脊髄小脳変性症の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 四肢近位部への弾性緊縛帯
2: 四肢遠位部への重錘負荷
3: 膝固定装具装着での歩行訓練
4: rhythmic stabilization
5: バルーンを用いての座位訓練
図のような側弯患者で正しいのはどれか。
1: 左肩甲骨が隆起する。
2: Cobb角は13°である。
3: 装具療法の適応はない。
4: 体幹の前屈運動が制限される。
5: 側弯部の脊柱は椎体が左へ回旋する。
第2のてこの組合せで正しいのはどれか。
1: 腕橈骨筋-肘関節
2: 上腕二頭筋-肘関節
3: 上腕三頭筋-肘関節
4: 大腿二頭筋-膝関節
5: 大腿四頭筋-膝関節
脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)患者の四肢麻痺治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 肩関節周囲筋に対する最大等尺性運動
2: 手指伸筋に対する自動介助運動
3: 大腿四頭筋筋力改善目的の電気治療
4: ハムストリングスへの持続的伸張運動
5: 上腕二頭筋の痙性への温熱療法
50歳の男性。脳卒中発症後3か月経過した片麻痺。ブルンストローム法ステージは下肢III。中等度痙縮のため足部内反尖足を呈する。理学療法で適切でないのはどれか。
1: 長・短腓骨筋の筋再教育
2: 後脛骨筋の徒手的伸張法
3: 後脛骨筋の筋力増強訓練
4: 下腿三頭筋の持続伸張法
5: 下腿三頭筋への寒冷療法
特発性側弯症の運動療法で正しいのはどれか。
1: 側弯体操の一つにBöhler体操がある。
2: 腰椎の前弯矯正のために腹筋運動を行う。
3: 体幹の回旋運動は脊柱の回旋変形を助長する。
4: 非対称的運動は側弯凸側の筋の伸張を目的に行われる。
5: 装具装着期間中は装具を外して体操をしてはならない。
脊髄損傷患者の異所性骨化で正しいのはどれか。
1: 関節拘縮の原因になる。
2: 下肢では足関節に多い。
3: 上肢では手関節に多い。
4: 受傷後1か月以内に発症する。
5: 血清カルシウム値が上昇する。
熱傷の部位と起こりやすい拘縮を予防する肢位の組合せで適切でないのはどれか。
1: 前頸部 − 頸椎伸展
2: 前胸部 − 肩関節外転
3: 肘窩部 − 前腕回内
4: 膝窩部 − 膝関節伸展
5: 下腿後面 − 足関節背屈
8歳の男児。転倒して橈骨遠位端骨折と診断され、6週間のギプス固定が行われた。固定除去後、関節可動域制限と筋力低下を認めた。物理療法で適切なのはどれか。
1: 機能的電気刺激
2: 極超短波
3: 超音波
4: 紫外線
5: 渦流浴
基本肢位からの肩関節の運動で正しいのはどれか。
1: 広背筋は屈曲に作用する。
2: 棘上筋は内転に作用する。
3: 大円筋は外旋に作用する。
4: 肩甲下筋は内旋に作用する。
5: 棘下筋は水平屈曲に作用する。
側弯症の運動療法で適切なのはどれか。
1: 側弯体操の一つにベーラー体操がある。
2: 体幹の回旋運動は脊柱の回旋変形を助長する。
3: 装具装着期間中は装具を外して体操をしてはならない。
4: 非対称的運動は側弯凸側の筋の伸張を目的に行われる。
5: 腰椎の前弯矯正のために腹筋運動を行う。
膝関節30°屈曲位の状態から完全に伸展するまでに生じるのはどれか。2つ選べ。
1: 下腿の外旋
2: 膝窩筋の収縮
3: 膝蓋骨の下方移動
4: 前十字靭帯の緊張
5: 内側側副靭帯の弛緩
環椎骨折(Jefferson骨折)に対する運動療法で正しいのはどれか。
1: 頸椎の可動性が得られてから頸椎周囲筋の等張性筋力増強練習を行う。
2: 頸椎の関節可動域運動は他動運動から開始する。
3: 骨癒合が得られてから歩行練習を開始する。
4: 骨癒合が得られるまで体幹筋力運動は行わない。
5: 受傷直後から装具は使用せず立位練習を行う。
膝関節について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.らせん関節である。イ.屈曲の最終期にはころがり運動となる。ウ.伸展位では側副靱帯は弛緩する。エ.半腱様筋は下腿の外旋運動を行う。オ.完全伸展時には下腿の内旋運動はできない。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
60歳の女性。主婦。歩行開始時に両膝関節内側に疼痛が出現した。内反型変形性膝関節症と診断され、大腿脛骨角180°、BMI指数29.0であった。理学療法で適切でないのはどれか。
1: SLRによる大腿四頭筋強化訓練
2: 起立・歩行時の外側楔状足底板の使用
3: 外出時の軟性膝装具の使用
4: 1日1万歩のウォーキング
5: 1日30分間の自転車エルゴメーター
58歳の女性。先天性股関節脱臼で小児期にリーメンビューゲル装具で加療した。10年前から歩行時に左股関節痛があった。痛みは進行し、1年前から杖が必要となり、靴下の着脱も困難となったため手術を受けた。股関節の術前と術後のエックス線単純正面像(別冊No.4A、B)を別に示す。術後の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 術後2日目から中殿筋の筋力強化を行う。
2: 術後3日目から全荷重を開始する。
3: 術後10日目から水中運動療法を行う。
4: 入院中から靴下の着脱は外旋位で行うよう指導する。
5: 退院後も低いソファーに座ることを避ける。
椅子からの立ち上がりで誤っているのはどれか。
1: 体幹と頸部は開始時に屈曲する。
2: 殿部が椅子から離れるとき膝は屈曲する。
3: 開始時に前方へ床反力が起こる。
4: 殿部が椅子から離れるとき上方への床反力が起こる。
5: 大腿四頭筋の活動性は歩行時より大きい。
13歳の男子。幼少時に血友病Aの診断を受けている。バスケットボールの授業後に右膝の疼痛と腫脹とをきたした。理学療法で適切でないのはどれか。
1: 左下肢の筋力強化
2: 右膝の良肢位保持
3: 右大腿四頭筋の等尺性筋力強化
4: 右膝の他動的関節可動域訓練
5: 右膝装具の装着
変形性膝関節症の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 低い椅子からの立ち上がり訓練
2: 疼痛に対する温熱療法
3: 下肢伸展挙上訓練
4: 膝内反変形に対する外側楔状足底板
5: 水中歩行訓練
膝関節前十字靱帯損傷の検査はどれか。2つ選べ。
1: Apleyテスト
2: Lachmanテスト
3: 内反ストレステスト
4: 前方引き出しテスト
5: 後方引き出しテスト