適切でない組合せはどれか。2つ選べ。 ア.手続き記憶の障害-システム手帳の利用を促す。イ.注意障害-作業場面を簡素にする。ウ.半側空間無視-無視傾向のある側に目印を設定する。エ.半側身体無視-両手同時動作が必要な課題を与える。オ.観念運動失行-言語による指示の頻度を増す。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
「野菜の名前をできるだけ多く言ってください」という課題で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)の一問にある。イ.全般性注意の検査として利用されている。ウ.エピソード記憶の障害の検出に有用である。エ.1分間に20種類以上解答できたときに正常と判定する。オ.言語の流暢性の障害があると成績が低下する。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
認知症をきたす疾患で脳外科的手術によって認知機能が改善する可能性があるのはどれか。2つ選べ。
1: Lewy小体型認知症
2: 進行性核上性麻痺
3: 慢性硬膜下血腫
4: Wernicke脳症
5: 正常圧水頭症
大脳皮質の機能と部位との組合せで誤っているのはどれか。
1: 言語表出-前頭葉
2: 空間認知-頭頂葉
3: 聴覚理解-側頭葉
4: 言語記憶-側頭葉
5: 体性感覚-後頭葉
大脳皮質の機能と部位との組合せで誤っているのはどれか。
1: 言語記憶-側頭葉
2: 相貌識別-後頭葉
3: 言語表出-前頭葉
4: 体性感覚-後頭葉
5: 聴理解-側頭葉
改訂版長谷川式簡易知能診査スケールで誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.得点と年齢との間に相関がある。イ.30点満点である。ウ.20点以下で痴呆を疑う。エ.片麻痺があっても評価できる。オ.失語があっても評価できる。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
主たる機能の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 大脳基底核 - 深部感覚中継核
2: 小脳 - 筋トーヌス制御
3: 海馬 - 姿勢調節
4: 網様体 - 覚醒水準
5: 角回 - 視覚中枢
認知症の知的・認知機能評価で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: BPRS(Brief Psychiatric Rating Scale)
2: MMSE(Mini-Mental State Examination)
3: HDS-R(改訂長谷川式知能評価スケール)
4: HRS(Hamilton Rating Scale for Depression)
5: MMPI(Minnesota Multiphasic Personality Inventory)
検査と評価項目の組合せで正しいのはどれか。
1: GMFM ── 日常生活活動
2: WISC-IV ── ワーキングメモリー
3: S-M社会生活能力検査 ── 心理的発達
4: フロスティグ視知覚検査 ── 巧緻運動
5: 遠城寺式乳幼児分析的発達検査 ── 粗大運動
認知症患者への作業適用で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.繰り返しのある作業イ.複数の段階付けのある作業ウ.1時間程度でできる作業エ.巧緻性を必要とする作業オ.手続記憶を利用した作業
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
8歳の男児。学習障害。外来通院で作業療法を実施。聴覚的短期記憶に問題があり学校での課題の取り組みに困難を示している。知能検査は下位検査にばらつきがあるが発達遅滞は認められない。作業療法を実施する上で適切でないのはどれか。
1: 課題に取り組んだ場合は積極的にほめる。
2: 視覚的な情報提示を多くする。
3: 繰り返し内容を口頭で説明する。
4: 指示は簡単にする。
5: 言われたことをノートに書くように指導する。
運動性失語があっても、目的とする機能を適切に評価できる検査はどれか。2つ選べ。
1: ベントン視覚記銘検査
2: 田中・ビネー式知能検査
3: レーブン色彩マトリクス検査
4: MMSE(Mini Mental State Examination)
5: HDS-R(改訂版長谷川式簡易知能スケール)
運動性失語があっても目的とする機能を適切に評価できる検査はどれか。
1: 三宅式記銘力検査
2: 田中・ビネー式知能検査
3: コース立方体組合わせテスト
4: 改訂長谷川式簡易知能評価スケール
5: ミニメンタルステート検査(MMSE)
認知療法について正しいのはどれか。
1: 認知の歪みに働きかける。
2: 認知機能の改善効果がある。
3: 幼少期のこころの問題を主な対象とする。
4: 自動思考は無意識であるため同定しない。
5: 悲観的な思考を楽観的な思考に置き換える。
脳損傷後の出来事が思い出せないようになることはどれか。
1: 作 話
2: 失 認
3: 前向健忘
4: 逆向健忘
5: 見当識障害
統合失調症患者の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 合理的な理由付け
2: 作業能率の低下
3: 持続性の維持
4: 社交性の高さ
5: 認知のゆがみ
認知・思考障害の強い統合失調症患者に対する認知行動療法で適切なのはどれか。
1: 考えを文字にして表す。
2: 一日の活動を記録して振り返る。
3: コラム法を用いて状況を吟味する。
4: 問題行動を思い返して内省を深める。
5: 相手の気持ちや状況の理解に焦点を当てて振り返る。
思考障害のある統合失調症患者の作業活動で適切でないのはどれか。
1: 見本があるもの
2: 手順の明確なもの
3: 自由度の高いもの
4: 時間に融通性があるもの
5: 目的が明確なもの
思考障害の強い精神分裂病(統合失調症)患者に対する作業適用で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.手順が明確な作業イ.非構成的な作業ウ.自己判断で進める作業エ.問題解決的な作業オ.反復的な作業
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
小児の評価領域と検査の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 粗大運動――――GMFM
2: 視知覚機能―――Erhardt(エアハート)発達学的視覚評価
3: 感覚統合機能――Kohs立方体組合せテスト
4: 知的機能――――WISC-Ⅳ
5: 日常生活能力――新S-M社会生活能力検査