第52回午後第21問の類似問題

第56回午前:第21問

作業療法に関する歴史について正しいのはどれか。  

1: 呉秀三は認知行動療法を実践した。

2: A. Meyerは感覚統合療法を提唱した。

3: 加藤普佐次郎は結核患者の作業療法に貢献した。

4: 高木憲次は肢体不自由児の療育を体系化させた。

5: W. Duntonは精神力動的作業療法理論を提唱した。

第53回午前:第21問

作業療法に関する歴史について正しいのはどれか。  

1: IL運動によってADLが誕生した。

2: 作業療法の起源は道徳療法にある。

3: 呉秀三は認知行動療法を実践した。

4: 加藤普佐次郎は肢体不自由児施設の創始者である。

5: 昭和20年に理学療法士作業療法士法が制定された。

  • 答え:2
  • 解説:作業療法の起源は道徳療法にある。道徳療法は、精神障害者の収容施設における人道的な処遇改善の運動であり、実質的に作業療法が実施されていた。
  • IL運動は、障害者の自己決定権や自己選択権を重視した運動であり、ADL(日常生活動作)との直接的関連はない。
  • 正しい選択肢。作業療法の起源は道徳療法にある。道徳療法は、精神障害者の収容施設における人道的な処遇改善の運動であり、実質的に作業療法が実施されていた。
  • 呉秀三は日本における精神病学の草分けであり、Kraepelin(クレペリン)学派の新しい精神病学の普及を通じて精神病患者の看護法を改めたが、認知行動療法を実践したという記録はない。
  • 加藤普佐次郎は医師であり、作業療法に従事したが、肢体不自由児施設の創始者ではない。肢体不自由児施設の生みの親は、東大整外科名誉教授であった高木憲次である。
  • 理学療法士及び作業療法士法は昭和40年に制定された。昭和20年ではない。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午前:第39問

作業療法の歴史に関連する人物と治療・モデルの組合せで正しいのはどれか。  

1: Simon,H. − 芸術療法

2: Pinel,P. − 精神分析

3: Conolly,J. − 積極療法

4: Meyer,A. − 精神生物学

5: Dunton,W. − モラルトリートメント

第47回午後:第49問

精神医療における人名と業績の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 貝原益軒 ― 養生訓

2: 呉秀三 ― 移導療法

3: 古沢平作 ― 精神分析

4: 加藤普佐次郎 ― 作業治療

5: 小林八郎 ― 生活臨床

第48回午後:第81問

精神療法とその技法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 精神分析 − あるがまま

2: 内観療法 − 自由連想法

3: 認知療法 − 自動思考

4: 箱庭療法 − 造園作業

5: 森田療法 − 身調べ

第34回午前:第84問

妄想型精神分裂病(統合失調症)患者における作業療法の導入で適切でないのはどれか。 ア.妄想の内容について患者と話し合う。イ.短時間の集中でもできる作業を選択する。ウ.受容的な場を設定する。エ.集団所属感が得られる場を設定する。オ.妄想の軽減を目標に設定する。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第54回午後:第81問

心理療法で正しいのはどれか。  

1: 陽性転移の出現を目標とする。

2: 逆転移を認識したときは治療を中止する。

3: 自律訓練法では不安階層表を作成させる。

4: 絵画療法は統合失調症急性期に有効である。

5: バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法である。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、心理療法に関する正しい選択肢を選ぶことが求められています。正しい選択肢は5で、バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法であることが正しいです。
  • 陽性転移は患者から治療者に向けられる陽性感情ですが、心理療法の目標ではありません。したがって、この選択肢は正しくありません。
  • 逆転移は治療者から患者への無意識的な感情であり、治療者は逆転移に注意し自己洞察が必要です。ただし、逆転移を認識したからといって治療を中止する必要はありません。この選択肢は誤りです。
  • 自律訓練法は自己催眠法の一種で、全身の弛緩状態を作り出せるようにし、生理的な身体機能の調整や心理的な自己統制を行うものです。不安階層表は曝露法で用いられるため、この選択肢は間違いです。
  • 統合失調症急性期では安静・休養が主となり、亜急性期から作業療法などの介入が始まります。しかし、休息援助や基本的生活リズムの回復が課題となるため、絵画療法などの自己洞察を含む作業は原則行われません。この選択肢は正しくありません。
  • バイオフィードバックは、心拍数や血圧、呼吸、体温などの生理現象を連続的に記録し、好ましい変化が生じた場合に信号を出して被検者に知らせ、その信号を持続させるように練習させるものです。オペラント条件付けの原理を用いた治療法であるため、この選択肢は正しいです。
  • 科目:臨床心理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午後:第81問

心理療法で正しいのはどれか。  

1: 陽性転移の出現を目標とする。

2: 逆転移を認識したときは治療を中止する。

3: 自律訓練法では不安階層表を作成させる。

4: 絵画療法は統合失調症急性期に有効である。

5: バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法である。

第36回午後:第59問

誤っている組合せはどれか。  

1: 内観療法-自己観察

2: 森田療法-絶対臥褥

3: オペラント条件付け-自律訓練法

4: 集団精神療法-相互交流

5: 精神分析療法-自由連想法

第37回午後:第62問

誤っている組合せはどれか。  

1: ウォルピ-系統的脱感作療法

2: ピアジェ-発達心理学

3: ロジャース-来談者中心療法

4: エリクソン-オペラント学習

5: シュルツ-自律訓練法

第45回午後:第43問

統合失調症の思考障害に対する作業療法上の留意点で正しいのはどれか。  

1: 1. 工程数を増やす。

2: 2. 集団作業を中心に行う。

3: 3. 言語による指示を多くする。

4: 4. 枠組みの明確な作業を選ぶ。

5: 5. 結果が作品として残らない作業を選ぶ。

第46回午後:第81問

学習理論に基づく技法を用いた療法はどれか。  

1: 内観療法

2: 箱庭療法

3: 交流分析

4: 認知行動療法

5: 精神分析療法

第37回午前:第89問

器質性精神障害患者の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 他の患者との交流は避ける。

2: 変化のある作業種目を選択する。

3: 誤った言動は理論的に正す。

4: 作業の誤りはまとめて訂正する。

5: 楽しみの要素を取り入れる。