第55回午後第6問の類似問題

第48回午後:第14問

15歳の男子、6歳時に転倒して左上腕骨外顆骨折の診断で骨接合術を受けた。最近左手のしびれを訴えるようになり受診した。両肘の伸展を行わせたところ、両側とも完全伸展が可能であったが左肘に図の様な変形を認めた。この患者で最も考えられるのはどれか。 

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1: 腋窩神経障害

2: 筋皮神経障害

3: 正中神経障害

4: 尺骨神経障害

5: 橈骨神経障害

第36回午前:第9問

6歳の男児。痙直型両麻痺。右股関節を他動的に屈曲すると、左膝関節は伸展した。この図でみられる反射・反応はどれか。 

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1: 伸張反射

2: 緊張性迷路反射

3: 交叉性伸展反射

4: 連合反応

5: 陽性支持反応

第49回午前:第32問

発育性股関節形成不全について正しいのはどれか。  

1: 開排は制限されない。

2: 大腿骨頭の前方脱臼が多い。

3: 乳児期ではリーメンビューゲル装具を用いる。

4: 2歳以上では外転位保持免荷装具を用いる。

5: 二次的な変形性股関節症にはなりにくい。

第36回午後:第80問

変形性股関節症で誤っているのはどれか。  

1: 我が国では二次性が多い。

2: 血沈値が上昇する。

3: 歩き始めに疼痛が出現する。

4: 関節裂隙は狭小化する。

5: 股関節外転が制限される。

第39回午前:第3問

55歳の女性。若年時から跛行がある。ここ数年で右股関節痛が増悪し来院した。運動麻痺、感覚障害はなく、整形外科的手術の既往もない。背臥位、膝屈曲位で図のような肢位がみられた。異常がみられない評価項目はどれか。 

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1: 大腿周径

2: 棘果長

3: 股関節の関節可動域

4: 下肢の徒手筋力テスト

5: 下肢の腱反射

第39回午後:第84問

正しいのはどれか。  

1: 変形性肘関節症では前腕の回内制限が著しい。

2: 変形性膝関節症は男性に多い。

3: 変形性股関節症の多くは一次性である。

4: 変形性頸推症は第3、4頸椎に生じやすい。

5: 腰椎変形性後弯症は女性の農業従事者に多い。

第53回午前:第17問

45歳の女性。右変形性股関節症。先天性股関節脱臼の既往がある。1年前から荷重時の右股関節痛があり、2か月前から安静時痛も出現した。起居動作時や歩行時の疼痛が強くなってきたため受診した。ADL指導として適切なのはどれか。  

1: 階段は右足から昇段する。

2: 階段は左足から降段する。

3: できるだけ低い椅子に座る。

4: T字杖を使用する場合は左手に持つ。

5: 左足よりも右足を手前に引いて椅子から立ち上がる。

第49回午後:第14問

25歳の男性。野球の試合で走塁中に右大腿後面に違和感と痛みとを生じ、近くの整形外科を受診した。大腿部エックス線写真では骨折を認めなかった。現時点の対応で適切でないのはどれか。  

1: 下肢の挙上

2: 浮腫の予防

3: アイシング

4: 超音波照射

5: 弾性包帯での圧迫

第48回午前:第6問

35歳の男性。生来健康であった。転倒し右肘頭骨折を受傷した。術後のエックス線写真(A、B)を示す。骨折部や全身の状態は良好である。この患者の作業療法で最も注意すべき合併症はどれか。 

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1: 偽関節

2: 変形治癒

3: 遷延治癒

4: 異所性骨化

5: Sudeck骨萎縮

第44回午前:第30問

10歳の女児。痙直型両麻痺。移動には四つ這い、歩行器での歩行および車椅子自走を併用している。この女児が立ち上がろうとして図のような姿勢になった。原因として考えられるのはどれか。 

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1: 緊張性迷路反射の残存

2: 膝関節伸展可動域の低下

3: 下肢の左右分離運動困難

4: 上肢の屈曲共同運動の出現

5: 緊張性対称性頸反射の残存

第40回午後:第89問

変形性股関節症で誤っているのはどれか。  

1: 日本では二次性が多い。

2: 血沈値が上昇する。

3: 歩き始めに疼痛が出現する。

4: 関節裂隙が狭小化する。

5: 股関節外転が制限される。

第39回午後:第89問

正しいのはどれか。  

1: 先天性股関節脱臼は男児に多い。

2: ペルテス病では股関節に内転制限が起こる。

3: マルファン症候群では四肢の短縮が起こる。

4: 先天性多発性関節拘縮症は生後進行する。

5: 二分脊椎では水頭症を合併しやすい。

第43回午前:第30問

12歳の女児。痙直型両麻痺。膝歩きの様子を示す。本児の異常な膝歩き動作の原因として可能性が低いのはどれか。 

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1: 体幹伸展筋群の過活動

2: 腹筋群の低活動

3: 股関節伸筋群の低活動

4: 股関節屈筋群の過活動

5: 股関節内転筋群の過活動

第37回午後:第95問

ぺルテス病で正しいのはどれか。  

1: 激しい股関節痛と発熱で発症する。

2: 4~7歳の女児に発症しやすい。

3: 両側性に発症することが多い。

4: 年長で発症した場合ほど予後がよい。

5: 治療には免荷装具を着用する。

第57回午前:第8問

52歳の女性。踏み台から転落して左踵骨骨折を受傷し、手術が行われた。術後翌日の単純エックス線写真を示す。この患者に対する運動療法で正しいのはどれか。 

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1: 術後翌日から距腿関節の可動域練習を行う。

2: 術後翌日から膝関節の可動域練習を行う。

3: 術後翌日から部分荷重を始める。

4: 術後1週から外固定内での距踵関節の等尺性運動を行う。

5: 術後2週からMP関節の可動域練習を行う。

第48回午前:第3問

児の左半身の関節可動域を測定した結果を表に示す。この児がとることのできる姿勢はどれか。

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第57回午前:第32問

Perthes病で正しいのはどれか。  

1: 男児に多い。

2: 好発年齢は2~3歳である。

3: 両側性が約50%に認められる。

4: 大腿骨遠位骨端部の阻血性壊死をきたす。

5: 発症初期のエックス線像の変化は顕著である。

  • 答え:1
  • 解説:Perthes病は大腿骨頭骨端の特発性無菌性壊死を生じる骨軟骨症で、5~10歳で発生率が高く、男児に多い。通常は片側性であり、特徴的症状は股関節痛および歩行障害である。発症は緩徐であり、進行は遅い。診断ではエックス線写真が使われ、必要であればMRIを撮像して診断および病変の範囲が確定される。
  • 選択肢1は正しい。Perthes病は男児に多く、女児の約5倍の発症率がある。
  • 選択肢2は間違いである。好発年齢は5~10歳であり、2~3歳ではない。
  • 選択肢3は間違いである。Perthes病は通常は片側性であり、両側性が約50%に認められるわけではない。
  • 選択肢4は間違いである。Perthes病では大腿骨頭骨端に特発性無菌性壊死が生じるが、大腿骨遠位骨端部の阻血性壊死ではない。
  • 選択肢5は間違いである。発症初期のエックス線像では、正常か最小限の扁平化しか示さないことがあり、顕著な変化は見られないことが多い。
  • 科目:整形外科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第54回午前:第4問

30歳の男性。単純エックス線写真を示す。この骨折で損傷されていると推測されるのはどれか。 

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1: 上腕三頭筋腱

2: 上腕二頭筋腱

3: 橈骨輪状靱帯

4: 方形回内筋

5: 長掌筋腱

第47回午前:第5問

骨盤部のエックス線写真を示す。認められる所見はどれか。 

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1: 股関節の脱臼

2: 股関節の形成不全

3: 大腿骨頭の壊死

4: 大腿骨頸部の骨折

5: 大腿骨頭のすべり

第56回午後:第10問

8歳の男児。転倒して橈骨遠位端骨折と診断され、6週間のギプス固定が行われた。固定除去後、関節可動域制限と筋力低下を認めた。物理療法で適切なのはどれか。  

1: 機能的電気刺激

2: 極超短波

3: 超音波

4: 紫外線

5: 渦流浴