図に示す動作を行う脊髄損傷患者について答えよこの患者のADLで正しいのはどれか。
1: 寝返りには手すりが必要
2: 長座位保持には手すりが必要
3: 食事には長対立装具が必要
4: 更衣はズボンを除いて可能
5: 洋式トイレの使用が可能
脳卒中片麻痺患者のADL訓練で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 更衣動作の前開きシャツは、非麻痺側上肢から着る。
2: 移動動作では、車椅子を麻痺側上下肢で操作する。
3: 更衣動作訓練の導入時には、丸首シャツを用いる。
4: 洗体動作では、長めのループ付きタオルで背中を洗う。
5: トイレ動作では、壁のL字型手すりを使って移乗する。
Duchenne型筋ジストロフィーのステージ5(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)のときのADLアプローチで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 食器は体幹を動かさずに届く範囲に配置する。
2: 万能カフでブラシを把持して整髪する。
3: ズボンの着脱は立位で行う。
4: 便器への移乗にトランスファーボードを用いる。
5: 洗体時に座位保持椅子を導入する。
左片麻痺のADLの指導で適切でないのはどれか。
1: ベッドへ移乗する。
2: 平地を杖で歩く。
3: 床から立ち上がる。
4: 坂道を昇る。
5: 浴槽へ入る。
IADLに含まれるのはどれか。2つ選べ。
1: 階段の昇降をする。
2: 髪を洗う。
3: 掃除をする。
4: 電話をかける。
5: 髭を剃る。
在宅酸素療法を行っている慢性閉塞性肺疾患患者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 肩甲帯のリラクセーションを指導する。
2: 活動時の腹式呼吸パターンを指導する。
3: 時間あたり呼吸数を増やすよう指導する。
4: 口すぼめ呼吸を指導する。
5: 活動課題を分析し作業を分割する。
IADLに含まれるのはどれか。2つ選べ。
1: 家計管理
2: 更 衣
3: 洗 濯
4: 入 浴
5: 排 泄
60歳の男性。COPDが進行し在宅酸素療法が導入された。酸素流量は労作時2 L/分である。入浴動作の指導で正しいのはどれか。
1: 洗髪を片手で行う。
2: 動作を素早く行う。
3: 浴槽に肩まで浸かる。
4: 洗い場の椅子の座面を低くする。
5: 入浴中は経鼻カニューレを外す。
70歳の男性。肺気腫による慢性呼吸不全で在宅酸素療法を行っている。自宅での生活指導として誤りはどれか。2つ選べ。
1: 息切れがなければ酸素を一時的に止める。
2: 息切れがあれば入浴しない。
3: 階段昇降では時々立ち止まり深呼吸をする。
4: 食事は高カロリーのものを摂取する。
5: エネルギー消費の多い日常生活動作を指導する。
脳卒中後の左片麻痺患者に対するADL練習として正しいのはどれか。
1: 上衣を右上肢から着衣する。
2: 浴槽に右下肢からまたいで入る。
3: 階段を上るときに左下肢を先に出す。
4: 階段を下りるときに右下肢を先に出す。
5: 車椅子からベッドに移乗するときに左半身をベッドに寄せる。
呼吸障害の理学療法で適切なのはどれか。
1: 拘束性換気障害には口すぼめ呼吸を行う。
2: 慢性肺気腫の症例では速い呼気運動を行う。
3: ボルグ指数15~17の負荷で行う。
4: 無酸素性作業閾値以上の運動負荷で行う。
5: 階段では昇りながら息をはき、止まって吸気を行う。
70歳の男性。3年前に右手の振戦によってParkinson病を発症し、在宅で治療を行っている。ADLは自立していたが、1か月前に風邪をひいてから歩く速さが遅くなり、歩行の際に一歩めが思うように前に出ず、歩き出してからも前方に転びそうになることが多いという。在宅での理学療法における歩行指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 両下肢に弾性包帯を装着する。
2: 足関節に重錘バンドを装着する。
3: 一歩目を小さく前に出すよう指導する。
4: 床にはしご状の目印を付けてまたがせる。
5: かけ声などをかけてもらいながら歩くよう指導する。
慢性閉塞性肺疾患の患者に対する指導として正しいのはどれか。
1: 低脂肪食が良い。
2: 下肢の運動を行う。
3: 洗髪動作は両手で行う。
4: 発症後は禁煙の必要はない。
5: インフルエンザワクチンは勧めない。
慢性閉塞性肺疾患の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.呼吸訓練では呼気時間の延長を図る。イ.呼吸困難時の呼吸介助法は背臥位で行う。ウ.腹式呼吸の習得には胸鎖乳突筋の収縮を確認する。エ.下葉部に痰を認めたら座位にて体位排痰を行う。オ.痰の粘性が低ければハフィング(huffing)が排痰に有効である。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
慢性閉塞性肺疾患の呼吸理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.呼吸訓練では呼気時間の延長を図る。イ.呼吸困難時の呼吸介助法は背臥位で行う。ウ.腹式呼吸の習得には胸鎖乳突筋の収縮を確認する。エ.下葉部に痰を認めたら座位にて体位排痰を行う。オ.ハフィング(huffing)は咳の前に声門を開いて行う。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者のADLで適切でないのはどれか。
1: 太柄の軽いペングリップにする。
2: 物を取るにはリーチャーを利用する。
3: 登はん性起立により立位をとる。
4: 洗い場と浴槽との高さを同一にする。
5: 車椅子のシーティング調整が必要である。
片麻痺患者のADL指導で誤っているのはどれか。
1: 急な登り坂は健側を山側にして横歩きする。
2: 敷居をまたぐときは健側から行う。
3: 車椅子の座面は低めに設定する。
4: 浴槽へは患側から入る。
5: 脱衣は健側から行う。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーのステージ7(厚生省筋萎縮症研究班機能障害度分類による)のADLで適切でないのはどれか。
1: 長柄のブラシで髪を整える。
2: アームサポートを利用して歯磨きを行う。
3: 食事では皿をターンテーブルに置く。
4: 前開きシャツの着脱訓練を行う。
5: トイレでは前方テーブルを用いて姿勢を保持する。
脳卒中片麻痺のADL指導で正しいのはどれか。
1: 前方いざり移動では健側上肢を殿部の前に置く。
2: 歩行用の手すりは引っぱるように誘導する。
3: 便器の高さは車椅子の座面よりも低くする。
4: ベッドは健側が壁側にくるようにする。
5: 椅子からの立ち上がりでは、まず健側足部を引き寄せる。
慢性閉塞性肺疾患における包括的呼吸リハビリテーションで正しいのはどれか。
1: 運動耐容能の改善を図ることができる。
2: 吸気時に動作を行うように指導する。
3: 上肢筋力トレーニングは行わない。
4: 健康関連QOLに影響を与えない。
5: 栄養指導は含まない。