信号処理について正しいのはどれか。
a: 最高200Hzの周波数成分を含むアナログ信号をA/D変換するときのサンプリング(標本化)周波数は400Hz以上でなければならない。
b: 加算平均法は信号の周波数成分(スペクトル)を求めるのに有効である。
c: 高速フーリエ変換(FFT)は雑音中の信号の波形を再現するのに有効である。
d: 繰り返しのある信号をN回加算平均すると信号対雑音比(S/N)は1/√N倍に低下する。
e: 計算機内のデータベースをペンレコーダに連続量として描かせるにはD/A変換が必要である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
AD変換について正しいのはどれか。
a: フラッシュ型AD変換器は高速変換に不向きである。
b: 量子化ビット数を増やすと量子化誤差が小さくなる。
c: 10kHzの信号を20kHzより低い周波数で標本化すると、元の信号を復元できない。
d: 多チャンネル同時AD変換には、標本化保持(サンプルホールド)回路を用いる。
e: LSBに対応した電圧が大きいほど量子化誤差が小さい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
信号処理について正しいのはどれか。
a: 含まれる最高周波数が100Hzである時系列信号をA/D変換するには100Hzのサンプリング周波数を用いる。
b: 角周波数ωと周波数fとの間の関係はf=2πωで表される。
c: 不規則雑音に埋もれた信号を1000回加算平均すると雑音成分はもとのになる。
d: 時系列信号の周波数成分を知るにはフーリエ変換が有効である。
e: 時系列信号のA/D変換では標本化の前に量子化を行う。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生体信号の伝送について正しいのはどれか。
a: 時分割方式により信号伝送の多重化を図ると復調操作が不要となる。
b: 振幅変調(AM)は周波数変調(FM)よりも雑音の混入に対して強い。
c: 光ファイバを用いると伝送情報量がきわめて大きく、画像データの伝送も容易となる。
d: パルス符号変調(PCM)は雑音の混入に対して最も強い方式である。
e: パルス符号変調(PCM)は信号の大きさをパルスの数に変えて信号伝送を行う。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
信号を伝送するときの変調方式について誤っているのはどれか。
1: 宇宙通信のように耐雑音特性が強く要求されるときには、回路が複雑になってもPCM(パルス符号変調)が使われる。
2: FMはAMより耐雑音特性は悪いが周波数帯域を広く使わなくて済む利点がある。
3: PWMは振幅の変化を生じさせる雑音に強い性質がある。
4: 信号を変調する際には、信号のサンプリングに関する標本化定理を満足しなければならない。
5: 伝送方式によっては、FM-FMあるいはPWM-FMなどの多重変調方式をとることもある。