第37回午前第72問の類似問題

第49回午前:第93問

脳性麻痺の周産期における危険因子として可能性が低いのはどれか。  

1: 緊急帝王切開による出生

2: 脳室周囲白質軟化症

3: 低カリウム血症

4: 新生児仮死

5: 低血糖

第50回午後:第3問

70代の女性。右利き。脳出血による重度の右片麻痺。長男の家族と同居している。発症後7か月で訪問による作業療法が開始された。初回評価のCOPMの結果を表に示す。適切なのはどれか。 

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1: 介入後に遂行度と満足度とを再評価する。

2: ADLである入浴から介入を開始する。

3: 麻痺側上肢での調理を実施する。

4: すべて12段階で評価する。

5: 猫の世話は家族に任せる。

第46回午前:第9問

78歳の女性。脳梗塞発症後に中等度の左片麻痺を呈した。回復期リハビリテーション病棟を経て自宅での生活に戻っている。現在、家族の促しがあれば1 kmの歩行が可能であるが、日常生活ではあまり外出しない。この患者への理学療法で適切なのはどれか。  

1: トレッドミル歩行

2: 電動車椅子の導入

3: 屋外での歩行練習

4: 左片麻痺の回復促進

5: 不整地でのバランス練習

第34回午前:第89問

躁状態の患者への作業療法を行っているときの特徴として誤っているのはどれか。  

1: 集中力に乏しい。

2: 依存心が高まる。

3: 関心が拡散する。

4: 干渉が多い。

5: 脱線しやすい。

第39回午前:第6問

70歳の女性。脳出血による右片麻痺。発症3か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢、手指、下肢ともにIV。認知や感覚機能に障害はない。この患者の患側上肢の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 座位での患側を用いた机の雑巾がけ

2: 立位での患側を用いたズボンの引き上げ

3: ループ付きタオルを用いた洗体動作

4: 両手を用いたタオルたたみ

5: 銅版打ち出しで患側を用いた木槌の使用

第38回午前:第92問

精神遅滞の障害像で誤っているのはどれか。  

1: 情緒障害

2: 意識障害

3: 認知障害

4: 学習障害

5: 運動障害

第43回午前:第51問

視床出血で生じやすい症状はどれか。2つ選べ。  

1: 失調

2: 失書

3: 把握反射

4: 異常感覚

5: 肢節運動失行

第54回午前:第13問

76歳の男性。誰もいないのに「自分の布団に知らない子どもが寝ている」と訴え、妻に連れられて受診した。妻の話では、数年前から些細な物忘れが増え、日中ぼう然としていることも多いという。歩行中に転倒することも増えてきているという。作業療法室でみられるこの患者の特徴はどれか。  

1: 些細なことで泣き出す。

2: 他人の物を勝手に持っていこうとする。

3: 時間どおりに来室し必ず同じ席に座る。

4: わからない質問に対し言い繕って答える。

5: 日によって意識レベルの低下度合いが異なる。

  • 答え:5
  • 解説:この患者は物忘れや歩行中の転倒、幻視が見られるため、Lewy小体型認知症が疑われます。Lewy小体型認知症では、抑うつ症状や易転倒性、反復する具体的幻視、注意・覚醒レベルの著明な変化を伴う認知機能の変動が特徴です。
  • 些細なことで泣き出すのは、脳血管性認知症で見られやすい感情失禁であり、この患者の症状とは一致しません。
  • 他人の物を勝手に持っていこうとするのは、前頭側頭型認知症で見られやすい反社会的行動であり、この患者の症状とは一致しません。
  • 時間どおりに来室し必ず同じ席に座るのは、前頭側頭型認知症で見られやすい常同行動であり、この患者の症状とは一致しません。
  • わからない質問に対し言い繕って答えるのは、Alzheimer型認知症で見られやすい「取り繕い」や「場合わせ反応」であり、この患者の症状とは一致しません。
  • 日によって意識レベルの低下度合いが異なるのは、Lewy小体型認知症の特徴であり、この患者の症状と一致します。Lewy小体型認知症では、抑うつ症状や易転倒性、反復する具体的幻視、注意・覚醒レベルの著明な変化を伴う認知機能の変動が特徴となります。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第43回午後:第91問

せん妄をきたすのはどれか。  

1: 解離性健忘

2: パニック発作

3: ナルコレプシー

4: アルコール離脱

5: 睡眠時遊行症(夢中遊行症)

第38回午後:第93問

小脳障害による症状はどれか。  

1: 低声で単調な話し方になる。

2: 手を握るとすぐには開けない。

3: 回内回外運動が拙劣になる。

4: 安静時の手指に振戦がみられる。

5: 小股で歩く。

第47回午前:第96問

前頭側頭型認知症(Pick病)に特徴的な症状はどれか。2つ選べ。  

1: 幻視

2: 考え無精

3: 替え玉妄想

4: 時刻表的行動

5: 物盗られ妄想

第37回午前:第11問

54歳の右利きの男性。脳梗塞。図のような頭部画像病変であった。みられやすい症状はどれか。 

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1: 他人の手徴候

2: 観念失行

3: ブローカ失語

4: ゲルストマン症候群

5: ウェルニッケ失語

第45回午後:第98問

うつ病でみられる症状はどれか。2つ選べ。  

1: 自閉

2: 幻視

3: 妄想

4: 昏迷

5: 途絶

第48回午前:第96問

統合失調症について正しいのはどれか。  

1: 前駆期から幻聴がみられる。

2: 慢性期に軽度の認知機能障害がみられる。

3: 家族の感情表出が少ないほど再発率は高くなる。

4: 発症から治療開始までの期間は予後と関連がない。

5: 急性期の治療で症状が軽快した場合は速やかに薬物治療を中止する。

第55回午前:第45問

脳卒中後の左片麻痺患者に対するADL練習として正しいのはどれか。  

1: 上衣を右上肢から着衣する。

2: 浴槽に右下肢からまたいで入る。

3: 階段を上るときに左下肢を先に出す。

4: 階段を下りるときに右下肢を先に出す。

5: 車椅子からベッドに移乗するときに左半身をベッドに寄せる。

第55回午後:第83問

Brown-Séquard症候群で損傷髄節よりも下位の反対側に現れる症状はどれか。2つ選べ。  

1: 運動麻痺

2: 触覚障害

3: 痛覚障害

4: 温度覚障害

5: 深部覚障害

  • 答え:3 ・4
  • 解説:Brown-Séquard症候群は脊髄半側の損傷によって引き起こされる症候群で、損傷髄節よりも下位の反対側では痛覚障害と温度覚障害が現れます。
  • 運動麻痺は、損傷側の損傷レベル以下に現れるため、反対側ではなく損傷側に現れる症状です。
  • 触覚障害は、損傷側の損傷レベル以下に現れるため、反対側ではなく損傷側に現れる症状です。
  • 痛覚障害は、損傷側の反対側の損傷レベル以下に現れるため、正しい選択肢です。
  • 温度覚障害は、損傷側の反対側の損傷レベル以下に現れるため、正しい選択肢です。
  • 深部覚障害は、損傷側の損傷レベル以下に現れるため、反対側ではなく損傷側に現れる症状です。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午前:第4問

脳血管障害回復期の患者。麻痺は上下肢ともにブルンストローム法ステージIIIで座位バランスは悪い。バランス反応と上肢分離運動促進とを目的に図に示すような自動介助運動をゆっくり繰り返した。このとき出現しやすいのはどれか。2つ選べ。ア.前方移動時に重心が後方に残る。イ.患側肩関節は外転位になる。ウ.患側肩甲帯は前方突出する。エ.患側股関節は内転位になる。オ.患側足関節は外反位になる。  

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1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第41回午前:第50問

外傷性脳損傷のADLの予後と関連しないのはどれか。  

1: 昏睡の期間

2: 除皮質肢位の有無

3: 外傷性健忘の期間

4: 共同性注視障害の有無

5: 半盲の有無

第41回午前:第99問

外傷性脳損傷のADLの予後と関連しないのはどれか。  

1: 昏睡の期間

2: 除皮質肢位の有無

3: 外傷性健忘の期間

4: 共同性注視障害の有無

5: 半盲の有無

第41回午前:第26問

45歳の男性。髄膜脳炎。手足の麻痺はなく、1年後には身の回りの動作が自立した。新しいことが覚えられない記銘力障害が残った。病前の職業は会社員(営業)。MMSE(Mini-Mental State Examination)で低得点が予想される項目はどれか。  

1: 物品名3個の再生

2: 物品の名称呼称

3: 文章命令のよる動作

4: 文章作成

5: 図形の模写