第48回午前第41問の類似問題

第52回午前:第33問

脳血管障害の評価として用いられる評価法について正しいのはどれか。  

1: mRSの評価項目に筋緊張がある。

2: SIASの評価項目に意識障害がある。

3: GCSの評価項目に関節可動域がある。

4: NIHSSの評価項目にバランスがある。

5: Fugl-Meyer Assessmentの評価項目に感覚機能がある。

第53回午前:第27問

痛みの評価について正しいのはどれか。  

1: VASで痛みの強さを評価する。

2: フェイス・スケールで痛みの部位を評価する。

3: Abbey pain scaleは質問紙による評価である。

4: NRS〈numerical rating scale〉で痛みの性状を評価する。

5: STAS-J〈Japanese version of the support team assessment schedule〉で痛みの経過を評価する。

  • 答え:1
  • 解説:痛みの評価方法には様々なものがあり、それぞれ異なる目的や対象者に適した評価方法が存在する。VAS、フェイス・スケール、Abbey pain scale、NRS、STAS-Jなどがその例である。
  • VAS(visual analogue scale)は、痛みの強さを評価する主観的な方法で、100mmの線の左端を「まったく無し」、右端を「最も強い」とし、患者に印を付けさせる。この選択肢は正しい。
  • フェイス・スケールは、現在の痛みに一番近い顔の絵を選ばせて痛みの度合いを評価する方法であるが、痛みの部位を評価するものではないため、この選択肢は間違いである。
  • Abbey pain scaleは質問紙による評価ではなく、痛みを訴えることができない患者の様々な観察項目をもとに痛みの評価を行う方法であるため、この選択肢は間違いである。
  • NRS(numerical rating scale)は、痛みの強度を0~10の11段階で評価する方法であるが、痛みの性状を評価するものではないため、この選択肢は間違いである。
  • STAS-J(Japanese version of the support team assessment schedule)は、ホスピスや緩和ケアの臨床監査の評価尺度であり、痛みの経過を評価するものではないため、この選択肢は間違いである。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午前:第93問

てんかん患者に対する作業療法評価で優先度の低いのはどれか。  

1: ベンダー・ゲシュタルト・テスト

2: コース立方体組合わせテスト

3: ロールシャッハ・テスト

4: WAIS-R

5: 職業適性検査

第54回午前:第41問

ある評価法で用いられる図を示す。この評価法はどれか。 

54_0_41

1: BPRS

2: Rehab

3: LASMI

4: PANSS

5: HRS-D〈Hamilton rating scale for depression〉

第46回午前:第40問

認知症の知的・認知機能評価で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: BPRS(Brief Psychiatric Rating Scale)

2: MMSE(Mini-Mental State Examination)

3: HDS-R(改訂長谷川式知能評価スケール)

4: HRS(Hamilton Rating Scale for Depression)

5: MMPI(Minnesota Multiphasic Personality Inventory)

第53回午前:第44問

認知症の重症度を測定することを目的に、記憶、見当識、判断力と問題解決、社会適応、家庭状況および趣味・関心、介護状況の6項目について5段階で評価するのはどれか。  

1: CDR

2: FAST

3: HDS-R

4: WMS-Ⅲ

5: NMスケール

  • 答え:1
  • 解説:認知症の重症度を測定するために、6項目を5段階で評価するのはCDR(Clinical Dementia Rating)である。CDRは記憶、見当識、判断力と問題解決、社会適応、家庭状況および趣味・関心、介護状況の6項目を評価し、認知症の進行度を判断する。
  • CDR(Clinical Dementia Rating)は、認知症の重症度を測定する目的で、記憶、見当識、判断力と問題解決、社会適応、家庭状況および趣味・関心、介護状況の6項目について5段階で評価する。このため、選択肢1が正しい。
  • FAST(Functional Assessment Staging Test)は、認知症の機能的な進行度を評価するための尺度であり、日常生活能力の低下に焦点を当てている。しかし、6項目について5段階で評価するのはCDRであるため、選択肢2は間違い。
  • HDS-R(Hasegawa Dementia Scale-Revised)は、認知症の診断や進行度を評価するための尺度であるが、6項目について5段階で評価するのはCDRであるため、選択肢3は間違い。
  • WMS-III(Wechsler Memory Scale-Third Edition)は、記憶機能を評価するための検査であり、8種類のサブテストからなる。しかし、認知症の重症度を6項目について5段階で評価するのはCDRであるため、選択肢4は間違い。
  • NMスケール(N式老年用精神状態尺度)は、老年認知症患者の日常生活における実際的な精神機能を行動観察により5項目7段階で評価する。しかし、認知症の重症度を6項目について5段階で評価するのはCDRであるため、選択肢5は間違い。
  • 科目:認知症・高齢者障害
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第41回午前:第85問

統合失調症の回復期前期における作業療法導入時の評価項目で適切でないのはどれか。  

1: 基本的生活リズム

2: 身体感覚の状態

3: 疲れやすさの程度

4: 活動範囲の広がり

5: 金銭管理能力

第57回午前:第29問

評価法と障害の組合せで正しいのはどれか。  

1: BADS―――気分障害

2: MMPI―――注意障害

3: POMS―――視知覚障害

4: SPTA―――記憶障害

5: WCST―――遂行機能障害

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、評価法とそれが対応する障害の組み合わせを正しく選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、ウィスコンシンカード分類検査(WCST)と遂行機能障害です。
  • BADS(Behavioral Assessment of the Dysexecutive Syndrome)は遂行機能障害を評価するための検査であり、気分障害とは関連がありません。
  • MMPI(Minnesota Multiphasic Personality Inventory)は、人格特性や精神症状を評価するための検査であり、注意障害とは直接関連がありません。
  • POMS(Profile of Mood States)は、現在の気分状態を評価するための検査であり、視知覚障害とは関連がありません。
  • SPTA(Serial Position Test of Attention)は存在しない評価法であり、記憶障害とは関連がありません。記憶障害を評価するための検査としては、WMS(Wechsler Memory Scale)があります。
  • WCST(ウィスコンシンカード分類検査)は、概念形成、セットの転換障害、反応の柔軟性を調べる遂行機能検査であり、遂行機能障害と関連があります。このため、選択肢5が正しい組み合わせです。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第36回午前:第78問

検査・測定で誤っている組合せはどれか。  

1: モダプツテスト-職業適性評価

2: ソシオメトリーテスト-自己評価尺度

3: 内田・クレペリンテスト-作業能力評価

4: PGCモラールスケール-生きがい尺度

5: ミニメンタルステート検査(MMSE)-認知症症状評価

第49回午前:第26問

認知症の行動観察評価はどれか。2つ選べ。  

1: Clinical dementia rating(CDR)

2: 認知症状評価尺度(GBSスケール)

3: Mini mental state examination(MMSE)

4: 国立精研式認知症スクリーニングテスト

5: 改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)

第53回午後:第26問

評価法の説明で正しいのはどれか。  

1: SF-36はコーピングスキルを評価する。

2: COPMは作業遂行の主観的経験を評価する。

3: 興味チェックリストは興味の満足感を評価する。

4: 意志質問紙は精神的ストレスの程度を評価する。

5: 老研式活動能力指標は高齢者の運動能力評価を目的とする。

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、評価法の説明の中で正しいものを選ぶ必要があります。正しい選択肢は、COPM(Canadian Occupational Performance Measure)であり、作業遂行の主観的経験を評価するものです。
  • SF-36は、健康関連の生活の質を評価するためのアンケートであり、コーピングスキルを評価するものではありません。
  • COPMは作業遂行の主観的経験を評価するもので、正しい選択肢です。これは、個人の日常生活の中での職業遂行に関する問題を特定し、その重要性を評価するためのアンケートです。
  • 興味チェックリストは、個人の興味や趣味を調査するためのツールであり、興味の満足感を評価するものではありません。
  • 意志質問紙は、意志力や自己制御力を評価するためのアンケートであり、精神的ストレスの程度を評価するものではありません。
  • 老研式活動能力指標は、高齢者の自立度を評価するためのアンケートであり、運動能力評価を目的としたものではありません。手段的自立、知的能動性、社会的役割について、13項目を「はい(1点)」、「いいえ(0点)」の13点満点で回答させ、自立度を評価します。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午後:第27問

評価法の説明で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: EuroQolは2つの項目で評価される。

2: PGCモラール・スケールは2件法である。

3: SF-36は健康関連QOLを測定する評価である。

4: 役割チェックリストは20の役割の有無と価値を評価する。

5: 老研式活動能力指標は手段的自立と知的能動性の2因子で構成されている。

第40回午前:第83問

統合失調症の社会生活能力の評価に用いる尺度はどれか。  

1: HTP (House tree person test)

2: MODAPTS (Modular arrangement of predetermined time standards)

3: DAM (Draw a man test)

4: FIM (Functional independence measure)

5: LASMI (Life assessment scale for the mentally ill)

第57回午前:第40問

認知症のBPSD〈Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia〉の評価尺度はどれか。  

1: ADAS

2: CDR

3: MMSE

4: NPI

5: PSMS

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、認知症のBPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)の評価尺度を尋ねています。正解はNPI(Neuropsychiatric Inventory)で、認知症の行動・心理症状(BPSD)の評価方法です。
  • ADAS(Alzheimer’s Disease Assessment Scale)は認知症の重症度を調べる検査で、見当識、記憶、言語機能、行為・構成能力についての評価を行います。MMSEよりも記憶、構成能力に重点が置かれていますが、BPSDの評価尺度ではありません。
  • CDR(Clinical dementia rating)は記憶を中心とした認知機能障害の重症度評価尺度で、対象者の診察や、対象者を知るものからの行動観察情報により行動を評価します。しかし、BPSDの評価尺度ではありません。
  • MMSE(Mini Mental State Examination)は認知障害の簡便な評価方法で、30点満点のうち23点以下で明確な障害を示します。しかし、BPSDの評価尺度ではありません。
  • NPI(Neuropsychiatric Inventory)は認知症の行動・心理症状(BPSD)の評価方法で、検査用紙に従って検査者が用意された質問項目(妄想、幻覚、興奮、うつ、不安、多幸、無関心、脱抑制、易怒性、異常行動、夜間行動、食行動)に沿って介護者に半構造化面接により評価を行います。このため、正解はNPIです。
  • PSMS(Physical Self-Maintenance Scale)は認知症者のADL評価法で、在宅者、施設入所者に対しても施行可能であり、排泄、食事、着替、身繕い、移動能力、入浴の6つの基本的生活機能を各5段階で評価します。しかし、BPSDの評価尺度ではありません。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午前:第78問

長期入院患者の地域生活支援に向けた作業療法評価で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.ロールシャッハテストイ.内田・クレペリンテストウ.精神障害者ケアアセスメントエ.LASMI(Life assessment scale for the mentally ill)オ.MMPI(ミネソタ多面人格検査)  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第37回午前:第58問

改訂版長谷川式簡易知能診査スケールで誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.得点と年齢との間に相関がある。イ.30点満点である。ウ.20点以下で痴呆を疑う。エ.片麻痺があっても評価できる。オ.失語があっても評価できる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第39回午前:第54問

脳卒中の回復期の評価尺度として誤っているのはどれか。  

1: SIASチャート

2: ブルンストローム法ステージ

3: アシュワース・スケール

4: グラスゴー・コーマ・スケール

5: Fugl-Meyer評価法

第37回午前:第45問

症状と評価との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 感覚障害-グラスゴーコーマスケール

2: 運動麻痺-ブルンストローム法ステージ

3: 後索性失調-ロンベルグ試験

4: 痙縮-アシュワーススケール

5: 痴呆-ミニメンタルステート検査(MMSE)