図は乳児の寝返りの誘発反応を示している。正しいのはどれか。
1: 立ち直り反応の誘発に利用される。
2: この反応は股関節屈曲で誘発される。
3: この反応を統合する中枢は延髄にある。
4: 正常発達では9か月以降にみられる反応である。
5: 対称性緊張性頸反射が残存していると誘発されない。
対称性緊張性頸反射で正しいのはどれか。
1: 頸部の伸展で股関節と膝関節が屈曲する。
2: 統合する中枢は大脳にある。
3: 立直り反応の一つである。
4: 生後4か月で出現する。
5: 生後10か月で消失する。
3歳の男児。脳性麻痺による右片麻痺。背臥位から図のように起き上がる。影響する反射はどれか。
1: Moro反射
2: Galant反射
3: 緊張性迷路反射
4: 交叉性伸展反射
5: 非対称性緊張性頸反射
健常児。最近、腹臥位にて図に示す姿勢をとるようになった。この月齢で残存している可能性が最も高い反射はどれか。
1: Moro反射
2: Galant反射
3: 交叉伸展反射
4: 足底把握反射
5: 非対称性緊張性頸反射
図は探索反射を検査している場面である。正しいのはどれか。
1: 反応は生涯続く
2: 満腹時には出現しにくい。
3: 生後2か月ごろに出現する。
4: 刺激されると嚥下反射が起こる。
5: 刺激と反対側へ頭部が回旋する。
中脳が中枢となるのはどれか。
1: Moro反射
2: Galant反射
3: Landau反応
4: 陽性支持反射
5: 非対称性緊張性頸反射
正常動作とその獲得に必要な反射の出現・消失との組合せで正しいのはどれか。
1: 寝返り - 非対称性緊張性頸反射の消失
2: 定 頸 - ランドウ反射の消失
3: 座位保持 - 後方へのパラシュート反応の出現
4: つかまり立ち - 立位での傾斜反応の出現
5: つたい歩き - 陽性支持反応の出現
原始反射のうち消失する時期が最も遅いのはどれか。
1: Moro反射
2: 足底把握反射
3: 緊張性迷路反射
4: 交叉性伸展反射
5: 非対称性緊張性頸反射
ランドウ反応について誤っているのはどれか。
1: いくつかの立ち直り反応の影響が複合された形で出現する。
2: 小児を腹臥位で水平位に保持すると伸展位姿勢を示す。
3: 反応は生涯持続する。
4: 生後3か月で出現し始める。
5: 出現の遅れは座位獲得を遅らせる結果となる。
原始反射とその説明の組合せで正しいのはどれか。
1: Moro反射 - 両上肢の挙上
2: 緊張性迷路反射 - 腹臥位での四肢の伸展
3: 非対称性緊張性迷路反射 - 顔を向けた側の上下肢屈曲
4: Galant反射 - 刺激側が凸になる体幹の側屈
5: 台のせ反応 - 刺激側足関節の底屈
脳性麻痺児を腹臥位にすると図のような姿勢をとった。観察できる姿勢反射はどれか。
1: 緊張性迷路反射
2: 緊張性頸反射
3: 交叉性伸展反射
4: モロー反射
5: 連合反応
Milani運動発達評価表における反射や運動のうち消失する時期が最も遅いのはどれか。
1: 手掌把握反射
2: 自動歩行
3: 足底把握反射
4: 非対称性緊張性頸反射
5: Moro反射
図に示す正常発達児について答えよ。この時期に観察されないのはどれか。
1: 座位での後方への保護伸展反応
2: 立位での平衡反応
3: 腰掛け位
4: 指尖つまみ
5: 着替えに協力
9~10か月の正常発達段階の指標で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.ランドウ反射陽性イ.側方パラシュート反応陽性ウ.自律歩行陽性エ.ガラント反射陽性オ.手の把握反射陽性
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
脳性麻痺児を腹臥位にすると図のような姿勢をとった。観察できる姿勢反射はどれか。
1: 緊張性迷路反射
2: 緊張性頸反射
3: 交叉性伸展反射
4: ランドウ反応
5: 連合反応
三叉神経が関与するのはどれか。
1: 咽頭反射
2: 角膜反射
3: 咳反射
4: 前庭眼反射
5: 対光反射
図の姿勢をとるようになる時期までに起こる正常発達で正しいのはどれか。
1: Landau反射は消失している。
2: 足底把握反射は消失している。
3: 頸椎の生理的前弯が生じている。
4: 座位での傾斜反応が出現している。
5: 自分で起き上がって座れるようになる。
図は脳性麻痺児が腹臥位におかれたときの状態を示している。この姿勢に最も影響を及ぼしているのはどれか。
1: 非対称性緊張性頸反射
2: 対称性緊張性頸反射
3: 陽性支持反応
4: 交叉性伸展反応
5: 緊張性迷路反射
3歳の男児。痙直型右片麻痺。図に示す右上下肢の肢位に影響しているのはどれか。2つ選べ。
1: 逃避反射
2: 陽性支持反応
3: 交叉性伸展反射
4: 緊張性迷路反射
5: 非対称性緊張性頸反射