30歳の男性。前腕背側から手指背側にかけてIII度の熱傷を受けた。急性期にスプリントで保つ肢位で適切なのはどれか。
30歳の男性。前腕から手背にかけてIII度の熱傷を受傷。急性期に作製するスプリントとしての適切なのはどれか。
手背の深達性Ⅱ度熱傷に対する急性期のスプリンティング肢位で正しいのはどれか。
1: 母指掌側外転
2: 母指MP関節伸展
3: 第2~5指MP関節伸展
4: 第2~5指PIP関節屈曲
5: 第2~5指DIP関節屈曲
44歳の患者。両上肢と体幹とに図のようなⅡ度の熱傷がある。受傷後3日目に保持すべき肢位で正しいのはどれか。
1: 頸部:中間位
2: 肩関節:外転位
3: 右前腕:回内位
4: 体幹:軽度屈曲位
5: 膝関節:軽度屈曲位
熱傷で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: Ⅲ度熱傷は真皮層までの損傷をいう。
2: 四肢関節部位は特殊部位と呼ばれる。
3: 瘢痕形成の予防として圧迫と伸張とが用いられる。
4: 手の熱傷では手内筋プラスポジションとなりやすい。
5: 小児の熱傷面積を算出する場合は9の法則を用いる。
44歳の患者。Ⅱ度の熱傷がある部位を図に示す。受傷後3日目に保持すべき肢位で正しいのはどれか。
1: 頸部中間位
2: 肩関節外転位
3: 右前腕回内位
4: 体幹軽度屈曲位
5: 股関節軽度屈曲位
手背の熱傷に対する急性期のスプリントの関節角度で正しいのはどれか。
1: 手関節屈曲30度
2: MP関節屈曲50度
3: PIP関節屈曲60度
4: DIP関節屈曲30度
5: 母指橈側外転60度
熱傷患者に対する作業療法で誤っているのはどれか。
1: 肥厚性瘢痕部は圧迫する。
2: 急性期から装具で良肢位に保持する。
3: 急性期はゆっくりとした運動を行う。
4: 皮膚移植部は生着してから伸張する。
5: 体幹の熱傷では肩関節は内転位とする。
熱傷で正しいのはどれか。
1: 熱傷面積はI、Ⅱ、Ⅲ度すべての面積を合わせて計算する。
2: I度熱傷では水疱がみられる。
3: 浅達性Ⅱ度熱傷では水疱底は蒼白である。
4: 深達性Ⅱ度熱傷では疼痛がみられる。
5: Ⅲ度熱傷では創底から上皮化が起こる。
熱傷について正しいのはどれか。
1: Ⅰ度では皮膚の発赤をきたす。
2: 浅達性Ⅱ度では肥厚性瘢痕を残す。
3: Ⅲ度では強い痛みがある。
4: 小児の熱傷面積の概算には9の法則が用いられる。
5: 熱傷指数はⅠ度とⅡ度の面積から算出する。
深達性Ⅱ度熱傷に分類されるのはどれか。
1: 表皮までの損傷
2: 真皮浅層までの損傷
3: 真皮深層までの損傷
4: 皮下組織までの損傷
5: 筋肉までの損傷
熱傷の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 植皮術直後から関節可動域訓練を行う。
2: 温浴時に関節可動域訓練を併用する。
3: ゆっくりした持続的な皮膚の伸張を一日数回行う。
4: 初期の安静肢位として高齢者では肩関節外転・外旋位をとらせる。
5: スプリントの圧迫によってケロイド形成を抑制する。
手部のⅢ度熱傷における対応で正しいのはどれか。
1: 受傷直後に氷で冷却する。
2: 冷却時間は5分未満にする。
3: 壊死組織の除去は不要である。
4: 変形防止にスプリントを使用する。
5: 受傷時に手袋をしていたら直ちに抜去する。
熱傷患者に対する作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 急性期には装具の適応がない。
2: 肥厚性瘢痕部は圧迫を避ける。
3: 患肢は挙上位にポジショニングする。
4: 肉芽形成促進のために温浴療法を行う。
5: 皮膚移植直後から移植部の伸張を行う。
熱傷患者の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 温浴時に関節可動域訓練を併用する。
2: 植皮術直後から関節可動域訓練を行う。
3: ゆっくりした持続的な皮膚の伸張を行う。
4: スプリントの圧迫によってケロイド形成を抑制する。
5: 初期の安静肢位として肩関節外転・外旋位をとらせる。
熱傷について正しいのはどれか。
1: Ⅰ度熱傷では水疱がみられる。
2: Ⅲ度熱傷では創底から上皮化が起こる。
3: 深達性Ⅱ度熱傷では痛覚鈍麻がみられる。
4: 浅達性Ⅱ度熱傷では水疱底は蒼白である。
5: 熱傷面積はⅠ、Ⅱ、Ⅲ度すべての面積を合わせて計算する。