病巣部位と評価法との組合せで誤っているのはどれか。
1: ①-手指弁別の検査
2: ②-標準失語症検査
3: ③-系列動作の検査
4: ④-視野の検査
5: ⑤-線分2等分検査
慢性関節リウマチ診断基準(アメリカリウマチ協会1987年改訂)で誤っているのはどれか。
1: 15分間持続する朝のこわばり
2: 3関節以上の腫脹
3: 手関節の腫脹
4: 対称性腫脹
5: 皮下結節
関節可動域が正常な患者に対し、Danielsらの徒手筋力テストの段階5の検査で、軽度屈曲位で抵抗を加えるのはどれか。
1: 肩関節伸展
2: 肘関節伸展
3: 手関節伸展
4: 股関節伸展
5: 頸部複合伸展
誤っているのはどれか。
1: 腕尺関節はらせん関節である。
2: 上橈尺関節は車軸関節である。
3: 腕尺関節は上橈尺関節と同一の関節包内にある。
4: 約10°の生理的内反肘を運搬角という。
5: 肘頭は肘屈曲位でヒューター三角を構成する。
活動期の慢性関節リウマチの評価について適切でないのはどれか。
1: 疼痛の部位を尋ねる。
2: 反復動作で耐久性を評価する。
3: ADLの自立度を確認する。
4: 観察からリーチ範囲を確認する。
5: 他動的に関節動揺性を調べる。
図に示した基本軸(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会基準)で測定できる関節運動はどれか。2つ選べ。
1: 肩甲帯伸展
2: 肩関節屈曲
3: 肩関節内転
4: 肩関節外旋
5: 肩関節水平屈曲
膝関節で誤っているのはどれか。
1: 半月板は関節の適合性をよくしている。
2: 大腿骨軸と脛骨軸は軽度外反している。
3: 後十字靱帯は脛骨の後方移動を防ぐ。
4: 外側側副靱帯は屈曲位で緊張する。
5: 屈曲位から完全伸展すると脛骨の外旋が起こる。
母指の関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で第1中手骨が基本軸であるのはどれか。
1: 橈側外転
2: 尺側内転
3: 掌側外転
4: 屈曲(MCP関節)
5: 伸展(IP関節)
膝周囲のスポーツ外傷と理学療法との組合せで誤っているのはどれか。
1: 前十字靱帯再建術後-膝伸展可動域の制限
2: 関節鏡視下半月板切除術後-早期部分荷重訓練
3: ジャンパー膝-膝窩部への超音波療法
4: 腸脛靱帯炎-ランニングの禁止
5: 離断性骨軟骨炎-膝関節固定装具の適用
関節可動域運動で正しいのはどれか。
1: 筋収縮を伴ってはならない。
2: 意識障害がある場合は行わない。
3: 運動麻痺の改善を目的として行う。
4: 拘縮の予防・改善を目的として行う。
5: 深部感覚障害がある場合は行わない。
関節可動域が制限を受けないのはどれか。
1: 手関節掌屈位での手指屈曲
2: 股関節伸展位での膝関節屈曲
3: 膝関節伸展位での股関節屈曲
4: 膝関節屈曲位での足関節背屈
5: 足関節底屈位での足指屈曲
関節リウマチの理学療法で誤っているのはどれか。
1: 炎症症状の強い関節に寒冷療法を行う。
2: 朝のこわばりの強い時間帯は避ける。
3: 筋力増強運動は等尺性を原則とする。
4: 起き上がり動作は下肢と頭頸部の反動を利用する。
5: 移乗動作は座面を高く調整する。