膝関節伸展位で足背屈の関節可動域測定をしたところ、可動域制限が認められた。次に、膝関節屈曲位で測定したところ可動域制限は認められなかった。短縮している筋はどれか。
1: 大腿直筋
2: 大腿二頭筋長頭
3: 半膜様筋
4: 腓腹筋
5: ヒラメ筋
図は関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)を示している。誤っているのはどれか。
1: 母指の対立を評価する。
2: 母指先端と小指基部との距離で表示する。
3: 母指MP関節とIP関節の総和の可動域を表す。
4: 把持機能の情報を提供する。
5: 患者個人の経過が把握できる。
35歳の女性。右上腕切断・標準断端。受傷後2か月経過。仮義手による肘継手操作訓練中、ロックがかかり難い現象がみられた。原因を解明するための評価項目で適切でないのはどれか。 ア.ロック、アンロック操作時の肩の運動イ.ソケットの適合ウ.肘コントロールケーブルの走行エ.ベースプレートの取りつけ位置オ.操作効率
1: ア、イ
2: ア、オ
3: イ、ウ
4: ウ、エ
5: エ、オ
肩関節周囲炎の可動域運動で適切でないのはどれか。
1: 滑車を使った運動
2: 棒を使った運動
3: キャッチボールを利用した運動
4: 壁を利用した運動
5: 健側を利用した運動
手の運動と筋との組合せで誤っているのはどれか。
1: 手関節掌屈-尺側手根屈筋
2: 手関節橈屈-短橈側手根伸筋
3: MP関節屈曲-橈側手根屈筋
4: PIP関節伸展-小指伸筋
5: DIP関節屈曲-深指屈筋
Danielsらの徒手筋力テストでみられる代償運動と筋との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肘関節屈曲 − 肘 筋
2: 手関節掌屈 − 浅指屈筋
3: 股関節屈曲 − 大腿二頭筋
4: 膝関節伸展 − 大腿筋膜張筋
5: 足関節背屈 − 後脛骨筋
筋の他動的持続伸張で誤っているのはどれか。
1: 手指屈筋群は手関節掌屈位で行う。
2: 手関節屈筋群は前腕回外位で行う。
3: 腸腰筋は対側の股関節屈曲位で行う。
4: 大腿直筋は股関節伸展位で行う。
5: 腓腹筋は膝関節伸展位で行う。
関節を他動的に動かしたときの正常な最終域感と関節運動の組合せで正しいのはどれか。
1: 骨 性―――――――手指中手指節〈MP〉関節伸展
2: 靱帯の伸張―――――下肢伸展挙上〈SLR〉
3: 軟部組織の接近―――膝関節屈曲
4: 筋の伸張感―――――肘関節伸展
5: 関節包の伸張――――前腕回外
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で垂直線を基準に用いるのはどれか。2つ選べ。
1: 肩屈曲
2: 肘屈曲
3: 股内旋
4: 膝屈曲
5: 頸部側屈
Danielsらの徒手筋力テストにおける段階4の検査で、検査する運動と抵抗を加える部位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 股関節伸展 ― 下腿遠位部後面
2: 股関節屈曲 ― 大腿近位部前面
3: 股関節屈曲位からの外転 ― 下腿遠位部外側面
4: 股関節内転 ― 大腿遠位部内側面
5: 股関節外旋 ― 下腿遠位部外側面
片側前腕能動義手の患者(能動フック使用)が両手動作を行う。日常活動における義手での操作と健手での操作の組合せで適切なのはどれか。
Danielsらの徒手筋力テストで抵抗をかける際、検査者の手の位置で正しいのはどれか。ただし、矢印は検査者の加える力の方向を示す。
1: 肩関節伸展
2: 肩関節外転
3: 肩関節屈曲
4: 肩甲骨挙上
5: 肩甲骨内転
肩関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。
1: 屈曲――――棘上筋
2: 伸展――――大円筋
3: 外転――――棘下筋
4: 外旋――――肩甲下筋
5: 内旋――――小円筋
65歳の男性。農作業中に右上腕切断、標準断端である。受傷後1か月経過。義手の作製と訓練のため入院した。作業療法の評価で誤っているのはどれか。
1: 断端周径は定期的に計測する。
2: 肩甲骨、肩関節の関節可動域を測定する。
3: 肩関節周囲筋の筋力測定を行う。
4: 能動義手の長さは肩峰から尺骨茎状突起までとする。
5: 感覚検査を行う。
ランチョー型長対立装具の適合判定で誤っているのはどれか。
1: 前腕部は前腕長の2/3
2: 手関節の軽度背屈位保持
3: 手の横アーチの保持
4: 対立板の母指基節骨への押し上げ
5: 虫様筋バーによるMP関節の軽度屈曲位保持
Danielsらの徒手筋力テストの測定肢位で正しいのはどれか。
1: 肩関節屈曲
2: 肩関節伸展
3: 肩関節水平内転
4: 肘関節屈曲(上腕二頭筋)
5: 手関節伸展
関節可動域測定(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の移動軸で誤っているのはどれか。
腱板不全断裂の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 急性期は三角巾による局所の安静
2: 肩甲胸郭関節の可動域訓練
3: 滑車を用いた肩関節可動域維持
4: 肩甲上腕リズムの再学習訓練
5: 重錘を用いた上肢挙上運動
関節可動域測定(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の移動軸で誤っているのはどれか。
動脈と触知可能な部位との組合せで誤っているのはどれか。
1: 上腕動脈―――上腕二頭筋後内側縁
2: 橈骨動脈―――前腕掌側面の外側遠位部
3: 大腿動脈―――Scarpa三角内
4: 足背動脈―――足背の長母指伸筋腱と長指伸筋腱の間
5: 後脛骨動脈――外果後方