脊髄について正しいのはどれか。
1: 下端は第5腰椎までである。
2: 後根は脊髄神経節をつくる。
3: 終糸は尾骨前面に付着する。
4: 中心管の周囲に白質が存在する。
5: 脊髄円錐は脳と脊髄の移行部である。
正しいのはどれか。
1: 脊柱管狭窄症の間欠跛行は体幹前屈位で軽快する。
2: 椎間板ヘルニアでは深部腱反射は正常である。
3: 第4・5腰椎椎間板ヘルニアでは第4腰神経根が圧迫される。
4: 無分離すべり症は若年層に好発する。
5: ラセーグ徴候は大腿神経障害が反映される。
腎臓について正しいのはどれか。
1: 腎錐体は皮質にある。
2: 一側の重さは約300 gである。
3: エリスロポエチンを分泌する。
4: 左腎は右腎より約1.5 cm下位にある。
5: 安静時の腎血流は心臓から拍出される血液の約5%である。
器官の位置関係で正しいのはどれか。
1: 胸腺は心臓の後方にある。
2: 副腎は腎臓の下方にある。
3: 松果体は間脳の前方にある。
4: 甲状腺は甲状軟骨の下方にある。
5: 上皮小体は甲状腺の前面にある。
尿の生成について正しいのはどれか。
1: 集合管では尿の希釈を行う。
2: 血漿蛋白は糸球体を透過する。
3: 血液の濾過は腎小体で行われる。
4: 近位尿細管ではアンモニアの再吸収を行う。
5: 抗利尿ホルモンは水の再吸収量を減少させる。
正しいのはどれか。
1: 食道は第4頸椎の高さから始まる。
2: 胃の口側を幽門と呼ぶ。
3: 胃の上縁を大弯と呼ぶ。
4: 総胆管は十二指腸に開く。
5: 大腸には輪状ヒダが存在する。
腎について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 1. 右腎は左腎よりも高い位置にある。
2: 腹膜の前面にある。
3: 尿は腎杯から腎盂に流れる。
4: 腎小体は腎髄質に位置する。
5: 腎小体と尿細管とを合わせてネフロンという。
腎臓について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 右腎は左腎より高い位置にある。
2: 腎皮質は髄質に比べて薄紅白色を呈する。
3: 腎小体は腎皮質にある。
4: 尿細管はネフロンの構成要素である。
5: Henle係蹄は腎小体にある。
正しいのはどれか。2つ選べ。
1: リンパ節には皮質と髄質とがある。
2: リンパ管には弁がほとんどない。
3: 胸管は乳び槽から起こる。
4: 胸管は右鎖骨下静脈に入る。
5: 右腰リンパ本幹は右リンパ本幹に入る。
正しいのはどれか。
1: 食道は上行大動脈の腹側にある。
2: 胃底部は横隔膜と接する。
3: 胆嚢は肝臓の頭側に接する。
4: 総肝管は十二指腸に開口する。
5: 膵頭部は脾臓に接する。
誤っている組合せはどれか。
1: 内胚葉 - 腸管
2: 内胚葉 - 肺
3: 中胚葉 - 筋
4: 外胚葉 - 脳
5: 外胚葉 - 心臓
頸髄損傷者の自律神経過反射への対応として正しいのはどれか。
1: 導 尿
2: 下肢挙上
3: 腹帯装着
4: 大腿部叩打
5: 鎮痛剤内服
胃の解剖について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 胃体部に胃底腺がある。
2: 食道と胃の境に噴門が位置する。
3: 角切痕から近位部が幽門前庭である。
4: 胃酸を分泌する腺は胃底部に多くみられる。
5: 大弯は肝胃間膜によって肝臓と結合している。
内分泌器官とホルモンとの組合せで誤っているのはどれか。
1: 下垂体前葉-成長ホルモン
2: 下垂体後葉-抗利尿ホルモン
3: 甲状腺-サイロキシン
4: 膵臓-インスリン
5: 副腎皮質-アドレナリン
腎臓の機能で誤っているのはどれか。
1: 原尿の99%は尿細管で再吸収される。
2: ナトリウムは主に近位尿細管で再吸収される。
3: カリウムは主に遠位尿細管で再吸収される。
4: 傍糸球体細胞からレニンを分泌する。
5: 間質細胞からエリスロポエチンを分泌する。
下肢の筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 中殿筋 — 下殿神経
2: 縫工筋 — 閉鎖神経
3: 膝窩筋 — 脛骨神経
4: 後脛骨筋 — 総腓骨神経
5: 短指屈筋 — 内側足底神経
図に示す神経支配領域と末梢神経の組合せで正しいのはどれか。
1: ①―――腋窩神経
2: ②―――肋間上腕皮神経
3: ③―――尺骨神経
4: ④―――橈骨神経
5: ⑤―――正中神経
呼吸生理の説明で正しいのはどれか。
1: 呼吸中枢は視床下部にある。
2: 外肋間筋は安静呼吸の呼気筋として作用する。
3: 内呼吸とは肺胞と毛細血管との間のガス交換をいう。
4: 動脈血二酸化炭素分圧が上昇するとヘモグロビンから酸素が解離しやすくなる。
5: 頸動脈小体は動脈血酸素分圧よりも動脈血二酸化炭素分圧の変化を感知しやすい。
脊髄膜瘤で誤っているのはどれか。
1: 泌尿器系の精査は出生後できるだけ早期から行う。
2: 脊椎変形の頻度は成長とともに増加する。
3: 水頭症を合併しやすい。
4: 第4腰髄節まで機能残存する患者では膝関節屈曲位をとりやすい。
5: 第1仙髄節まで機能残存する患者は凹足になりやすい。
誤りはどれか。
1: 坐骨大腿靭帯は股伸展を制限する。
2: 腸骨大腿靭帯は股内転を制限する。
3: 半腱様筋の収縮は股外旋を制限する。
4: 恥骨筋の収縮は股外転を制限する。
5: 半膜様筋の収縮は股内旋を制限する。