運動時の循環反応で誤っているのはどれか。
1: 脳血流量は減少する。
2: 腎血流量は減少する。
3: 静脈還流量は増加する。
4: 分時心拍出量は増加する。
5: 骨格筋の血流量は増加する。
慢性閉塞性肺疾患で運動療法を中止しなければならないのはどれか。
1: 動脈血酸素飽和度─85%
2: 酸素摂取量─最大酸素摂取量の70%
3: 心拍数─最大心拍数(220-年齢)の60%
4: 収縮期血圧─170 mmHg
5: ボルグ指数─11
持久力トレーニングの効果として正しいのはどれか。
1: 呼吸数の増加
2: 1回拍出量の減少
3: 安静時心拍数の減少
4: 末梢血管抵抗の増加
5: 最大酸素摂取量の減少
40歳の男性。身長160 cm、体重75 kg。減量トレーニングのため自転車エルゴメーターによる運動負荷テストを行った。結果は150 kg・m/分の運動負荷で心拍数が100/分、300 kg・m/分で120/分、450 kg・m/分で140/分であった。図と以下の式とを使用して求めた最大酸素摂取量はどれか。*最大酸素摂取量=3.5+2×(運動負荷量/体重)*予測最大心拍数=220-年齢
1: 21.5 ml/分・kg
2: 23.5 ml/分・kg
3: 25.5 ml/分・kg
4: 27.5 ml/分・kg
5: 29.5 ml/分・kg
激しい運動時の呼吸循環応答で減少するのはどれか。
1: 脈 圧
2: 腎血流量
3: 脳血流量
4: 1回換気量
5: 動静脈酸素較差
高齢者の長期の安静臥床の影響として正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 記銘力の低下
2: 1回換気量の増加
3: 循環血液量の減少
4: 安静時心拍数の減少
5: 血中カルシウム濃度の低下
加齢によって増加するのはどれか。
1: 夜間尿量
2: 腰椎骨密度
3: 左室駆出率
4: 動脈血酸素分圧
5: 最大酸素摂取量
心疾患の運動処方で適切でないのはどれか。
1: リスクの高い例では監視型の運動形態が良い。
2: 目標心拍数は予測最高心拍数の90%程度とする。
3: 運動強度はボルグ指数で13程度とする。
4: 無酸素性作業閾値(AT)程度の運動強度とする。
5: 筋力強化の負荷は最大筋力の50%程度とする。
運動時の生体反応で正しいのはどれか。
1: 冠血流は低下する。
2: 腎血流は増加する。
3: グリコーゲン分解が促進される。
4: 尿へのナトリウム排泄は促進される。
5: 酸素含有量の動静脈較差は減少する。
虚血性心疾患に対する運動療法の効果で 正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.1回心拍出量の増加イ.血中カテコラミン濃度の増加ウ.最大下運動での心拍数の増加エ.最大心拍数の増加オ.嫌気性代謝閾値(AT)の上昇
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
アドレナリンの作用について誤っているのはどれか。
1: 心拍数の増加
2: 血糖値の上昇
3: 血中遊離脂肪酸の増加
4: 骨格筋の血管拡張
5: 消化管運動亢進
糖尿病患者の運動で誤っているのはどれか。
1: 運動はインスリン注射直後に行う。
2: 運動強度を最大酸素摂取量の40~60%に設定する。
3: 全身を使った運動を行う。
4: 2 kgの負荷で10~20回の下肢等張性運動を行う。
5: 20分以上の持久運動を週3日行う。
高齢者における変化で誤っているのはどれか。
1: 収縮期血圧低下
2: 腎血流量低下
3: 心拍出量低下
4: 赤血球数低下
5: 体水分量低下
基礎代謝量(kcal/m2・時)で誤っているのはどれか。
1: 男性より女性が低い。
2: 小児期は高い。
3: 高齢期になると低下する。
4: 食物摂取によって低下する。
5: 睡眠中は低下する。
19歳の男性。基礎疾患はない。自転車エルゴメーターを用いた運動強度を次第に上昇させて運動終点まで運動負荷試験を行った時の酸素摂取量の測定結果を図に示す。最大酸素摂取量(mL/分)として正しいのはどれか。
1: 1,000
2: 1,500
3: 2,500
4: 3,500
5: 4,000
基礎代謝について誤っているのはどれか。
1: 安静臥床で計測する。
2: 体温の上昇によって増加する。
3: 同性、同年齢ならば体表面積に比例する。
4: 代謝当量(METs)は、作業時代謝量÷基礎代謝量で表す。
5: 食後の消費エネルギー増加は、脂質摂取に比べ蛋白質摂取で大きい。
心拍出量を決定する因子でないのはどれか。
1: 心室内残留血液量
2: 心室弛緩の程度
3: 冠動脈圧
4: 1回拍出量
5: 心拍数
運動時の循環制御で誤っているのはどれか。
1: 心臓血管系は筋の代謝需要に対応できるように働く。
2: 交感神経は神経性制御に関与する。
3: 皮膚と内臓では血管の収縮が起こる。
4: 激しい運動時の心拍出量は安静時の5倍に増加する。
5: 局所の酸素分圧上昇は活動筋への血流を増加させる。
50歳の男性。慢性呼吸不全。運動時酸素流量 1 リットル/分の運動療法の指標で誤っているのはどれか。
1: ボルグスケール13
2: 経皮的酸素飽和度95 %
3: 嫌気性代謝閾値(AT)レベル
4: 脈拍110/分
5: 呼吸数40/分
慢性期虚血性心疾患の運動療法で誤っているのはどれか。
1: 最大心拍数の60~70%を指標にする。
2: 1回の運動時間は30~60分とする。
3: 準備運動と整理運動を行う。
4: 週1回の指導と自主訓練とを組み合わせる。
5: 自覚的運動強度はボルグ指数16~18で行う。