第38回午後第93問の類似問題

第40回午前:第77問

前頭葉損傷を受けた高次脳機能障害患者に特徴的でないのはどれか。  

1: 計画性の喪失

2: 処理スピードの低下

3: 自発性の減弱

4: 左右障害

5: 易刺激性

第40回午前:第78問

前頭葉損傷を受けた高次脳機能障害患者に特徴的でないのはどれか。  

1: 計画性の喪失

2: 処理スピードの低下

3: 自発性の減弱

4: 左右障害

5: 易刺激性

第48回午後:第31問

脳卒中患者で大脳皮質の病変と比べて視床の病変でみられやすい症状はどれか。  

1: 視野狭窄

2: 病態失認

3: 運動失調

4: 弛緩性片麻痺

5: 空間認知の低下

第38回午前:第50問

パーキンソン病の症状と比べて脊髄小脳変性症の症状をよく表しているのはどれか。  

1: 罫線の間隔に収まる文章が書けない。

2: ブザー音を合図に動き出すまでに時間がかかる。

3: 体幹の回旋運動と逆の方向に頸を回旋することが難しい。

4: 光の点滅で手を打つと反復回数に連れタイミングのずれが大きくなる。

5: ポケットから手探りで目的物をつかみ出すとき小さなものの方が容易にできる。

第38回午前:第56問

橈骨神経麻痺でみられるのはどれか。  

1: 母指の内転ができない。

2: ボタンがかけづらい。

3: 母指と示指で輪ができない。

4: 母指と小指の対立ができない。

5: 指差しができない。

第55回午前:第43問

認知症患者とのコミュニケーション上の配慮で最も適切なのはどれか。  

1: にぎやかな環境で話す。

2: 指示は詳細なものにする。

3: 身振り手振りは使わない。

4: 沈黙した場合は話題を変える。

5: 話題は本人と関係のあるものにする。

  • 答え:5
  • 解説:認知症患者とのコミュニケーションでは、患者が話に興味を持ちやすく、返答が行いやすいように、本人と関係のある話題にすることが最も適切です。
  • にぎやかな環境では、認知症患者が周囲に注意が向いてしまいやすくなるため、静かな環境で話すことが望ましいです。
  • 認知症患者に伝える指示は、簡潔に表現して伝えることが望ましいです。詳細に伝えると情報量が多くなり、混乱を生じやすくなります。
  • 認知症患者とのコミュニケーションでは、適宜身振り手振りを用いることで、患者が内容を理解しやすいようにするとよいです。身振り手振りを使わないことは適切ではありません。
  • 認知症患者が沈黙した場合でも、その間に患者自身が返答を考えている可能性があるため、すぐに話題を変えるべきではありません。質問の仕方を変えるなどの工夫を行うとよいです。
  • 認知症患者とのコミュニケーションでは、患者が話に興味をもち、返答が行いやすいよう、本人と関係のある話題にすることが最も適切です。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第44回午後:第100問

小児自閉症でみられるのはどれか。  

1: ごっこ遊びをする。

2: 人見知りをしない。

3: 新しい環境を好む。

4: おとぎ話を聞きたがる。

5: 身振りで意思を伝える。

第38回午前:第10問

30歳の女性。外傷性脳損傷。3か月前の追突事故による前頭葉症状が主症状である。運動麻痺は軽微である。簡単な日常会話は可能であるが概念操作などの抽象思考が障害されている。この患者に構成行為評価のためブロックデザイン検査を行った。この患者で認めにくいのはどれか。  

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第36回午前:第92問

アルツハイマー型認知症患者の作業療法場面でみられないのはどれか。  

1: 語間代によるコミュニケーションの低下

2: まだら認知症による作業能力の低下

3: 記銘力低下による作業手順の混乱

4: 失見当識による作業時間の間違い

5: 人格変化による孤立化

第57回午後:第17問

64歳の女性。右利き。脳梗塞。約1か月前に左大脳に発症。現在は聴覚理解に問題はないが、発語は非流暢かつ緩徐である。話す言葉の量は少なく、発語の際には多大な努力を要している。四肢の麻痺はみられない。この患者への対応として正しいのはどれか。  

1: 患者の話す内容が文法的に誤っていれば医療者が即座に細かく修正する。

2: 患者が「はい」「いいえ」で答えることができるように質問する。

3: 医療者が口頭で説明をするときにはジェスチャーを交える。

4: コミュニケーションエイドを導入する。

5: 患者にメモをとるように指導する。

第42回午前:第13問

65歳の男性。意識が消失し緊急入院となった。発症後2日目においても意識障害は重度である。MRI拡散強調画像(別冊No.2A、B)を別に示す。その後、意識状態が改善した。歩行が困難であるにもかかわらず、ひとりでベッドから立ち上がろうとする。この患者に認められる可能性が高い症状はどれか。 

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1: 右手は自由に動かせるが、ジャンケンのチョキが模倣できない。

2: 5つの物品の中から指示した物を選択できない。

3: 「左手足は動きますか」と聞くと「はい」と答える。

4: 指示に対して右手足をほとんど動かせない。

5: 眼鏡を見て「めがね」と呼称できない。

第39回午後:第73問

前頭葉障害で出現しやすい症状はどれか。  

1: 幻聴

2: 視覚失認

3: 着衣失行

4: 発動性低下

5: ウェルニッケ失語

第36回午前:第70問

失語症状について誤っているのはどれか。  

1: 話す、聞く、読む、書く、計算が障害される。

2: 評価法としてSLTA、WABが用いられる。

3: 物品名が言えても使用方法で混乱する。

4: センテンスの長短で理解度が変わる。

5: ブローカ失語では復唱が困難である。

第52回午前:第97問

小児自閉症について正しいのはどれか。  

1: 学童期に発症する。

2: 脊椎変形を生じる。

3: 女児より男児に多く出現する。

4: 精神遅滞を伴うことは稀である。

5: 大部分の症例でてんかんを認める。

第42回午前:第84問

球麻痺でみられないのはどれか。  

1: 舌筋の萎縮

2: 下顎反射の亢進

3: 軟口蓋の挙上不全

4: 嗄声

5: 嚥下困難

第37回午前:第72問

脳卒中片麻痺患者にみられる症状で転倒と関連が少ないのはどれか。  

1: 痴呆

2: 深部感覚障害

3: 夜間せん妄

4: 視空間失認

5: 失語症

第40回午前:第27問

脳性麻痺児のハンドリングで適切でないのはどれか。  

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第45回午後:第45問

神経症性障害の特徴はどれか。  

1: 1. 強迫行為は作業遂行を妨げる。

2: 2. 離人症は医療機関を変更しやすい。

3: 3. 転換性障害には心因性健忘が生じる。

4: 4. 身体化障害では症状が固定しやすい。

5: 5. 心気症状は作業療法中にはみられない。

第54回午後:第98問

器質性精神障害の急性期の症状として最もみられるのはどれか。  

1: 失語

2: せん妄

3: 知能低下

4: 性格変化

5: 健忘症候群

  • 答え:2
  • 解説:器質性精神障害は身体疾患に伴う精神障害で、急性期に最も見られる症状はせん妄です。せん妄は意識混濁を背景とし、不安や精神運動興奮、錯覚、幻覚などさまざまな精神症状を伴う状態です。
  • 失語は巣症状であり、脳外傷や脳梗塞が原因となった場合に生じることがある。ただし、一般に慢性期の症状であるため、急性期の症状としては不適切です。
  • せん妄は、意識混濁を背景とし、不安や精神運動興奮、錯覚、幻覚などさまざまな精神症状を伴う状態であり、器質性精神障害の急性期にみられやすい症状です。このため、正しい選択肢です。
  • 知能低下は、脳血管障害による器質性精神障害により認知機能の低下が生じることがあるが、慢性期の症状であるため、急性期の症状としては不適切です。
  • 性格変化は、Alzheimer型認知症などで病期が進んだ場合に症状を呈することがあるが、急性期の症状としては不適切です。
  • 健忘症候群は、前向性健忘と逆向性健忘を伴い、全般的な知的機能低下のないものを指す。病巣によっては健忘症候群を伴うこともあるが、慢性期の症状であるため、急性期の症状としては不適切です。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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