第43回午前第21問の類似問題

第49回午前:第100問

小学2年生の女児。学校では一言も話さない。うなずきなどのジェスチャーでコミュニケーションは可能。自宅では普通に会話ができる。考えられるのはどれか。  

1: 読字障害

2: 選択性緘黙

3: Rett症候群

4: 広汎性発達障害

5: Tourette症候群

第52回午前:第43問

3歳6か月の脳性麻痺児で、ロフストランド杖などの手に持つ移動器具を使用して歩行可能である。この児のGMFCSのレベルはどれか。  

1: Ⅰ

2: Ⅱ

3: Ⅲ

4: Ⅳ

5: Ⅴ

第46回午前:第29問

アテトーゼ型脳性麻痺児の症状と訓練課題との組合せで適切なのはどれか。  

1: 定頸不良 — 背臥位で下肢を挙上する。

2: 体幹過伸展 — 座面の高い椅子で座位を保持する。

3: 手指の過伸展 — 豆をつまむ。

4: 目と手の協調障害 — ボールプールで遊ぶ。

5: 動的バランス不良 — セラピーボールに乗って揺らす。

第50回午後:第5問

11歳の男児。Duchenne型筋ジストロフィー。症状が進行し、独歩が困難となり車椅子を導入した。つかまり立ちは可能だが、椅子からの立ち上がりや伝い歩きはできない。床上では座位は安定しており四つ這い移動も可能である。厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類でのステージはどれか。  

1: ステージ2

2: ステージ3

3: ステージ4

4: ステージ5

5: ステージ6

第54回午前:第8問

3歳の男児。脳性麻痺による右片麻痺。背臥位から図のように起き上がる。影響する反射はどれか。 

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1: Moro反射

2: Galant反射

3: 緊張性迷路反射

4: 交叉性伸展反射

5: 非対称性緊張性頸反射

第39回午前:第25問

14歳の男子。デュシェンヌ型筋ジストロフィーのステージ7(厚生省筋萎縮症研究班機能障害度分類による)。座位保持可能。理学療法として適切でないのはどれか。  

1: 座位保持装置の製作

2: 体幹のストレッチング

3: 横隔膜強化の呼吸訓練

4: 四つ這いでの床上移動訓練

5: キーボードを利用した手指機能訓練

第48回午後:第39問

脳性麻痺痙直型両麻痺児の歩行の特徴で正しいのはどれか。  

1: 重心の上下動が小さい。

2: 骨盤の回旋が大きい。

3: 股関節の内旋が大きい。

4: 歩幅が大きい。

5: 歩行率が小さい。

第47回午前:第13問

体幹の筋緊張が低い脳性麻痺の乳児の抱き方で適切でないのはどれか。  

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第57回午前:第19問

7歳の男児。幼児期から落ち着きがなく、一つのおもちゃで遊べないなどの行動があった。小学校入学後、長時間椅子に座れない、順番を待てない、注意散漫などの問題行動があり、外来作業療法を受けることになった。作業療法では、次第に活動に継続して取り組めるようになってきたが、協調動作が必要な作業は苦手である。知能検査では知的障害は認められなかった。作業療法を行う上での留意点として適切なのはどれか。  

1: 複数の課題を同時に提示する。

2: 順番が守れない場合は厳しく注意する。

3: 周囲に受け入れられる行動は積極的に褒める。

4: 数週間継続して取り組める連続課題を実施する。

5: 作業台の上にいろいろな道具や材料を揃えておく。

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、ADHDの特徴的な行動を持つ7歳の男児に対して、作業療法を行う上での留意点を選ぶ必要があります。ADHDの子どもは注意力が散漫であり、協調動作が苦手であることが一般的です。
  • 選択肢1は間違いです。注意散漫な問題行動がある子どもに対して、複数の課題を同時に提示すると、どれにも集中できず、効果的な作業療法になりません。
  • 選択肢2は間違いです。順番が守れないのはADHDの症状であり、厳しく注意することで行動を変えることは困難です。むしろ、子どもの自尊心を傷つける可能性があります。
  • 選択肢3は正解です。周囲に受け入れられる行動は積極的に褒めることで、子どもがその行動を継続しやすくなります。また、自尊心を高めることで、他の問題行動の改善にもつながることがあります。
  • 選択肢4は間違いです。ADHDの子どもに対して、数週間継続して取り組む連続課題を実施することは、注意散漫な問題行動によって困難です。短期間で結果が出る課題を提示する方が効果的です。
  • 選択肢5は間違いです。作業台の上に多くの道具や材料を揃えておくと、子どもの注意が散漫になり、作業に集中できなくなります。必要なものだけを用意し、環境を整えることが重要です。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午後:第37問

重度の痙直型四肢麻痺児に起こりやすいのはどれか。2つ選べ。  

1: 前腕回外拘縮

2: 中手指節間関節伸展拘縮

3: 脊柱側弯変形

4: 股関節外転拘縮

5: 膝関節屈曲拘縮

第38回午前:第74問

痙直型両麻痺児の理学療法において促通すべき運動・反射はどれか。2つ選べ。 ア.背臥位で股関節内転運動イ.座位で股関節内旋運動ウ.座位で骨盤前傾運動エ.立位で下肢相反運動オ.立位で陽性支持反射  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第40回午前:第50問

ステージ5(厚生省筋萎縮症研究班機能障害度分類による)のデュシェンヌ型筋ジストロフィー児に対する作業療法で誤っているのはどれか。  

1: トランスファーボードや広い座面の便器を使用する。

2: はき口のゆるい靴下を用いる。

3: 洗面台を使って立位で顔を洗う。

4: 車椅子操作の習熟を図る。

5: 回転式の皿の適応を検討する。

第52回午後:第10問

10歳の男児。Duchenne型筋ジストロフィー。独歩不可能で、屋外は車椅子で、室内では四つ這い移動が可能。上肢に拘縮はなく、座位で上肢の使用が可能である。この時期に優先して行うべき評価はどれか。  

1: 知能検査

2: 深部腱反射

3: 神経伝導速度

4: 呼吸機能検査

5: 前腕回内外試験

第36回午前:第58問

痙直型片麻痺児の促通すべき要素で誤っているのはどれか。  

1: 患側肩甲帯の前方突出

2: 正中位での上肢活動

3: 体幹の支持性

4: 立位で下肢の陽性支持反射

5: 座位での平衡反応

第35回午前:第32問

左片麻痺患者のADL指導で適切でないのはどれか。  

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第44回午前:第39問

片麻痺患者の自助具として適切でないのはどれか。  

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第41回午前:第13問

体幹の筋緊張が低い脳性麻痺の乳児を抱きかかえる方法で適切でないのはどれか。  

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第54回午前:第19問

9歳の男児。注意欠如・多動性障害。放課後デイサービスに通所している。鼻歌を唄ったり足を動かしたりとじっとしていることが苦手で、勉強の時間に立ち歩いたり他児にちょっかいを出したりすることでトラブルになった。指導員から注意されると感情的になり、暴れる行動が頻回にみられた。教科書や提出物の忘れ物も多い。この児に対する治療的な対応で適切なのはどれか。  

1: トラブルの原因を考えさせる。

2: 運動を取り入れて体を動かす。

3: 他児との交流は最小限に留める。

4: じっとしておく取り決めをする。

5: 感情的になっても介入しないでおく。

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、注意欠如・多動性障害(ADHD)のある9歳の男児に対する適切な治療的対応を選ぶことが求められています。ADHDの特徴である不注意、多動性、衝動性を考慮し、適切な対応を選択することが重要です。
  • トラブルの原因を考えさせることは、この男児にとって効果的とは言えません。彼は注意されると感情的になってしまうため、トラブルの原因を考えさせることでさらに感情的になる可能性があります。
  • 運動を取り入れて体を動かすことは、心理的発散となり、衝動的に暴れることを抑制することが期待できます。この対応が適切であるため、答えは2です。
  • 他児との交流を最小限に留めることは、必ずしも適切な対応ではありません。男児はトラブルが発生しそうになった時点で作業療法士が介入することが重要であり、平時から他児との交流自体を制限する必要はありません。
  • じっとしておく取り決めをすることは、男児の衝動性自体を抑えることができません。日頃から作業療法士の誘導で手・足・頸などをゆっくり動かす練習をすることで、多動の自己抑制の助けになります。
  • 感情的になっても介入しないでおくことは、適切な対応ではありません。児が感情的になったときは、状況に応じて介入することが重要です。例えば、感情的になって破壊・他害行為などが起こりそうになった場合には、身体を制して確実に止め、児の中に自己抑制が生まれるようにすることが適切です。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午前:第18問

左片麻痺者のADL指導で適切でないのはどれか。  

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