME2第35回午前:第57問

生体用表面電極について正しいのはどれか。

1: 電極の表面積と電極電位は反比例する。

2: 銀‐塩化銀電極とステンレス電極を併用すると電極電位の差が大きくなる。

3: 電極の接触インピーダンスが小さいほうが筋電図の影響が出やすい。

4: 銀‐塩化銀電極に電極用ペーストを塗布すると電極電位を小さくできる。

5: 電極の表面積が大きいほど交流雑音(ハム)の影響を受けやすい。

ME2第39回午後:第22問

脳波記録について誤っているのはどれか。

1: 検査前に電極と人体との接触抵抗を測定する。

2: 単極導出では耳垂を基準電極とする。

3: 双極導出では頭皮上の2点間の電位差を導出する。

4: ニュートラル電極は後頭部に装着する。

5: 各種誘導の組み合わせをモンタージュという。

ME2第39回午後:第23問

皮膚から導出する誘発筋電図記録について誤っているのはどれか。

1: 刺激電極は水をしみ込ませたフェルトを用いる。

2: 単極の刺激電極を用いる。

3: 目的の神経を刺激できているかは波形で確認する。

4: 神経伝導速度は近位・遠位部の2点間の電位検出の時間差から算出する。

5: 導出には導電性ペーストを塗布した銀-塩化銀電極を用いる。

国試第6回午前:第86問

正しいのはどれか。

a: 生体の電気特性の測定によって循環や呼吸に関する情報が得られる。

b: 生体インピーダンス測定は無侵襲的患者監視に適する。

c: 電気による測定から、逆推定によって容易に生体電気特性の絶対値が得られる。

d: 脂肪層の導電率は筋肉層の導電率より大きい。

e: 生体内の電磁波の波長は自由空間での波長と異なる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午前:第53問

心電計について正しいのはどれか。

a: 電極インピーダンスは周波数に依存しない。

b: 電極ぺーストは皮膚-電極間のインピーダンスを下げる。

c: 時定数回路は不必要な周波数成分を減少させる。

d: 標準肢誘導にはゴールドバーガーの法則が適用される。

e: ミネソタコードは不整脈の検出のパラメータである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第31回午後:第1問

筋電図計測について誤っているのはどれか。

1: 運動神経伝導速度の測定には針電極を用いる。

2: 表面筋電図の周波数帯域は針筋電図に比べ狭い。

3: 針筋電図の低域遮断フィルタの時定数は0.03sに設定する。

4: 運動単位(MU)の観察には針電極を使用する。

5: 単一筋線維電極には高入力インピーダンス増幅器を要する。

ME2第35回午後:第4問

生体用電極で接触面積が小さいほうが望ましいのはどれか。

1: 心電図モニタ用電極

2: 電気メスの対極板

3: 除細動器のパドル電極

4: 体脂肪率測定用電極

5: 植込み型ペースメーカの刺激電極

ME2第30回午後:第24問

誘発筋電図の電気刺激について誤っているのはどれか。

1: パルス幅が0.1~1msの短形のパルスを用いる。

2: 定電圧刺激と定電流刺激がある。

3: 針電極を使用する。

4: 皮下脂肪の多い人には強い刺激が必要である。

5: 感覚神経伝達時間の測定は刺激に同期して加算平均を行う。

国試第20回午前:第55問

脳波計測について誤っているのはどれか。(生体計測装置学)

1: 脳波計の入カインピーダンスは10kΩ程度である。

2: 標準感度は50μV/5mmである。

3: 商用交流からの静電誘導は雑音の原因となる。

4: 移動平均法は筋電図の除去に利用される。

5: 導出電極は円板状皿電極が用いられる。

国試第26回午後:第28問

誘発脳波計測について正しいのはどれか。

a: 脳死判定の補助診断に利用される。

b: 刺激に同期して加算平均処理を行う。

c: 計測にホール素子を用いる。

d: 刺激を加える周期を潜時という。

e: 電極配置には標準12誘導を用いる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第31回午後:第85問

生体の電気特性について誤っているのはどれか。

1: 骨格筋は大きな電気的異方性を示す。

2: 血液の導電率は肝臓の導電率よりも高い。

3: 周波数の増加とともに導電率は低下する。

4: 細胞膜の電気容量は1cm2あたり1μF程度である。

5: 周波数が高い電流ほど電気的感受性が低下する。

国試第15回午前:第56問

心電図計測について正しいのはどれか。

1: 電極インピーダンスの主要成分はインダクタンスである。

2: 校正曲線の高さは標準で50mmである。

3: サーマルヘッド式はガルバノメータ式より周波数特性が優れている。

4: 除細動器の影響は時定数回路で除去できる。

5: 電気メスとの併用には有線式のモニタより無線式のモニタが有利である。

ME2第33回午後:第1問

心電計で入力インピーダンスの大きな増幅器が用いられる理由はどれか。

1: 電極の分極電圧を低減する。

2: 電極接触インピーダンスの影響を低減する。

3: 増幅回路の消費電力を低減する。

4: 筋電図の混入を低減する。

5: 外装漏れ電流を低減する。

国試第29回午後:第85問

生体の電気特性について誤っているのはどれか。

1: 低周波では誘電率が大きい。

2: 骨格筋は異方性が大きい。

3: 細胞膜は大きな電気容量をもつ。

4: α分散はイオンの集散に起因する。

5: β分散は約GHzで生じる。

ME2第29回午後:第9問

ペースメーカについて正しいのはどれか。

1: 刺激パルスは正弦波交流である。

2: 刺激パルス電圧は1mV程度である。

3: 刺激電極は大動脈基部に留置する。

4: ペースメーカ本体の植込みは通常腹腔内である。

5: 刺激電極は自己心拍を検出する役目もある。

ME2第30回午後:第18問

心電図電極について誤っているのはどれか。

1: 分極は電極と電解液の界面に起こる電気化学反応である。

2: 電極でイオン電流を電子の流れに変換する。

3: 銀-塩化銀電極は分極電圧が小さい。

4: 電極インピーダンスは電極面積が大きいと高くなる。

5: 新しい電極は分極電圧の初期ドリフトを生じる。

国試第36回午後:第26問

誘発脳波計測について誤っているのはどれか。 

1: 脳手術時のモニタリングに利用される。 

2: 刺激から潜時をもって誘発電位が現れる。 

3: 刺激に同期して誘発電位の加算平均処理を行う。 

4: 聴性誘発電位計測にはクリック音が用いられる。 

5: 安静時脳波よりも誘発脳波の電位変動は大きい。 

ME2第38回午前:第44問

生体組織や細胞の電気的特性について誤っているのはどれか。

1: 低周波での導電率は高周波での導電率より高い。

2: 血液の導電率は骨格筋の導電率より高い。

3: 低周波での誘電率は高周波での誘電率より高い。

4: 肝臓の誘電率は骨の誘電率より高い。

5: 細胞内液の導電率は細胞膜の導電率より高い。

ME2第37回午前:第42問

誘発筋電図検査について正しいのはどれか。

1: 電気刺激にはパルス幅0.1~0.5msの波形を用いる。

2: アイソレータはミクロショックを防ぐために用いる。

3: 運動神経伝導速度の測定には針電極を用いる。

4: 筋の機械振動を音で確認するためにスピーカを用いる。

5: 検出回路の時定数は1sとする。

国試第9回午後:第81問

生体の電気的特性で誤っているのはどれか。

1: 低周波では誘電率が異常に大きい。

2: 電気定数が周波数に依存して変化することを周波数分散という。

3: α分散は約20GHzで観察される。

4: β分散が観察される周波数は臨床工学で多く用いられる。

5: γ分散は水分子の誘電分散によって生じる。