痙直型両麻痺児の歩行の特徴で誤っているのはどれか。
1: 体幹の側方動揺が大きい。
2: 股・膝関節の屈曲が大きい。
3: 股関節が内転位になりやすい。
4: 足先から接地する。
5: 上肢は伸展位をとる。
脳性麻痺で誤っているのはどれか。
1: 痙直型四肢麻痺では出生時から筋緊張が高い。
2: 痙直型両麻痺では上肢よりも下肢の障害が強い。
3: アテトーゼ型では緊張性頸反射の影響を受ける。
4: 精神的緊張でアテトーゼ型の不随意運動は増強する。
5: アテトーゼ型四肢麻痺では下肢よりも上肢の障害が強い。
8か月の男児。脳性麻痺による痙直型四肢麻痺。腹臥位で図のような姿勢を示す。影響しているのはどれか。
1: 緊張性迷路反射
2: 屈筋逃避反射
3: 非対称性緊張性頸反射
4: Moro反射
5: Landau反射
痙直型両麻痺児の歩行の特徴で正しいのはどれか。
1: 体幹の動揺は少ない。
2: 肩関節は内転位になりやすい。
3: 肘関節は伸展位になりやすい。
4: 股関節は内転位になりやすい。
5: 膝関節は伸展位になりやすい。
脳性麻痺の痙直型両麻痺で生じやすい肢位はどれか。
1: 踵足
2: 外反母趾
3: 股関節外転位
4: 股関節外旋位
5: クラウチング肢位
4歳の男児。脳性麻痺痙直型両麻痺。図のような理学療法を行っている。訓練目的として誤っているのはどれか。
1: 上肢パラシュート反応の促通
2: 股関節内転筋の緊張抑制
3: 股関節伸展筋の促通
4: 体幹伸展筋の促通
5: 膝屈曲筋の促通
7か月の男児。痙直型四肢麻痺。図に示す運動療法の効果で誤っているのはどれか。2つ選べ。ア.頭部のコントロールイ.体幹伸展筋の痙縮抑制ウ.肩甲骨内転筋の痙縮抑制エ.手の正中位動作の学習オ.両下肢伸展の促通
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
痙直型四肢麻痺の脳性麻痺児の抱き方で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
成人期の二次障害として頸椎症性脊髄症を発症しやすい疾患はどれか。
1: 先天性多発性関節拘縮症
2: アテトーゼ型脳性麻痺
3: 痙直型脳性麻痺
4: 骨形成不全症
5: 分娩麻痺
正中神経障害で麻痺を生じる筋はどれか。2つ選べ。
1: 母指内転筋
2: 長母指屈筋
3: 背側骨間筋
4: 橈側手根屈筋
5: 尺側手根屈筋
姿勢保持障害の原因で痙直型脳性麻痺児の特徴はどれか。
1: 注意集中困難による多動
2: 身近な感覚遊びによる常同行動
3: 全身の低緊張による耐久性低下
4: 身体接触面から受ける触覚の異常
5: 全身の不随意運動による調節困難
痙直型両麻痺児の理学療法で正しいのはどれか。
1: 股関節伸筋の抑制
2: ハムストリングスの促通
3: 股関節外転筋の抑制
4: 下腿三頭筋の抑制
5: 足指屈筋群の促通
5歳の男児。脳性麻痺。麻痺のタイプは痙直型両麻痺であり、図のように両手支持なしで座ることができる。この児で骨盤後傾を修正し、座位姿勢の改善を図るために最もストレッチが必要な筋はどれか。
1: ハムストリングス
2: 大腿筋膜張筋
3: 大腿直筋
4: 前脛骨筋
5: 薄筋
痙直型両麻痺を呈する脳性麻痺児の歩行訓練に際して、痙縮を抑制する手技の対象となるのはどれか。2つ選べ。
1: 大殿筋
2: 中殿筋
3: 長内転筋
4: 腓腹筋
5: 長腓骨筋
4歳の男児。痙直型両麻痺。平行棒内両手支持での立位保持は可能だが、はさみ状歩容である。運動療法で適切でないのはどれか。
10歳の女児。痙直型両麻痺。移動には四つ這い、歩行器での歩行および車椅子自走を併用している。この女児が立ち上がろうとして図のような姿勢になった。原因として考えられるのはどれか。
1: 緊張性迷路反射の残存
2: 膝関節伸展可動域の低下
3: 下肢の左右分離運動困難
4: 上肢の屈曲共同運動の出現
5: 緊張性対称性頸反射の残存
6歳の男児。痙直型両麻痺。右股関節を他動的に屈曲すると、左膝関節は伸展した。この図でみられる反射・反応はどれか。
1: 伸張反射
2: 緊張性迷路反射
3: 交叉性伸展反射
4: 連合反応
5: 陽性支持反応
12歳の女児。痙直型両麻痺。膝歩きの様子を示す。本児の異常な膝歩き動作の原因として可能性が低いのはどれか。
1: 体幹伸展筋群の過活動
2: 腹筋群の低活動
3: 股関節伸筋群の低活動
4: 股関節屈筋群の過活動
5: 股関節内転筋群の過活動
4歳の男児。痙直型四肢麻痺。緊張性頸反射が陽性である。ボールを使った遊びの指導で適切でないのはどれか。2つ選べ。