第36回午前第45問の類似問題

第43回午後:第86問

末梢神経麻痺の症候で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 痙縮

2: 筋萎縮

3: 病的反射

4: 不随意運動

5: 腱反射低下

第57回午前:第40問

脳卒中後のPusher現象について誤っているのはどれか。  

1: 右半球損傷に多い。

2: 垂直判断の障害が関係する。

3: 身体軸が非麻痺側に傾斜する。

4: 座位だけでなく立位でも認められる。

5: 端座位で体幹を正中位に近づけると非麻痺側の股関節が外旋する。

第36回午前:第43問

前大脳動脈閉塞で生じやすいのはどれか。2つ選べ。 ア.手の把握反射イ.上肢より下肢に強い運動障害ウ.ウェルニッケ失語エ.同名半盲オ.半側空間無視  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第39回午前:第53問

左大脳半球の病変で生じにくい高次脳機能障害はどれか。  

1: 失 語

2: 失 算

3: 純粋失読

4: 観念運動失行

5: 運動維持困難

第37回午前:第99問

疾患と歩行指導との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 痙直型両麻痺-ロフストランド杖

2: 脊髄小脳変性症-松葉杖

3: デュシェンヌ型筋ジストロフィー-バネ付き長下肢装具

4: シャルコー・マリー・トゥース病-短下肢装具

5: 慢性関節リウマチ-四輪型歩行器

第42回午前:第76問

痙直型両麻痺児の歩行の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 体幹の側方動揺が大きい。

2: 股・膝関節の屈曲が大きい。

3: 股関節が内転位になりやすい。

4: 足先から接地する。

5: 上肢は伸展位をとる。

第47回午後:第41問

左中大脳動脈閉塞で生じやすい高次脳機能障害はどれか。  

1: 自然にバイバイと手を振ることはできるが、指示されるとできない。

2: 着る手順を説明できるが、誤った着方をする。

3: 重度の運動麻痺があるのに、歩けると主張する、

4: 視界の左半分にある物を見落とす。

5: 色紙の色分けができない。

第55回午前:第34問

左半側空間無視に対する作業療法で適切なのはどれか。  

1: 間隔伸張法

2: 自己教示法

3: 視覚イメージ法

4: プリズム適応療法

5: 右後頸部振動刺激

  • 答え:4
  • 解説:左半側空間無視は、患者が左側の空間を無視する症状で、作業療法の中でプリズム適応療法が適切な治療法とされています。
  • 間隔伸張法は、情報を保持する時間間隔を少しずつ延ばして想起させるもので、記憶障害に対して行われる治療法です。左半側空間無視には適用されません。
  • 自己教示法は、行動の自己統制が欠け、課題の理解欠如などをみとめる患者に対し、解決方法や計画の立て方を一緒に考えるもので、遂行機能障害に対して行われる治療法です。左半側空間無視には適用されません。
  • 視覚イメージ法は、記憶すべき対象の名前などの言語情報にイメージを組み合わせることで、記憶を促進しようとするもので、記憶障害に対して行われる治療法です。左半側空間無視には適用されません。
  • プリズム適応療法は、視界が右(無視の反対側)に10°シフトするプリズム眼鏡をかけ、感覚と運動に対して意図的にズレを生じさせる方法で、半側空間無視の治療に用いられる適切な治療法です。
  • 後頸部の振動刺激は、注意を高める効果があり、半側空間無視へ課題を始める前に併用すると半側空間無視が軽減する。ただし、左半側空間無視に対して行う場合は、左後頸部に対して振動刺激を行う。この選択肢は、右後頸部振動刺激となっているため、左半側空間無視に対しては適切ではありません。
  • 科目:高次脳機能障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午前:第67問

アテトーゼ型脳性麻痺の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 姿勢筋緊張の調節

2: 原始反射抑制肢位の保持

3: 重錘バンドによる不随意運動の抑制

4: 関節中間位での運動制御

5: 四つ這いでの肩周囲筋の同時収縮促通

第43回午前:第90問

脳卒中片麻痺患者に対する短下肢装具において、靴べら型装具に比べ背屈遊動・底屈制限の継手付装具が有利な点はどれか。2つ選べ。  

1: 装着しやすい。

2: 坂道を下りやすい。

3: しゃがみ込みがしやすい。

4: 麻痺側遊脚期に振り出しやすい。

5: 麻痺側立脚期の重心の前方移動を妨げない。

第48回午後:第11問

脳卒中片麻痺で利き手が廃用手の患者に対する入浴指導で、洗体のために図のような自助具の使用を促した。身体部位で洗い残しが多いのはどれか。 

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1: 麻痺側上肢

2: 非麻痺側上肢

3: 体幹

4: 麻痺側下肢

5: 非麻痺側下肢

第46回午前:第29問

アテトーゼ型脳性麻痺児の症状と訓練課題との組合せで適切なのはどれか。  

1: 定頸不良 — 背臥位で下肢を挙上する。

2: 体幹過伸展 — 座面の高い椅子で座位を保持する。

3: 手指の過伸展 — 豆をつまむ。

4: 目と手の協調障害 — ボールプールで遊ぶ。

5: 動的バランス不良 — セラピーボールに乗って揺らす。

第42回午前:第84問

球麻痺でみられないのはどれか。  

1: 舌筋の萎縮

2: 下顎反射の亢進

3: 軟口蓋の挙上不全

4: 嗄声

5: 嚥下困難

第48回午後:第39問

脳性麻痺痙直型両麻痺児の歩行の特徴で正しいのはどれか。  

1: 重心の上下動が小さい。

2: 骨盤の回旋が大きい。

3: 股関節の内旋が大きい。

4: 歩幅が大きい。

5: 歩行率が小さい。

第39回午前:第7問

70歳の男性。脳硬塞片麻痺、発症後2か月。図の上の絵を患者の正面に置き、模写を指示したところ、下の図のように描いた。この障害への対応として適切でないのはどれか。 

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1: 食事場面で患側にある食物を意識させる。

2: 体幹は健側方向への回旋を意識させる。

3: 理学療法士は患側に立って治療を行う。

4: 車椅子での集団風船バレーに参加させる。

5: 車椅子の患側のブレーキレバーに目印をつける。

第35回午前:第44問

脳卒中の早期理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 上下肢の他動運動は発症当日から可能である。

2: 意識障害がなければ徐々に頭部挙上訓練を行う。

3: 収縮期血圧は100 mmHgを超えないようにする。

4: 脈拍は100/分以下に保つようにする。

5: 悪心などの自覚症状の出現で直ちに中止する。

第52回午前:第32問

右半球損傷による全般性注意障害の片麻痺患者に対する初期の基本動作支援について正しいのはどれか。  

1: 移乗動作の誤りを繰り返し修正する。

2: 杖歩行は複数人とすれ違う環境から開始する。

3: 車椅子駆動練習は外乱の少ない環境から開始する。

4: 寝返りにおける性急な動作は口頭指示で修正する。

5: 起き上がり動作は一連の動作を一度に口頭で指導する。

第34回午前:第18問

58歳の女性。脳梗塞による右片麻痺。発症後5日経過。理学療法では座位訓練が開始された。ベッドサイドでの作業療法の初回評価として適切でないのはどれか。  

1: リスクを確認する。

2: 病棟での生活状況について情報を得る。

3: 簡易上肢機能検査(STEF)を行う。

4: 精神機能のスクリーニングを行う。

5: 身体機能の検査は負荷にならないものから始める。

第52回午前:第26問

右利きの患者の頭部CTを示す。最も考えられる症状はどれか。 

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1: 左半側空間無視

2: 視覚失認

3: 着衣失行

4: 左右失認

5: 片麻痺

第36回午前:第9問

60歳の男性。脳梗塞。発症後9か月経過。現在、左片麻痺は軽度だが、日常生活上の介助量は多大である。模写課題の結果を図に示す。この患者への対応で誤っているのはどれか。 

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1: 物品呼称の訓練

2: 左方注意の習慣化

3: 構成課題の訓練

4: 口頭での行為確認の習慣化

5: 衣服への目印の付加