3歳の男児。痙直型右片麻痺。図に示す右上下肢の肢位に影響しているのはどれか。2つ選べ。
1: 非対称性緊張性頸反射
2: 緊張性迷路反射
3: 陽性支持反応
4: 逃避反射
5: 自動歩行
腱反射について誤っているのはどれか。
1: 腱器官の反応を検査している。
2: リラックスさせ、検査する筋の力を抜かせる。
3: 反射が出にくい場合、被験者に歯をかみしめさせる。
4: クローヌスがあれば亢進と判定してよい。
5: 筋萎縮がある場合、収縮が確認できれば正常と判定する。
姿勢反射と中枢との組合せで誤っているのはどれか。
1: 交叉性伸展反射−脊髄レベル
2: 陽性支持反射−脊髄レベル
3: 緊張性迷路反射−中脳レベル
4: 上肢パラシュート反応−中脳レベル
5: ホッピング反応−大脳皮質レベル
反射・現象と誘発方法との組合せで正しいのはどれか。
1: Babinski反射 − 足底踵部への刺激
2: Raimiste現象 − 股関節伸展に抵抗
3: Chaddock反射 − 脛骨内側縁への刺激
4: Strümpell現象 − 股関節屈曲に抵抗
5: Marie-Foix反射 − 足指の他動伸展
4歳の男児。痙直型四肢麻痺。緊張性頸反射が陽性である。ボールを使った遊びの指導で適切でないのはどれか。2つ選べ。
3歳の男児。アテトーゼ型脳性麻痺。知的障害はない。運動発達年齢は9~10か月。非対称性緊張性頸反射、頸からの立ち直り反射、足底把握反射が残存している。運動療法で適切でないのはどれか。
8か月の男児。脳性麻痺による痙直型四肢麻痺。腹臥位で図のような姿勢を示す。影響しているのはどれか。
1: 緊張性迷路反射
2: 屈筋逃避反射
3: 非対称性緊張性頸反射
4: Moro反射
5: Landau反射
6歳の男児。痙直型両麻痺。右股関節を他動的に屈曲すると、左膝関節は伸展した。この図でみられる反射・反応はどれか。
1: 伸張反射
2: 緊張性迷路反射
3: 交叉性伸展反射
4: 連合反応
5: 陽性支持反応
5歳の男児。脳性麻痺。麻痺のタイプは痙直型両麻痺であり、図のように両手支持なしで座ることができる。この児で予想される所見はどれか。
1: 鉛管様現象陽性
2: 膝蓋腱反射減弱
3: Galant反射陽性
4: 足クローヌス陽性
5: 非対称性緊張性頸反射陰性
12歳の女児。寝不足の朝、突然に顔面や上肢にぴくつきが生じて物を落とす。このときに意識消失はない。脳波で光過敏性を認める。考えられるのはどれか。
1: 覚醒時大発作てんかん
2: 若年性ミオクロニーてんかん
3: 小児欠神てんかん
4: 側頭葉てんかん
5: Lennox-Gastaut症候群
複数のシナプスを介して出現する反射はどれか。
1: 下顎反射
2: 上腕二頭筋反射
3: 腹壁反射
4: 大腿四頭筋反射
5: 下腿三頭筋反射
小児を急に頭の方から前方に倒した時に、図のような反応が出現する最も早い時期はどれか。
1: 生後2~4か月
2: 生後6~8か月
3: 生後12~14か月
4: 生後16~18か月
5: 生後20~22か月
球麻痺でみられないのはどれか。
1: 舌筋の萎縮
2: 下顎反射の亢進
3: 軟口蓋の挙上不全
4: 嗄声
5: 嚥下困難
アテトーゼ型脳性麻痺児の食事の様子を図に示す。スプーンを口に近づけると図のような姿勢になってしまう。この児に出現している原始反射はどれか。
1: 探索反射
2: Galant反射
3: 交差伸展反射
4: 手の把握反射
5: 対称性緊張性頸反射