アルコール依存症で正しいのはどれか。
1: 身体依存はない。
2: 慢性硬膜下血腫を生じやすい。
3: 離脱症状は断酒後3時間で生じる。
4: Korsakoff症候群では遠隔記憶が障害される。
5: 夫婦がアルコール依存になることを共依存と呼ぶ。
アルコール依存症における作業療法で誤っているのはどれか。
1: 種目の選択は患者に任せる。
2: 体力の回復を図る。
3: 仲間をつくる。
4: ストレスへの耐性を高める。
5: 自己能力を確認する。
アルコール依存症で正しいのはどれか。
1: 女性に多い。
2: 病期の進行に伴い、以前よりも少量の飲酒で酔いが回る。
3: 振戦せん妄は飲酒中止後12時間以内にみられることが多い。
4: Wernicke 脳症はアルコールの毒性が原因である。
5: 集団療法が有効である。
アルコール依存症の作業療法を行うにあたって、適切でないのはどれか。
1: 酒害教育と並行して行う。
2: 退薬症候群が遷延しているか把握する。
3: 家族が健康になるよう支援する視点をもつ。
4: 本人の飲酒問題の否認について初期から積極的に介入する。
5: 回復初期には過剰な言動に振り回されない対応が必要である。
アルコール依存症の離脱期の症状として誤っているのはどれか。
1: せん妄
2: けいれん発作
3: 粗大な振戦
4: 多量の発汗
5: 思考奪取
アルコール依存症の離脱期の症状で誤っているのはどれか。
1: けいれん発作
2: 粗大な振戦
3: 幻 視
4: リープマン現象
5: 思考途絶
アルコール依存症患者との関わりで適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 本人の行動には指示的に接する。
2: 焦燥感の表出には受容的に接する。
3: 身体機能の評価を行う。
4: 個人的な要求を優先する。
5: 作業量の調節は本人に任せる。
アルコール依存症に対する作業療法評価で適切でないのはどれか。
1: 身体機能
2: 巣症状
3: ストレス耐性
4: 対人行動パターン
5: 作業遂行能力
アルコール依存症に関連した症状でないのはどれか。 ア.観念奔逸イ.作話ウ.振戦せん妄エ.けいれん発作オ.強迫行為
1: ア、イ
2: ア、オ
3: イ、ウ
4: ウ、エ
5: エ、オ
アルコール依存症の患者の離脱症状を示す発言はどれか。
1: 「自分は飲酒量を減らさなければならない」
2: 「二日酔いで子供の運動会に行けなかった」
3: 「飲酒した晩の翌朝、迎え酒をすると汗がおさまる」
4: 「妻が自分の飲酒についてあれこれ言うのが不愉快だ」
5: 「自分は昔に比べて、ずいぶん酒が強くなったと思う」
アルコール依存症に対するレクリエーション活動で適切でないのはどれか。
1: 飲酒に対する反省
2: 不安・焦燥感の軽減
3: 生活リズムの改善
4: 安全な運動量の把握
5: 仲間意識の形成
アルコール依存症の離脱症状として誤っているのはどれか。
1: 微小妄想
2: 睡眠障害
3: けいれん発作
4: 発汗
5: 幻視
アルコール依存症患者が急激に断酒したときに起こりやすいのはどれか。2つ選べ。
1: せん妄
2: 躁状態
3: 嫉妬妄想
4: けいれん発作
5: 被害関係妄想
アルコールによる精神障害について正しいのはどれか。
1: 振戦せん妄は酩酊中に生じる。
2: Wernicke脳症はビタミンB12の欠乏による。
3: 急性中毒は長期のアルコール摂取により生じる。
4: アルコール依存症の治療には集団療法が有効である。
5: アルコール摂取を続けると、少量の酒でも酔いやすくなる。
アルコール依存症患者の作業療法で最も重要なのはどれか。
1: 運動能力を向上させる。
2: 本人の意志を優先する。
3: 協調性を体験させる。
4: 単独行動を促す。
5: 依存性を高める。
うつ病患者の作業療法中に観察される特徴で誤っているのはどれか。
1: 脱線しやすい。
2: 自己決定力が低下する。
3: 自己卑下感を抱く。
4: 無理をしやすい。
5: 依存心が高まる。
高齢患者の特徴で誤っているのはどれか。
1: 症状が非定型的である。
2: 精神症候を伴いやすい。
3: 合併症を伴いやすい。
4: 検査所見での個人差が少ない。
5: 予後に心理社会的要因が影響しやすい。
老年期アルコール依存症の作業療法導入時の留意点で適切でないのはどれか。
1: 身体機能の評価を行う。
2: 記銘力障害の有無を確認する。
3: 合併症の有無を確認する。
4: 疲れやすい作業は避ける。
5: 工程の細かな作業を導入する。
52歳の男性。アルコール依存症。7年前から飲酒量が増え、コントロールがつかず昼から飲むようになり、2年前に会社を辞めた。2か月前から連続飲酒の状態となったため、家族に付き添われて精神科を受診し入院した。離脱症状が改善されたため作業療法を開始した。この時期にみられやすいのはどれか。2つ選べ。
1: 過度な頑張り
2: 感情の平板化
3: 自己評価の低下
4: 基礎体力の低下
5: 主体的な役割行動
精神作用物質使用による精神障害について正しいのはどれか。
1: 幻覚が必発する。
2: アルコールは耐性を生じない。
3: モルヒネは身体依存を生じる。
4: 医薬品によるものは含まれない。
5: 急激な精神作用物質の摂取で離脱症状が生じる。