第35回午前第73問の類似問題

第44回午前:第64問

高齢者の病態と作業療法との組合せで適切なのはどれか。  

1: 難 聴 − かん高い声で話しかける。

2: 白内障 − 陽の当たる明るい場所は避ける。

3: うつ症状 − 激励する様に話しかける。

4: 骨粗鬆症 − 腰痛時は体幹前屈位を勧める。

5: 記銘力低下 − 課題を早めに変更する。

第42回午前:第73問

高齢者が座位で行うぬり絵活動の効果で適切でないのはどれか。  

1: 思考・判断力の改善

2: 肩関節可動域の拡大

3: 目と手の協調の改善

4: 手指筋力の増強

5: 座位耐久性の改善

第54回午前:第49問

廃用症候群で正しいのはどれか。  

1: 加齢による影響は少ない。

2: 二次性サルコペニアを認める。

3: 筋萎縮は上肢に強くみられる。

4: 進行しても摂食嚥下機能は保たれる。

5: 高齢者では高アルブミン血症を認める。

第39回午前:第69問

生理的老化について誤っている組合せはどれか。  

1: 視覚-水晶体の蛋白変性が起こる。

2: 聴覚-高い声の方が聞き取りやすい。

3: 筋-持久力より先に瞬発力が低下する。

4: 骨-骨梁が吸収される。

5: 肺-残気量が増加する。

第52回午前:第25問

フレイルの説明で正しいのはどれか。  

1: サルコペニアと関連がある。

2: 体重は増加している者が多い。

3: 虚弱高齢者とは区別される病態を有する。

4: 地域在住高齢者での該当者は2%程度である。

5: 精神的な活力の低下は判断の要素に含まれない。

第41回午前:第66問

運動習慣のない高齢者の運動強度の目安で誤っているのはどれか。  

1: 嫌気性代謝閾値(AT)

2: 予測最大心拍数の50~70%

3: 最大酸素摂取量の50~60%

4: ボルグ指数が16

5: 3~5 METs

第39回午前:第70問

高齢障害者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 身体機能だけでなく、認知機能や生活習慣を把握する。

2: 病前の趣味に関連した作業を選択する。

3: 傾眠がみられたら、睡眠状況や脱水の有無を確認する。

4: 白内障では、できるだけ日光の当たる場所で作業を行う。

5: 日常生活の中で役割を持てるような作業を指導する。

第37回午前:第78問

アルツハイマー型老年認知症患者に対する面接で適切でないのはどれか。  

1: 表情や仕草に注意を払う。

2: 行動面の問題を指摘する。

3: 病前の趣味を聞く。

4: 飽きさせない工夫をする。

5: 身体面の訴えを聞く。

第46回午後:第68問

高齢者で減少するのはどれか。2つ選べ。  

1: 心拍出量

2: 腎血流量

3: 体脂肪率

4: 末梢血管抵抗

5: 機能的残気量

第37回午前:第87問

中等度のアルツハイマー型老年認知症患者の特徴で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.新たに覚える能力は保たれる。イ.初対面の挨拶が自然にできる。ウ.過去に習熟した動作は保たれる。エ.視野の障害を認めやすい。オ.地誌的見当識は保たれる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第35回午前:第97問

老年期アルコール依存症の作業療法導入時の留意点で適切でないのはどれか。  

1: 身体機能の評価を行う。

2: 記銘力障害の有無を確認する。

3: 合併症の有無を確認する。

4: 疲れやすい作業は避ける。

5: 工程の細かな作業を導入する。

第54回午前:第79問

ライフステージにおける成人期後期(50~60歳ころ)の特徴で適切なのはどれか。  

1: 親しい人の死を経験し、自分の死についても受容的になる。

2: 心理社会的な猶予期間(モラトリアム)といえる時期である。

3: 仕事や家庭を持つようになり、社会人としての成長をみせる。

4: 経験の蓄積により判断力は向上を続けるが記憶力は低下を示す。

5: 社会的役割の減少や身体的不自由など多くの喪失体験がみられる。

  • 答え:4
  • 解説:成人期後期(50~60歳ころ)の特徴として、経験の蓄積により判断力は向上を続けるが、記憶力の低下を示すことが挙げられます。この時期は、人生の経験が豊富になり、問題解決能力や判断力が向上しますが、同時に記憶力の低下が始まることが一般的です。
  • 親しい人の死を経験し、自分の死についても受容的になるのは、老年期の特徴です。老年期には、自分自身や周囲の人々の死を意識し始め、死に対する受容や準備が進むことが一般的です。
  • 心理社会的な猶予期間(モラトリアム)といえる時期は、青年期の特徴です。青年期は、自己のアイデンティティを確立するために、さまざまな役割や選択肢を模索する時期であり、心理的モラトリアムと呼ばれます。
  • 仕事や家庭を持つようになり、社会人としての成長をみせるのは、成人期前期の特徴です。成人期前期は、社会的な役割を担い始め、仕事や家庭において責任を持つようになる時期です。
  • 経験の蓄積により判断力は向上を続けるが記憶力は低下を示すのは、成人期後期の特徴です。この時期は、人生の経験が豊富になり、問題解決能力や判断力が向上しますが、同時に記憶力の低下が始まることが一般的です。
  • 社会的役割の減少や身体的不自由など多くの喪失体験がみられるのは、老年期の特徴です。老年期には、仕事や社会的役割の減少、身体機能の低下など、さまざまな喪失体験が生じることが一般的です。これらの喪失体験は、心身の諸機能の低下や生活の不活発化につながることがあります。
  • 科目:臨床心理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第54回午後:第84問

高齢者の長期の安静臥床の影響で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 記銘力の低下

2: 1回換気量の増加

3: 循環血液量の減少

4: 予備呼気量の増加

5: 安静時心拍数の減少

  • 答え:1 ・3
  • 解説:高齢者の長期の安静臥床は、脳機能や循環血液量に悪影響を与える。記銘力の低下や循環血液量の減少が起こることがある。
  • 正しい。高齢者の長期の安静臥床により、脳機能全般の低下がみられ、記銘力が低下する。このほか、見当識の低下などもみられる。
  • 間違い。高齢者の長期の安静臥床により、呼吸筋の筋力低下や胸郭の可動域制限が生じ、1回換気量は減少する。
  • 正しい。高齢者の長期の安静臥床により、下肢の血管収縮が不十分となることで静脈還流量が減少し、循環血液量は減少する。そのため、起立性低血圧などを生じることがある。
  • 間違い。高齢者の長期の安静臥床により、肺活量は低下し、予備呼気量も減少する。また、高齢者は、肺胞が拡張するために予備呼気量の減少が著明となる。
  • 間違い。高齢者の長期の安静臥床により、1回の心拍出量は減少する。これを代償するため、安静時心拍数は増加する。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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