第43回午前第16問の類似問題

第44回午前:第35問

図のような側弯患者で正しいのはどれか。 

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1: 左肩甲骨が隆起する。

2: Cobb角は13°である。

3: 装具療法の適応はない。

4: 体幹の前屈運動が制限される。

5: 側弯部の脊柱は椎体が左へ回旋する。

第52回午後:第8問

14歳の女子。第5胸椎を頂椎とする側弯症。Cobb角は18度である。体幹前屈時の様子を図に示す。正しいのはどれか。 

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1: 右凸の側弯である。

2: 手術療法の適応である。

3: 側弯体操で矯正可能である。

4: Boston型装具の適応である。

5: 第5胸椎の棘突起は凸側へ回旋している。

第41回午後:第43問

頸椎で誤っているのはどれか。  

1: 環椎と軸椎との間には椎間円板がある。

2: 環椎後頭関節は顆状関節である。

3: 回旋は正中環軸関節での運動が主体となる。

4: 頸椎は生理的に前弯している。

5: 頸部の椎間孔は伸展で狭小化する。

第37回午後:第3問

頸椎で誤っているのはどれか。  

1: 頸椎には生理的前弯がある。

2: 環椎横靭帯は軸椎歯突起に対し固定作用をもつ。

3: 椎骨動脈が横突孔に入るのは第6頸椎からである。

4: 第7頸椎棘突起は体表から容易に触知できる。

5: 頸部の脊柱管は頸部伸展で拡大する。

第42回午前:第40問

11歳の女児。特発性側弯症。頂椎は第1腰椎でコブ角25°である。最も適切なのはどれか。  

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第56回午前:第72問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における胸腰部回旋の基本軸で正しいのはどれか。  

1: 仙骨後面

2: 肩峰を通る床への垂直線

3: 両側の上後腸骨棘を結ぶ線

4: ヤコビー〈Jacoby〉線の中心に立てた垂直線

5: 第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線

  • 答え:3
  • 解説:関節可動域測定法における胸腰部回旋の基本軸は、両側の上後腸骨棘を結ぶ線である。
  • 仙骨後面は、胸腰部屈曲・伸展の基本軸であり、胸腰部回旋の基本軸ではない。
  • 肩峰を通る床への垂直線は、肩関節屈曲・伸展、外転・内転の基本軸であり、胸腰部回旋の基本軸ではない。
  • 両側の上後腸骨棘を結ぶ線は、胸腰部回旋の基本軸であり、正しい選択肢である。
  • ヤコビー〈Jacoby〉線の中心に立てた垂直線は、胸腰部側屈の基本軸であり、胸腰部回旋の基本軸ではない。
  • 第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線は、頸部側屈の基本軸であり、胸腰部回旋の基本軸ではない。
  • 科目:運動学
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第40回午後:第40問

誤っているのはどれか。  

1: 頸椎回旋は主として環軸関節で起こる。

2: 右斜角筋収縮は頭部の右側屈を起こす。

3: 右胸鎖乳突筋収縮は頭部の右回旋を起こす。

4: 胸郭下部では横径方向の運動が起こる。

5: 外肋間筋収縮は肋骨挙上を起こす。

第54回午後:第74問

成人の正常立位姿勢で正しいのはどれか。  

1: 腰仙角は約10度である。

2: 胸椎と仙椎は前弯を示す。

3: 矢状面上における重心は仙骨の後方に位置する。

4: 矢状面における身体の重心線は足関節中心を通る。

5: 両上前腸骨棘と恥骨結合を含む面は前額面とほぼ一致する。

  • 答え:5
  • 解説:成人の正常立位姿勢において、腰仙角は約140度であり、胸椎と仙椎は後弯を示す。矢状面上の重心は仙骨のやや前方に位置し、矢状面における身体の重心線は足関節のやや前方を通る。また、両上前腸骨棘と恥骨結合を含む面は前額面とほぼ一致する。
  • 選択肢1は間違いです。成人の正常立位姿勢における腰仙角は約140度であるため、10度ではありません。
  • 選択肢2は間違いです。胸椎と仙椎は後弯を示すので、前弯を示すという記述は誤りです。前弯を示すのは頸椎と腰椎です。
  • 選択肢3は間違いです。成人の正常立位姿勢において、矢状面上における重心は仙骨のやや前方に位置するため、仙骨の後方に位置するという記述は誤りです。
  • 選択肢4は間違いです。矢状面における身体の重心線は足関節のやや前方を通るため、足関節中心を通るという記述は誤りです。
  • 選択肢5は正しいです。両上前腸骨棘と恥骨結合を含む面は前額面とほぼ一致するため、この記述は正確です。
  • 科目:運動学
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第54回午前:第51問

頸椎で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 環椎に椎体はない。

2: 軸椎に上関節面はない。

3: 第4頸椎に鈎状突起はない。

4: 第5頸椎の横突孔は椎骨動脈が貫通しない。

5: 第7頸椎の棘突起先端は二分しない。

  • 答え:1 ・5
  • 解説:頸椎は椎骨の一部で、特徴的な構造を持っている。第1頸椎(環椎)と第2頸椎(軸椎)は特殊な形状を持ち、それ以降の頸椎も独自の特徴がある。
  • 正しい。第1頸椎(環椎)は環状の椎骨で、椎体や棘突起、上・下関節突起を欠く。
  • 間違い。第2頸椎(軸椎)は、上関節突起はないものの、上関節面はある。また、棘突起が大きいのが特徴である。
  • 正しい。第3~7頸椎椎体の上面は、側縁が上方に向かって突出し、鈎状突起(椎体鈎)となる。
  • 間違い。第5頸椎の横突起には横突孔があり、椎骨動・静脈の通路となっている。椎骨動脈は第6頸椎から上位の横突孔を通るのに対し、椎骨静脈は全頸椎の横突孔を通る。
  • 間違い。第7頸椎(隆椎)は、頸椎の中で最も長い棘突起をもつが、その棘突起先端は二分しない。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第47回午前:第5問

骨盤部のエックス線写真を示す。認められる所見はどれか。 

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1: 股関節の脱臼

2: 股関節の形成不全

3: 大腿骨頭の壊死

4: 大腿骨頸部の骨折

5: 大腿骨頭のすべり

第41回午後:第39問

誤っているのはどれか。  

1: 腕尺関節はらせん関節である。

2: 上橈尺関節は車軸関節である。

3: 腕尺関節は上橈尺関節と同一の関節包内にある。

4: 約10°の生理的内反肘を運搬角という。

5: 肘頭は肘屈曲位でヒューター三角を構成する。

第43回午前:第24問

56歳の男性。階段で足を滑らせ階下まで転落し、病院に搬送された。入院時の頸椎エックス線写真(A)、CT(B)及びMRI(C)を示す。頸椎・頸髄の病変について誤っているのはどれか。 

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1: 前縦靭帯の骨化

2: 後縦靭帯の骨化

3: 頸椎の脱臼骨折

4: 頸髄内の損傷像

5: 椎体の骨棘形成

第56回午前:第54問

健常成人において脊椎に対する脊髄最下端の位置はどれか。  

1: 第9~第10胸椎

2: 第11~第12胸椎

3: 第1~第2腰椎

4: 第3~第4腰椎

5: 第5腰椎~第1仙椎

  • 答え:3
  • 解説:健常成人において脊髄最下端の位置は第1~第2腰椎の高さであり、脊髄円錐となって終わります。脊髄は中枢神経の一部で、延髄の尾側から始まります。
  • 第9~第10胸椎では、脊髄最下端の位置が正しくありません。正しい位置は第1~第2腰椎です。
  • 第11~第12胸椎では、脊髄最下端の位置が正しくありません。正しい位置は第1~第2腰椎です。
  • 第1~第2腰椎は正しい答えです。健常成人において脊髄最下端の位置は第1~第2腰椎の高さであり、脊髄円錐となって終わります。
  • 第3~第4腰椎では、脊髄最下端の位置が正しくありません。正しい位置は第1~第2腰椎です。
  • 第5腰椎~第1仙椎では、脊髄最下端の位置が正しくありません。正しい位置は第1~第2腰椎です。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第55回午前:第30問

胸腰仙椎装具で正しいのはどれか。  

1: 後方支柱は棘突起の直上に位置させる。

2: 骨盤帯の位置は大転子と腸骨稜の間である。

3: 側方支柱は骨盤帯と肩甲間バンドを結合する。

4: 胸椎バンドの位置は肩甲骨の下1/3の高さである。

5: 腹部前当ての上縁の位置は剣状突起の高さである。

第51回午前:第53問

脊髄について正しいのはどれか。  

1: 下端は第5腰椎までである。

2: 後根は脊髄神経節をつくる。

3: 終糸は尾骨前面に付着する。

4: 中心管の周囲に白質が存在する。

5: 脊髄円錐は脳と脊髄の移行部である。

第54回午後:第59問

左頸部側面の様子を示す。中斜角筋はどれか。 

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第48回午後:第72問

関節可動域測定法(日本整形外科学科、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と移動軸の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 頸部の屈曲 − 外耳孔と頭頂を結ぶ線

2: 頸部の回旋 − 鼻梁と後頭結節を結ぶ線

3: 胸腰部の前屈 − 外耳孔と第5腰椎棘突起を結ぶ線

4: 胸腰部の回旋 − 両側の肩峰を結ぶ線

5: 胸腰部の側屈 − 第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線

第41回午前:第42問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と移動軸との関係で誤っているのはどれか。  

1: 頸部の屈曲-外耳孔と頭頂を結ぶ線

2: 頸部の回旋-鼻梁と後頭結節を結ぶ線

3: 胸腰部の前屈-第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線

4: 胸腰部の回旋-両側の肩峰を結ぶ線

5: 胸腰部の側屈-第1胸椎棘突起と尾骨を結ぶ線

第53回午前:第19問

生後4か月の乳児。健診で股関節の異常を指摘された。来院時に右股関節の開排制限を認めたため、股関節のエックス線単純検査を行った。股関節の図を示す。臼蓋角はどれか。 

53_0_19

1: a

2: b

3: c

4: d

5: e

第46回午前:第59問

左頸肩腕部の写真を別に示す。指で示している部位はどれか。 

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1: 第一肋骨

2: 胸鎖関節

3: 肩鎖関節

4: 烏口突起

5: 上腕骨小結節