第47回午後第12問の類似問題

第43回午前:第22問

30歳の男性。前腕背側から手指背側にかけてIII度の熱傷を受けた。急性期にスプリントで保つ肢位で適切なのはどれか。  

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第36回午前:第24問

30歳の男性。前腕から手背にかけてIII度の熱傷を受傷。急性期に作製するスプリントとしての適切なのはどれか。  

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第52回午前:第34問

手背の深達性Ⅱ度熱傷に対する急性期のスプリンティング肢位で正しいのはどれか。  

1: 母指掌側外転

2: 母指MP関節伸展

3: 第2~5指MP関節伸展

4: 第2~5指PIP関節屈曲

5: 第2~5指DIP関節屈曲

第45回午後:第20問

44歳の患者。両上肢と体幹とに図のようなⅡ度の熱傷がある。受傷後3日目に保持すべき肢位で正しいのはどれか。 

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1: 頸部:中間位

2: 肩関節:外転位

3: 右前腕:回内位

4: 体幹:軽度屈曲位

5: 膝関節:軽度屈曲位

第45回午前:第89問

熱傷で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: Ⅲ度熱傷は真皮層までの損傷をいう。

2: 四肢関節部位は特殊部位と呼ばれる。

3: 瘢痕形成の予防として圧迫と伸張とが用いられる。

4: 手の熱傷では手内筋プラスポジションとなりやすい。

5: 小児の熱傷面積を算出する場合は9の法則を用いる。

第50回午後:第16問

44歳の患者。Ⅱ度の熱傷がある部位を図に示す。受傷後3日目に保持すべき肢位で正しいのはどれか。 

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1: 頸部中間位

2: 肩関節外転位

3: 右前腕回内位

4: 体幹軽度屈曲位

5: 股関節軽度屈曲位

第57回午前:第38問

手背の熱傷に対する急性期のスプリントの関節角度で正しいのはどれか。  

1: 手関節屈曲30度

2: MP関節屈曲50度

3: PIP関節屈曲60度

4: DIP関節屈曲30度

5: 母指橈側外転60度

  • 答え:2
  • 解説:手背の熱傷に対する急性期のスプリントでは、手関節は10~30度伸展位、MP関節は40~60度屈曲位、PIPとDIP関節は伸展位で安静にし、CM関節は対立位かやや外転位、母指は伸展位を保持する。
  • 手関節は伸展位を保持させるため、手関節屈曲30度は正しくありません。
  • MP関節は40~60度屈曲位で保持するため、MP関節屈曲50度は正しい選択肢です。
  • PIP関節は伸展位で保持するため、PIP関節屈曲60度は正しくありません。
  • DIP関節は伸展位で保持するため、DIP関節屈曲30度は正しくありません。
  • 母指橈側外転60度は、外転位しすぎている点で適切でないため、正しくありません。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第50回午後:第36問

熱傷患者に対する作業療法で誤っているのはどれか。  

1: 肥厚性瘢痕部は圧迫する。

2: 急性期から装具で良肢位に保持する。

3: 急性期はゆっくりとした運動を行う。

4: 皮膚移植部は生着してから伸張する。

5: 体幹の熱傷では肩関節は内転位とする。

第54回午前:第94問

熱傷で正しいのはどれか。  

1: 熱傷面積はI、Ⅱ、Ⅲ度すべての面積を合わせて計算する。

2: I度熱傷では水疱がみられる。

3: 浅達性Ⅱ度熱傷では水疱底は蒼白である。

4: 深達性Ⅱ度熱傷では疼痛がみられる。

5: Ⅲ度熱傷では創底から上皮化が起こる。

  • 答え:4
  • 解説:熱傷は、皮膚が熱や化学物質、放射線などによって損傷を受けることで発生します。熱傷の程度は、I度、II度、III度に分類され、それぞれの症状や治療法が異なります。
  • 選択肢1は間違いです。熱傷面積の計算は、II度とIII度の熱傷面積を合わせて行います。具体的には、1/2×II度熱傷面積(%)+III度熱傷面積(%)で求められます。
  • 選択肢2は間違いです。I度熱傷では、皮膚が赤くなり、軽度の痛みがあるものの、水疱は見られません。水疱は、浅達性II度熱傷や深達性II度熱傷で見られることがあります。
  • 選択肢3は間違いです。水疱底が蒼白であるのは、深達性II度熱傷の特徴です。浅達性II度熱傷では、水疱底は赤みがかっています。
  • 選択肢4は正しいです。深達性II度熱傷では、疼痛が見られますが、浅達性II度熱傷に比べて軽度であることが一般的です。
  • 選択肢5は間違いです。III度熱傷では、皮膚の全層が損傷し、再生組織は創傷辺縁からしか生じません。創底から上皮化が起こるのは、深達性II度熱傷の場合です。
  • 科目:骨関節障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午後:第86問

熱傷について正しいのはどれか。  

1: Ⅰ度では皮膚の発赤をきたす。

2: 浅達性Ⅱ度では肥厚性瘢痕を残す。

3: Ⅲ度では強い痛みがある。

4: 小児の熱傷面積の概算には9の法則が用いられる。

5: 熱傷指数はⅠ度とⅡ度の面積から算出する。

第51回午後:第30問

深達性Ⅱ度熱傷に分類されるのはどれか。  

1: 表皮までの損傷

2: 真皮浅層までの損傷

3: 真皮深層までの損傷

4: 皮下組織までの損傷

5: 筋肉までの損傷

第37回午前:第81問

熱傷の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 植皮術直後から関節可動域訓練を行う。

2: 温浴時に関節可動域訓練を併用する。

3: ゆっくりした持続的な皮膚の伸張を一日数回行う。

4: 初期の安静肢位として高齢者では肩関節外転・外旋位をとらせる。

5: スプリントの圧迫によってケロイド形成を抑制する。

第53回午後:第37問

手部のⅢ度熱傷における対応で正しいのはどれか。  

1: 受傷直後に氷で冷却する。

2: 冷却時間は5分未満にする。

3: 壊死組織の除去は不要である。

4: 変形防止にスプリントを使用する。

5: 受傷時に手袋をしていたら直ちに抜去する。

  • 答え:4
  • 解説:Ⅲ度熱傷は真皮全層と皮下組織まで損傷が及ぶ重度の熱傷であり、適切な対応が必要です。冷却は流水を使用し、壊死組織の除去や植皮移植が必要な場合もあります。変形防止にはスプリントを使用し、衣類や手袋の取り除き方にも注意が必要です。
  • 氷で冷却するのは適切ではありません。氷は冷却温度が低く、凍傷を起こす危険性があります。熱傷の受傷直後は流水で冷却するのが適切です。
  • 冷却時間は5分未満ではなく、損傷の面積と深度にもよりますが、5分以上30分程度が望ましいです。損傷部位が広範囲にわたる場合は、低体温とならないように冷却時間を調整することが重要です。
  • 壊死組織の除去は必要な場合があります。壊死組織は炎症増悪を招く原因になるほか、正常な肉芽組織の成長を妨げるため、除去することがある。壊死組織の除去後に植皮移植が行われることもあります。
  • 変形防止にスプリントを使用するのは正しいです。熱傷部位の治癒時には皮膚組織の瘢痕萎縮が生じることがあるため、スプリントを用いて良肢位を保持することが適切です。
  • 受傷時に手袋をしていたら直ちに抜去するのは適切ではありません。無理に取り除くと熱傷部の皮膚損傷が生じやすくなります。流水で冷却する場合は衣類を着用したまま水をかけ、その後に皮膚へのダメージを最小限に抑えて慎重に衣類を取り除くのが適切です。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午前:第35問

熱傷患者に対する作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 急性期には装具の適応がない。

2: 肥厚性瘢痕部は圧迫を避ける。

3: 患肢は挙上位にポジショニングする。

4: 肉芽形成促進のために温浴療法を行う。

5: 皮膚移植直後から移植部の伸張を行う。

第47回午前:第49問

熱傷患者の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 温浴時に関節可動域訓練を併用する。

2: 植皮術直後から関節可動域訓練を行う。

3: ゆっくりした持続的な皮膚の伸張を行う。

4: スプリントの圧迫によってケロイド形成を抑制する。

5: 初期の安静肢位として肩関節外転・外旋位をとらせる。

第57回午後:第34問

熱傷について正しいのはどれか。  

1: Ⅰ度熱傷では水疱がみられる。

2: Ⅲ度熱傷では創底から上皮化が起こる。

3: 深達性Ⅱ度熱傷では痛覚鈍麻がみられる。

4: 浅達性Ⅱ度熱傷では水疱底は蒼白である。

5: 熱傷面積はⅠ、Ⅱ、Ⅲ度すべての面積を合わせて計算する。