骨関節疾患と治療との組合せで誤っているのはどれか。
1: 頸椎症-頸部筋の等尺性運動
2: 化膿性脊椎炎-超音波療法
3: 肩関節周囲炎-コッドマン体操
4: 変形性股関節症-部分免荷歩行
5: 先天性股関節脱臼-牽引療法
膝関節で誤っているのはどれか。
1: 半月板は関節の適合性をよくしている。
2: 大腿骨軸と脛骨軸は軽度外反している。
3: 後十字靱帯は脛骨の後方移動を防ぐ。
4: 外側側副靱帯は屈曲位で緊張する。
5: 屈曲位から完全伸展すると脛骨の外旋が起こる。
脊髄膜瘤で誤っているのはどれか。
1: 泌尿器系の精査は出生後できるだけ早期から行う。
2: 脊椎変形の頻度は成長とともに増加する。
3: 水頭症を合併しやすい。
4: 第4腰髄節まで機能残存する患者では膝関節屈曲位をとりやすい。
5: 第1仙髄節まで機能残存する患者は凹足になりやすい。
疾患と病理変化との組合せで誤っているのはどれか。
1: 多発性硬化症-中枢神経の脱髄
2: ハンチントン舞踏病-線条体の変性
3: アルツハイマー病-大脳皮質の変性
4: パーキンソン病-大脳白質の変性
5: 筋萎縮性側索硬化症-脊髄前角細胞の脱落
関節リウマチの脊椎病変で最も多いのはどれか。
1: 黄色靱帯骨化
2: 環軸椎亜脱臼
3: 後縦靱帯骨化
4: 脊柱側弯
5: 腰椎椎間板ヘルニア
腰部脊柱管狭窄症の症状として特徴的なのはどれか。
1: 間欠性跛行
2: 腱反射亢進
3: 凹足
4: 足底潰瘍
5: 起立性低血圧
特発性正常圧水頭症で誤っているのはどれか。
1: 脳室拡大がみられる。
2: 小刻み歩行がみられる。
3: 自発性の低下がみられる。
4: 髄液で細胞増加がみられる。
5: 腰椎-腹腔シャント術が用いられる。
脊髄小脳変性症にみられにくく、多発性硬化症に特徴的なのはどれか。
1: 痙縮
2: 運動失調
3: 嚥下障害
4: 構音障害
5: 有痛性痙攣
正しいのはどれか。
1: 変形性肘関節症では前腕の回内制限が著しい。
2: 変形性膝関節症は男性に多い。
3: 変形性股関節症の多くは一次性である。
4: 変形性頸推症は第3、4頸椎に生じやすい。
5: 腰椎変形性後弯症は女性の農業従事者に多い。
腰部脊柱管狭窄症で正しいのはどれか。
1: 先天発症が多い。
2: 内反尖足を生じる。
3: 間欠性跛行を生じる。
4: 腰椎前屈で症状が増強する。
5: 下肢の深部腱反射は亢進する。
変形性膝関節症の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 低い椅子からの立ち上がり訓練
2: 疼痛に対する温熱療法
3: 下肢伸展挙上訓練
4: 膝内反変形に対する外側楔状足底板
5: 水中歩行訓練
神経病性関節症(シャルコー関節)で誤っているのはどれか。
1: 関節痛覚低下
2: 滑膜増殖
3: 関節液貯留
4: 軟骨増生
5: 骨破壊
先天性股関節脱臼について誤っているのはどれか。
1: 寛骨臼は浅く発育が悪い。
2: 骨端核の出現は遅延する。
3: 脱臼側の下肢短縮を認める。
4: 股関節の屈曲内転が制限される。
5: トレンデレンブルグ徴候が陽性である。
背臥位で強度の腰椎前弯がみられる原因として正しいのはどれか。
1: 膝関節の伸展拘縮
2: 股関節の屈曲拘縮
3: 腰方形筋の筋力低下
4: 脊柱起立筋の筋力低下
5: 腹筋の筋力低下
転移性骨腫瘍で正しいのはどれか。
1: 安静により骨折は予防できる。
2: 造骨性転移では病的骨折は少ない。
3: 虚血で生じる脊髄麻痺は徐々に進行する。
4: 骨転移による痛みに対して温熱療法を行う。
5: 前立腺癌の骨転移はエックス線写真にて骨吸収像を示す。
椎間板で誤っているのはどれか。
1: 成人では血管が存在する。
2: 髄核はゲル状で粘弾性がある。
3: 線維輪は目の粗い膠原線維の層からできている。
4: 上・下が軟骨板ではさまれている。
5: 脊柱への衝撃緩衝の働きをする。
変形性股関節症で誤っているのはどれか。
1: 日本では二次性が多い。
2: 血沈値が上昇する。
3: 歩き始めに疼痛が出現する。
4: 関節裂隙が狭小化する。
5: 股関節外転が制限される。
頸椎後縦靱帯骨化症の症候で正しいのはどれか。
1: 鉛管様固縮
2: 間欠性跛行
3: 膀胱直腸障害
4: 下肢腱反射消失
5: Wrightテスト陽性
関節の慢性炎症で誤っているのはどれか。
1: 骨塩量の減少
2: 軟骨の変性
3: 組織内の好中球集積
4: 結合織の増殖
5: 血管の増生
変形性関節症について正しいのはどれか。
1: 若年者に好発する。
2: 滑膜炎から軟骨の変性に至る。
3: 股関節では二次性股関節症が多い。
4: 膝関節では女性に比べ男性の有病率が高い。
5: 発症要因として遺伝的素因は認められない。