第57回午後第28問の類似問題

第52回午後:第6問

58歳の男性。両手の母指と示指で紙をつまみ、左右に引っ張ったときの写真を示す。考えられる末梢神経障害はどれか。 

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1: 右Guyon管症候群

2: 右手根管症候群

3: 右後骨間神経麻痺

4: 左前骨間神経麻痺

5: 左肘部管症候群

第38回午後:第9問

誤っている組合せはどれか。  

1: 正中神経-長掌筋

2: 肩甲下神経-棘下筋

3: 尺骨神経-母指内転筋

4: 橈骨神経-上腕三頭筋

5: 長胸神経-前鋸筋

第54回午前:第63問

左上肢の感覚と伝導路が通る部位との組合せで正しいのはどれか。  

1: 圧覚――左脊髄前索

2: 位置覚―右脊髄後索

3: 温覚――右脊髄後索

4: 振動覚―左脊髄側索

5: 痛覚――右脊髄側索

第52回午前:第56問

二重神経支配の筋はどれか。  

1: 長内転筋

2: 大内転筋

3: 中間広筋

4: 半膜様筋

5: ヒラメ筋

第43回午前:第43問

手の機能解剖で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 手関節は背屈時に尺屈する。

2: 環指MP関節は伸展時に外転する。

3: 短母指外転筋は母指IP関節を伸展する。

4: 小指外転筋はMP関節を伸展する。

5: 外在筋は手の横アーチを支持する。

第54回午前:第60問

末梢神経と体表からの触知部位との組合せで正しいのはどれか。  

1: 腕神経叢――胸鎖乳突筋の胸骨頭と鎖骨頭の間

2: 正中神経――上腕近位部で烏口腕筋の外側

3: 尺骨神経――肘頭と上腕骨内側上顆の間

4: 脛骨神経――外果とアキレス腱の間

5: 総腓骨神経―膝窩部で半腱様筋腱の内側

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、末梢神経とそれらが触知できる部位の正しい組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは尺骨神経と肘頭と上腕骨内側上顆の間です。
  • 腕神経叢は正しくは大鎖骨上窩で触知できます。胸鎖乳突筋の胸骨頭と鎖骨頭の間ではありません。
  • 正中神経は上腕近位部では烏口腕筋の内側後方で触知できます。烏口腕筋の外側ではありません。
  • 尺骨神経は正しく肘頭と上腕骨内側上顆の間で触知できます。尺骨神経溝に向かって走行するため、この部分で触知が可能です。
  • 脛骨神経は膝窩部で膝の内外側幅の1/2の線上で触知できます。外果とアキレス腱の間ではありません。
  • 総腓骨神経は膝窩部から腓骨頭の高さまで、大腿二頭筋の内側縁に沿って触知できます。半腱様筋腱の内側ではありません。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午後:第42問

手の機能肢位で誤っているのはどれか。  

1: 手関節は軽度尺屈している。

2: 手関節は中等度背屈している。

3: 母指は掌側内転している。

4: 示指は軽度屈曲している。

5: 手の横アーチは保たれている。

第49回午後:第54問

舌の運動を支配する神経の神経核があるのはどれか。  

1: 間脳

2: 中脳

3: 橋

4: 延髄

5: 脊髄

第54回午前:第16問

42歳の男性。スキーの滑走中に転倒し、腕神経叢の図に示す部位を損傷した。前腕外側(橈側)と手の掌側の母指から環指に感覚鈍麻がある。筋力低下をきたす筋はどれか。2つ選べ。 

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1: 円回内筋

2: 三角筋

3: 小指外転筋

4: 上腕三頭筋

5: 上腕二頭筋

第50回午後:第57問

深腓骨神経が支配する筋はどれか。2つ選べ。  

1: 長指伸筋

2: 後脛骨筋

3: 短腓骨筋

4: 第三腓骨筋

5: 腓腹筋

第40回午前:第2問

母指対立筋の正しい触診部位はどれか。  

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第36回午後:第14問

腕神経叢の上神経幹を経由しないのはどれか。  

1: 肩甲上神経

2: 筋皮神経

3: 正中神経

4: 橈骨神経

5: 尺骨神経

第53回午前:第5問

脳皮質の感覚野の片側前額断の模式図を示す。Penfieldの感覚神経の脳地図における足の局在はどれか。 

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第54回午前:第83問

絞扼性神経障害における障害部位と症候の組合せで正しいのはどれか。  

1: 手根管――下垂手

2: 足根管――足背の異常感覚

3: 梨状筋――下腿内側の異常感覚

4: 肘部管――涙滴徴候

5: 腓骨頭――下垂足

  • 答え:5
  • 解説:絞扼性神経障害は、特定の部位で神経が圧迫されることによって生じる症状であり、障害部位によって症状が異なります。この問題では、それぞれの部位での絞扼性神経障害と症候の組合せについて問われています。
  • 手根管での絞扼性神経障害(手根管症候群)は、正中神経が障害されることで母指球筋の萎縮や対立障害、つまみ動作障害、示指・中指のしびれなどが生じます。下垂手は橈骨神経高位麻痺によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 足根管での絞扼性神経障害(足根管症候群)は、脛骨神経が障害されることで足底部から足趾にかけての放散痛や足根管部痛が生じます。足背の異常感覚は腓骨神経絞扼障害によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 梨状筋での絞扼性神経障害(梨状筋症候群)は、坐骨神経が障害されることで坐骨神経支配領域(大腿・下腿後面、下腿外側)の疼痛・知覚異常が生じます。下腿内側の感覚障害はHunter管(内転筋管)症候群によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 肘部管での絞扼性神経障害(肘部管症候群)は、尺骨神経が障害されることで鷲手が生じ、Froment徴候陽性となります。涙滴徴候(teardrop sign)は正中神経低位麻痺によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 腓骨頭での絞扼性神経障害(腓骨神経絞扼障害)は、腓骨神経が障害されることで下垂足や足背と第5趾以外の足趾背側にかけての感覚障害が生じます。この選択肢は正しい組合せです。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午前:第71問

手について正しいのはどれか。  

1: 側副靱帯はMP関節屈曲で緊張する。

2: 母指のCM関節は3度の自由度をもつ。

3: 手のアーチ構造は横アーチのみからなる。

4: 手掌の皮膚は手背の皮膚に比べ伸展性に富む。

5: 鉤形握りは母指と他の指の対立運動により可能となる。

第41回午後:第6問

下肢の筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。  

1: 半腱様筋-総腓骨神経

2: 薄筋-大腿神経

3: 縫工筋-閉鎖神経

4: 足底筋-脛骨神経

5: 母指外転筋-外側足底神経

第37回午前:第64問

手根管症候群について正しいのはどれか。  

1: 夜間は上肢を下垂して負担を減らす。

2: 正中神経の伝導速度は前腕部で低下する。

3: 安静のためのスプリントは手関節背屈位とする。

4: 掌側のしびれで発症する場合が多い。

5: 母指球の筋萎縮は運動神経の脱髄によって生じる。

第57回午前:第3問

50歳の女性。末梢神経麻痺により、円回内筋、長掌筋、橈側手根屈筋、浅指屈筋、深指屈筋(示指・中指)、長母指屈筋、方形回内筋、短母指外転筋、短母指屈筋(浅頭)、母指対立筋、第1・2虫様筋が麻痺している。適応する装具で正しいのはどれか。2つ選べ。

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第54回午後:第82問

ASIAの評価法における脊髄の髄節とその感覚支配領域検査ポイントの組合せで正しいのはどれか。  

1: C5――鎖骨上窩

2: T7――臍

3: T12――鼠径靱帯の中点

4: L5――足関節内果

5: S4――膝窩

  • 答え:3
  • 解説:ASIAの評価法は、脊髄損傷の程度を評価するための方法であり、脊髄の髄節とその感覚支配領域検査ポイントを組み合わせて評価します。この問題では、正しい組み合わせを選ぶことが求められています。
  • C5のkey sensory pointは前肘窩外側であり、鎖骨上窩ではありません。鎖骨上窩はC3のkey sensory pointです。
  • T7のkey sensory pointは第7肋間部であり、臍ではありません。臍はT10のkey sensory pointです。
  • T12のkey sensory pointは鼠径靱帯中央であり、正しい組み合わせです。
  • L5のkey sensory pointは第3中足趾節関節背側であり、足関節内果ではありません。足関節内果はL4のkey sensory pointです。
  • S4のkey sensory pointは肛門周囲であり、膝窩ではありません。膝窩はS2のkey sensory pointです。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午前:第6問

65歳の男性。右上腕外側の持続圧迫による橈骨神経麻痺。発症後3日。橈骨神経領域の感覚障害がある。Danielsらの徒手筋力テストで腕橈骨筋3、橈側手根伸筋2、尺側手根伸筋2、指伸筋2、長母指外転筋2、示指伸筋1である。この患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 手関節の伸展他動運動

2: MP関節伸展の抵抗運動

3: Capener装具による示指伸張

4: コックアップスプリントの装着

5: 手関節伸筋に対する遠心性収縮による筋力強化