人工呼吸器を使用している重症心身障害児の気管吸引を実施する上で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 気管吸引後、聴診する。
2: 気管吸引時にはSpO2を確認する。
3: 吸引圧は20 kPa(150 mmHg)以上に設定する。
4: 吸引カテーテルは気管分岐部の先まで挿入する。
5: 気管吸引は1回の吸引につき30秒間程度持続して行う。
気管吸引で正しいのはどれか。
1: 吸引カテーテルの外径は気管チューブ内径の2/3とする。
2: 吸引カテーテルの挿入は気管分岐部までとする。
3: 吸引圧は20 kPa(150 mmHg)以下とする。
4: 吸引時間は20~30秒間とする。
5: 咳を誘発しながら吸引する。
成人に対する喀痰の吸引について適切なのはどれか。
1: 理学療法士は行わない。
2: 吸引圧は最大で20 kPaとする。
3: 1回の吸引は20秒以上かけて行う。
4: 吸引カテーテルは気管分岐部まで挿入する。
5: 吸引カテーテルは吸引圧をかけながら素早く挿入する。
成人に対する口腔内・鼻腔内吸引行為について誤っているのはどれか。
1: 吸引前に手を清潔にする。
2: 吸引圧は吸引前に確認する。
3: 1回の吸引は25秒以上かけて行う。
4: カテーテルを挿入後に陰圧をかける。
5: 事前に水道水を通して正常に吸引できるかを確認する。
吸引で正しいのはどれか。
1: 患者の頸部は回旋させない。
2: 目的は貯留物や分泌物の除去である。
3: 吸引器のボトルは空であることを確認する。
4: カテーテルを挿入した刺激で排痰を誘発する。
5: 口腔内吸引したカテーテルで気管内の吸引を行う。
「気管吸引のガイドライン(成人で人工気道を有する患者のための)」(日本呼吸療法医学会による)に基づく吸引の適応となる状態で正しいのはどれか。
1: 誤嚥した。
2: 肺下葉の水泡音を聴取した。
3: 努力性呼吸が弱くなってきている。
4: 気管チューブ内に分泌物が確認できない。
5: 経皮的動脈血酸素飽和度が改善してきている。
人工呼吸器装着患者の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 離床はベッドアップ60°までとする。
2: 体位変換を行い気道内分泌物の移動を促す。
3: 気管内吸引時は陰圧をかけずに吸引カテーテルを挿入する。
4: 気管内吸引に使用するカテーテルは滅菌したものを使用する。
5: 会話が不可能なため患者が自分のニーズを伝えられるように援助する。
軽作業を開始する際、注意すべき安静時所見はどれか。
1: 収縮期血圧134 mmHg
2: 拡張期血圧86 mmHg
3: 脈拍92/分
4: 呼吸数30/分
5: 酸素飽和度98%
口腔内・鼻腔内吸引の説明で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 実施時は両手に手袋をする。
2: 目的は貯留物や分泌物の除去である。
3: あらかじめ定めた時刻にのみ実施する。
4: 吸引器のボトルは空であることを確認する。
5: 口腔内吸引したカテーテルで気管内の吸引を行う。
呼吸理学療法を施行する上で参考とすべき項目で基準(正常)範囲にあるのはどれか。
1: 動脈血酸素分圧:40 mmHg
2: 動脈血炭酸ガス分圧:70 mmHg
3: 動脈血酸素飽和度:85 %
4: 肺活量比:60 %
5: 1秒率:75 %
筋萎縮性側索硬化症の進行により非侵襲的陽圧換気〈NPPV〉療法を適応すべき数値はどれか。
1: PaO2:80 mmHg
2: PaCO2:60 mmHg
3: 睡眠中SpO2:94%
4: 最大吸気圧:75 cmH2O
5: %努力性肺活量(%FVC):85%