第37回午前第72問の類似問題

第51回午前:第45問

統合失調症患者が「自分は不老不死の薬を開発して人類を救うと突然わかった」と述べた。この症状はどれか。2つ選べ。  

1: 誇大妄想

2: 作為体験

3: 妄想気分

4: 妄想知覚

5: 妄想着想

第35回午前:第33問

図のクッションを使用する疾患で適切なのはどれか。 

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1: 脳卒中片麻痺

2: 頸髄損傷

3: 大腿切断

4: アテトーゼ型脳性麻痺

5: 慢性関節リウマチ

第42回午前:第16問

65歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。発症後3か月。1か月前から平行棒内で歩行練習を行っている。現在の歩行パターンを図に示した。この症例における歩行の特徴として誤っているのはどれか。 

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1: 患側の立脚初期に過度の股関節外旋が生じている。

2: 患側肢では足趾接地が踵接地の前に生じている。

3: 患側の遊脚期に過度の膝関節屈曲が生じている。

4: 患側の遊脚期に股関節外転分回しが生じている。

5: 患側肢に内側ホイップが生じている。

第37回午後:第69問

意識は清明であるが、意志の発動性の低下によって一切の自発行動がなくなるうつ病の状態はどれか。  

1: 寡動

2: 昏迷

3: 健忘

4: 常同症

5: 失立失歩

第51回午前:第97問

統合失調症の前駆期にみられるのはどれか。  

1: 聴覚過敏

2: 奇異な妄想

3: 滅裂な思考

4: 感情の平板化

5: 緊張病症候群

第54回午後:第13問

75歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。発症後1か月で回復期リハビリテーション病棟に転棟した。平行棒内歩行にて立脚相で図のような状況を呈した。立位歩行練習時の患側への対応で適切でないのはどれか。 

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1: 踵部の補高

2: 短下肢装具の使用

3: 膝屈曲位での立位保持練習

4: 前脛骨筋の治療的電気刺激

5: 下腿三頭筋へのタッピング

第48回午前:第12問

48歳の女性。2年前に多発性硬化症と診断された。これまで日常生活はおおむね自立していたが、1週前から視力の低下、両側下肢の脱力が増悪し入院となった。薬物治療後に理学療法が開始されたが、視力の低下、両側下肢の筋力低下および軽度のしびれが残存している。この時点の深部感覚障害の程度を適切に検査できるのはどれか。  

1: 運動覚試験

2: Romberg試験

3: 内果での振動覚試験

4: 自動運動による再現試験

5: 非検査側を用いた模倣試験

第46回午前:第10問

65歳の男性。多系統萎縮症。日常生活活動では一部に介助を要するが、明らかな廃用症候群はみられない。最近、起床して布団から立ち上がるときに、ふらつきを強く感じるようになった。ふらつきの原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。  

1: 運動麻痺

2: 視覚障害

3: アテトーゼ

4: 協調運動障害

5: 起立性低血圧

第41回午前:第31問

63歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。発症後2か月。歩行時の立脚相に図のような現象を認めた。患側に対する理学療法で適切でないのはどれか。 

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1: 下腿三頭筋のタッピング

2: 前脛骨筋の治療的電気刺激

3: 短下肢装具を用いた歩行

4: 膝屈曲位での体重支持

5: 下腿後面のアイシング

第42回午前:第51問

前頭葉の障害で出現頻度が低いのはどれか。  

1: 固執性

2: 注意散漫

3: 病識欠如

4: 左右失認

5: 発動性低下

第56回午前:第99問

ナルコレプシーに認められない症状はどれか。  

1: 睡眠発作

2: 睡眠麻痺

3: 入眠時幻覚

4: けいれん発作

5: 情動脱力発作

  • 答え:4
  • 解説:ナルコレプシーの主な症状は、睡眠発作、情動脱力発作、睡眠麻痺、入眠時幻覚です。これらの症状以外のものはナルコレプシーには認められません。
  • 睡眠発作は、制御できない突然の眠気であり、ナルコレプシーの症状の1つです。
  • 睡眠麻痺は、入眠前後や起床直後に体を動かせなくなる状態で、ナルコレプシーの症状の1つです。
  • 入眠時幻覚は、入眠時に幻覚を見る症状で、ナルコレプシー患者の約3分の1にみられます。これもナルコレプシーの症状の1つです。
  • けいれん発作は、ナルコレプシーには認められない症状であり、この問題の正解です。
  • 情動脱力発作は、突発的な感情により意識消失を伴わない突然の筋力低下が起こる症状で、ナルコレプシーの症状の1つです。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第57回午前:第17問

68歳の男性。半年前から睡眠中に奇声をあげたり、気分が沈みがちになることがあった。次第に物忘れや立ちくらみ、手の震えが出現した。最近、「玄関に小人が立っている」と言うことが増えたため、家族に付き添われて精神科病院に入院し、作業療法が開始された。この患者にみられる特徴はどれか。2つ選べ。  

1: 動きが緩慢になる。

2: 症状が変動しやすい。

3: 毎食のメニューにこだわる。

4: 周囲に対し一方的な要求をする。

5: 環境からの刺激を受けても集中できる。

  • 答え:1 ・2
  • 解説:この患者は物忘れ、振戦、幻視の症状があり、Lewy小体型認知症と推察されます。Lewy小体型認知症は、記憶障害を中心とした認知症のほか、Parkinson様の症状があり、動作が遅くなり、転倒しやすくなる。
  • Lewy小体型認知症は、記憶障害を中心とした認知症のほか、Parkinson様の症状があり、動作が遅くなり、転倒しやすくなる。この選択肢は正しい。
  • 症状の変動が見られるのはLewy小体型認知症の特徴であり、この選択肢も正しい。
  • 毎食のメニューにこだわるという行動は、前頭側頭認知症の特徴であり、Lewy小体型認知症とは異なるため、この選択肢は間違いです。
  • 周囲に対し一方的な要求をするという行動は、前頭側頭型認知症に見られやすく、Lewy小体型認知症とは異なるため、この選択肢は間違いです。
  • 認知症では注意力の低下が見られるため、環境からの刺激を受けて注意集中を欠きやすい。この選択肢は認知症全般に当てはまるが、Lewy小体型認知症の特徴としては不適切であるため、間違いです。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午後:第3問

脳卒中による右片麻痺患者が左下肢を挙上してバランスを保持している状態を図に示す。体重が60 kgのとき、麻痺側下肢への床反力で正しいのはどれか。 

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1: 6 kgw

2: 12 kgw

3: 24 kgw

4: 30 kgw

5: 48 kgw

第54回午前:第8問

3歳の男児。脳性麻痺による右片麻痺。背臥位から図のように起き上がる。影響する反射はどれか。 

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1: Moro反射

2: Galant反射

3: 緊張性迷路反射

4: 交叉性伸展反射

5: 非対称性緊張性頸反射

第48回午後:第12問

66歳の女性。右利き。階段から転落。転落直後は意識消失していたが、数分後に意識回復。しばらくの間、意識は清明であったが、1時間後に手足の麻痺が出現し、再び意識が低下して昏睡になった。救急搬送時の頭部CTを示す。最も考えられるのはどれか。 

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1: 髄膜腫

2: 皮質下出血

3: くも膜下出血

4: 脳動静脈奇形

5: 急性硬膜下血腫

第36回午前:第47問

脳卒中片麻痺の下肢症状と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 内反尖足-体重負荷による持続的伸張

2: 下垂足-反射を利用した足背屈の誘発

3: 膝折れ-長下肢装具の使用

4: 反張膝-底屈制限10°の短下肢装具の使用

5: はさみ足-神経ブロックと伸張訓練との併用

第50回午前:第20問

60歳の男性。脳梗塞による片麻痺と高次脳機能障害に対して理学療法を実施している。時折、能力以上の動作を行おうとするために転倒のリスクが指摘されていた。理学療法終了後、搬送担当者がわずかに目を離した間に立ち上がりバランスを崩して床に座りこんだが、明らかな打撲や血圧の変化はみられなかった。対応として適切でないのはどれか。  

1: 家族に経過を説明する。

2: 再発防止の具体案を提案する。

3: 口頭で速やかに主治医へ報告する。

4: 発生した状況を詳細に文書で報告する。

5: 理学療法士に責任がないことを明確にする。

第42回午後:第99問

転換性障害で正しいのはどれか。  

1: 身体症状がある。

2: 脳波異常がある。

3: 死の恐怖を伴う。

4: 作為体験の一種である。

5: フラッシュバックがある。

第44回午前:第7問

65歳の女性。右利き。脳出血による左片麻痺。発症後6か月経過。Brunnstrom法ステージは上肢IV、手指IV、下肢V。感覚障害と高次脳機能障害とはない。屋内は独歩可能である。日常生活で実用可能な両手動作はどれか。2つ選べ。  

1: 財布から硬貨を出す。

2: ズボンを引き上げる。

3: りんごの皮をナイフでむく。

4: 荷物を頭上の棚の上に載せる。

5: 首の後ろでネックレスを留める。

第53回午前:第36問

平衡機能障害において、後索性や小脳性に比べ前庭性に最も関連する異常はどれか。  

1: 眼 振

2: 構音障害

3: 深部感覚障害

4: 耳鳴り

5: Romberg試験陽性