第53回午後第37問の類似問題

第36回午前:第24問

30歳の男性。前腕から手背にかけてIII度の熱傷を受傷。急性期に作製するスプリントとしての適切なのはどれか。  

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第45回午前:第89問

熱傷で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: Ⅲ度熱傷は真皮層までの損傷をいう。

2: 四肢関節部位は特殊部位と呼ばれる。

3: 瘢痕形成の予防として圧迫と伸張とが用いられる。

4: 手の熱傷では手内筋プラスポジションとなりやすい。

5: 小児の熱傷面積を算出する場合は9の法則を用いる。

第43回午前:第22問

30歳の男性。前腕背側から手指背側にかけてIII度の熱傷を受けた。急性期にスプリントで保つ肢位で適切なのはどれか。  

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第47回午後:第12問

図に示す斜線の部位にⅡ度深達性熱傷がある。急性期に安静を保つためのスプリント肢位で正しいのはどれか。  

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第46回午前:第35問

熱傷患者に対する作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 急性期には装具の適応がない。

2: 肥厚性瘢痕部は圧迫を避ける。

3: 患肢は挙上位にポジショニングする。

4: 肉芽形成促進のために温浴療法を行う。

5: 皮膚移植直後から移植部の伸張を行う。

第55回午前:第33問

熱傷のリハビリテーションで正しいのはどれか。  

1: 持続伸長運動が基本である。

2: 熱傷瘢痕部の圧迫は避ける。

3: 熱傷による拘縮予防には装具は使用しない。

4: 慢性期のパラフィン浴は60℃くらいがよい。

5: 会陰部熱傷の急性期では下肢外旋肢位のポジショニングを行う。

  • 答え:1
  • 解説:熱傷のリハビリテーションでは、持続伸長運動が基本であり、適切な圧迫や装具の使用、適切な温度のパラフィン浴、適切なポジショニングが重要です。
  • 持続伸長運動が基本である。熱傷に対しては、ゆっくりとした運動と組織を壊さない伸張運動を徹底することが重要である。熱傷創に対して機械的な反復運動を加重させると、血流の増加によりコラーゲンの増殖が過剰に促進され、創収縮の一因となる。
  • 熱傷瘢痕部の圧迫は避けるというのは間違いで、肥厚性瘢痕は瘢痕拘縮の原因にもなる。均等圧迫伸張法を用い、部位に応じて管状サポート包帯、メッシュグローブ、圧迫被服、フェイスマスクとして装着する。
  • 熱傷による拘縮予防には装具は使用しないというのは間違いで、熱傷患者に対しては、手部の変形や拘縮予防のために、急性期から積極的に装具(スプリント)を使用する。
  • 慢性期のパラフィン浴は60℃くらいがよいというのは間違いで、パラフィン浴では、浴槽内の温度は50~55℃に設定し、バスタオルを使用して皮膚温を適温の38~42℃に設定する。浴槽内を60℃以上にはしない。
  • 会陰部熱傷の急性期では下肢外旋肢位のポジショニングを行うというのは間違いで、会陰部熱傷の急性期には、拘縮予防のため股関節外転肢位とする。股関節は内外旋中間位、伸展位とする。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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