第41回午前第79問の類似問題

第38回午前:第95問

認知症患者への作業適用で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.繰り返しのある作業イ.複数の段階付けのある作業ウ.1時間程度でできる作業エ.巧緻性を必要とする作業オ.手続記憶を利用した作業  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第56回午後:第46問

正しい日時や場所などの情報を繰り返し提示する認知症患者への介入法はどれか。  

1: 作業回想法

2: ユマニチュード

3: ルーティン化療法

4: バリデーション療法

5: リアリティオリエンテーション

  • 答え:5
  • 解説:リアリティオリエンテーションは、認知症患者に対して現実見当識訓練を行い、見当識障害の改善を目的とした介入法である。
  • 作業回想法は、患者の心理的安定や感情・意欲を高揚させる目的で行われる方法であり、認知症患者への日時や場所の情報提示には関係がない。
  • ユマニチュードは、人間らしさを取り戻すことを目標としたケア技法であり、認知症患者への日時や場所の情報提示には関係がない。
  • ルーティン化療法は、毎日のスケジュールを固定し、困った習慣を問題のない習慣に変えていくアプローチであるが、認知症患者への日時や場所の情報提示には直接関係がない。
  • バリデーション療法は、経験や感情を認め、共感し、他者との信頼関係を築く方法であるが、認知症患者への日時や場所の情報提示には関係がない。
  • リアリティオリエンテーションは、認知症患者に対して現実見当識訓練を行い、見当識障害の改善を目的とした介入法であるため、正しい日時や場所などの情報を繰り返し提示する方法として適切である。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午後:第48問

精神遅滞の患者に対して行う作業療法で適切でないのはどれか。  

1: レクリエーション

2: 自律訓練法

3: 集団活動

4: 創作活動

5: SST

第36回午前:第95問

精神科デイケアのプログラムで適切でないのはどれか。  

1: スポーツ活動

2: 作業活動

3: 集団精神療法

4: 職場適応訓練

5: 生活技能訓練

第50回午前:第42問

認知症患者の作業課題で適切でないのはどれか。  

1: 壊れにくい素材での課題

2: 道具を使わない課題

3: 少ない工程の課題

4: 短時間の課題

5: 精密な課題

第49回午後:第26問

認知症患者への作業療法で適切なのはどれか。  

1: 徘徊するため、着席を求めた。

2: 食べ物がわかりやすいよう、模様のある皿を使用した。

3: 患者の趣味開発のために体験のない生け花を取り入れた。

4: 日付の見当識障害に対し、文字の大きなカレンダーに変えた。

5: ガスの消し忘れでボヤを起こしたので、介助者とともに調理させた。

第39回午前:第84問

思考障害のある統合失調症患者の作業活動で適切でないのはどれか。  

1: 見本があるもの

2: 手順の明確なもの

3: 自由度の高いもの

4: 時間に融通性があるもの

5: 目的が明確なもの

第53回午後:第80問

訓練療法でないのはどれか。  

1: 森田療法

2: シェイピング

3: 認知行動療法

4: 系統的脱感作法

5: 来談者中心療法

  • 答え:5
  • 解説:訓練療法は、患者が自分の症状や行動を改善するために特定の技術や方法を習得することを目的とした療法です。選択肢の中で、訓練療法でないものは来談者中心療法です。
  • 森田療法は訓練療法の一種で、患者が自己の症状を受け入れることができるように訓練する方法です。不安や恐怖を抱える患者に対して、症状をあるがままに受け入れることで、症状の改善を目指します。
  • シェイピングは訓練療法の一種で、最終的に目標とする行動を獲得するために、行動を小さなステップに分けて段階的な獲得を促す方法です。これにより、患者は徐々に目標行動に近づくことができます。
  • 認知行動療法は行動療法の一種で、患者の考え方の偏りを矯正することで症状を改善しようとする方法です。認知と行動の両面からアプローチし、患者がより適切な考え方や行動を身につけることを目指します。
  • 系統的脱感作法は訓練療法の一種で、リラックスした状態で低い不安から段階的に刺激を与えていく方法です。これにより、患者は徐々に不安や恐怖を克服することができます。
  • 来談者中心療法は洞察療法の一種で、患者の話に傾聴し、患者が自分自身で洞察を得るように導いていく方法です。訓練療法とは異なり、患者が自らの内面を理解し、自己変革を促すことを目的としています。
  • 科目:臨床心理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第82問

脳血管性認知症患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 患者の得意な活動をみつけて行う。

2: 決定した活動は固定化して行う。

3: 患者の生活史を参考に活動の選択をする。

4: 患者の自尊心を大切にする。

5: スタッフとの良い関係作りを心がける。

第34回午前:第84問

妄想型精神分裂病(統合失調症)患者における作業療法の導入で適切でないのはどれか。 ア.妄想の内容について患者と話し合う。イ.短時間の集中でもできる作業を選択する。ウ.受容的な場を設定する。エ.集団所属感が得られる場を設定する。オ.妄想の軽減を目標に設定する。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第42回午前:第90問

解離性障害の症状で適切でないのはどれか。  

1: 健忘

2: 遁走

3: 妄想気分

4: 失見当識

5: 多重人格

第50回午前:第81問

認知療法について正しいのはどれか。  

1: 認知の歪みに働きかける。

2: 認知機能の改善効果がある。

3: 幼少期のこころの問題を主な対象とする。

4: 自動思考は無意識であるため同定しない。

5: 悲観的な思考を楽観的な思考に置き換える。

第42回午前:第78問

アルツハイマー型認知症でみられないのはどれか。  

1: 汚言症

2: 観念失行

3: 視空間失認

4: 物盗られ妄想

5: 実行機能障害(遂行機能障害)

第55回午後:第96問

認知症患者に対して行われるのはどれか。2つ選べ。  

1: 音楽療法

2: 内観療法

3: 森田療法

4: 精神分析療法

5: リアリティオリエンテーション

  • 答え:1 ・5
  • 解説:認知症患者に対して行われる治療法として、音楽療法とリアリティオリエンテーションが適切です。音楽療法はリハビリテーションを行うもので、認知症の進行予防に有効です。リアリティオリエンテーションは、見当識障害に対する治療法で、現実の見当識を獲得することを目的としています。
  • 音楽療法は正しい選択です。音楽の持つ特性を活用し、リハビリテーションを行うもので、認知症患者に対しても用いられます。歌いながら楽器を鳴らすなど、2つの動作を同時に行うことで、認知症の進行予防にも有効とされています。
  • 内観療法は認知症患者に対して行われる治療法ではありません。内観療法は、浄土真宗の行である「身調べ」を応用した精神療法で、主に心の問題を解決するために用いられます。
  • 森田療法は認知症患者に対して行われる治療法ではありません。森田療法は、患者が自己の症状をあるがままに受け入れることができるように訓練する方法で、主に神経症やうつ病などの精神疾患に対して用いられます。
  • 精神分析療法は認知症患者に対して行われる治療法ではありません。精神分析療法は、無意識の中に無理に抑え込まれた欲動が精神症状として現れると想定し、自由連想法を用いてその葛藤を明らかにすることで、症状の改善を目指す治療法です。
  • リアリティオリエンテーションは正しい選択です。認知症などによる見当識障害に対する治療法で、日付や時間、場所の情報をあらゆる場面や機会に提供していくことで、現実の見当識を獲得することを目的としています。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
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第44回午後:第97問

統合失調症で障害されない精神機能はどれか。  

1: 意 識

2: 知 覚

3: 感 情

4: 意 欲

5: 思 考

第45回午後:第32問

症状と治療法との組合せで正しいのはどれか。  

1: 1. 失行症-自己教示法

2: 2. 半側無視-間隔伸張法

3: 3. 記憶障害-誤りなし学習

4: 4. 注意障害-観察学習

5: 5. 遂行機能障害-プリズム適応療法

第54回午前:第48問

認知症患者に対する作業プログラムを作成する上での留意点で適切なのはどれか。  

1: 活動の時間帯は覚醒水準に応じて設定する。

2: 新しい事に挑戦していくような活動を用いる。

3: 活動は多少幼稚になっても、可能な限り単純化する。

4: 生活史よりも、現在の状態を重視して活動を選択する。

5: 患者同士で作品への感想を述べ合う場面は作らないようにする。

  • 答え:1
  • 解説:認知症患者に対する作業プログラムを作成する際には、患者の覚醒水準や生活史、認知レベルに合わせて活動を選択し、適切な時間帯に設定することが重要です。
  • 認知症患者は昼夜逆転傾向があるため、日中の覚醒状態をよく評価し、活動の時間帯を設定することが適切です。
  • 認知症患者は新たな記憶の形成が困難であるため、新しい事に挑戦するよりも、なじみのある作業を選択する方が適切です。
  • 認知症患者に対しては、各患者の認知レベルに合わせて作業活動の難易度を調整して提供することが重要です。ただし、単純化することが必ずしも適切とは限りません。
  • 認知症患者に対しては、患者自身の生活史や手続き記憶、長期記憶の程度を考慮し、なじみのある活動を提供することが適切です。現在の状態だけを重視するのではなく、生活史も考慮することが重要です。
  • 認知症患者に対しては、自分の活動が他者から認められたり、役割を成し遂げられたりすることで患者が自尊心を得られるよう、集団での活動を利用することが適切です。感想を述べ合う場面を作らないようにするのではなく、適切な形での交流を促すことが重要です。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午後:第78問

脳損傷後の出来事が思い出せないようになることはどれか。  

1: 作 話

2: 失 認

3: 前向健忘

4: 逆向健忘

5: 見当識障害

第36回午後:第64問

能力低下へのアプローチとして誤っているのはどれか。  

1: 脊髄損傷患者への車椅子訓練

2: 精神障害者への生活技能訓練

3: 知的障害者への就労準備訓練

4: 痴呆患者への記憶想起訓練

5: 脳卒中患者への利き手交換訓練

第56回午前:第32問

記憶障害を認める患者への対応として正しいのはどれか。  

1: 記憶する内容は、その意味を考え、声に出し印象づけて記憶させる。

2: バランストレーニングなどの運動は疲労を伴うため活用しない。

3: 記憶する内容は、絵などの視覚的イメージは用いず記憶させる。

4: 備忘録は、多くの情報を取り扱うため活用しない。

5: 何度も失敗を経験させながら、記憶の修正を促す。

  • 答え:1
  • 解説:記憶障害を持つ患者への対応では、記憶の符号化や検索を助ける方法が重要です。適切な方法を用いて記憶を促進させることが求められます。
  • 記憶する内容について、その意味を考えさせ、声に出して印象づけることは「符号化」にあたり、記憶障害のある患者にとって効果的な方法です。
  • バランストレーニングなどの運動は、極度の疲労を伴わなければ、身体活動を行わせながら記憶すると情報が記憶されやすいことがあるため、適切に活用すべきです。
  • 記憶障害のある患者には、視覚的情報を利用して符号化することが効果的であるため、絵などの視覚的イメージを用いるべきです。
  • 備忘録(メモリーノート)は記憶貯蔵の代償手段として用いられるため、活用すべきです。
  • 記憶障害のある患者には、エラーレス学習が望ましいため、何度も失敗を経験させる方法は適切ではありません。
  • 科目:脳血管疾患
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