第54回午前第21問の類似問題

第42回午後:第90問

クリニカルパスで誤っているのはどれか。  

1: インフォームドコンセントの充実

2: チーム医療の推進

3: 医療訴訟への対策

4: 医療の標準化

5: 業務の効率化

第57回午前:第48問

認知症患者の運動療法を行うときの対応として適切でないのはどれか。  

1: 肯定語で指示する。

2: 患者のペースに合わせる。

3: 同じ動作を繰り返し実施する。

4: 運動を拒否しても説得して行う。

5: 日常慣れ親しんだ動作を利用する。

第38回午前:第86問

精神科デイケアへの通院が長期になっている患者への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.現在のプログラムを再検討する。イ.本人に継続の希望がある限りそのまま続ける。ウ.主治医からの指示が特にないため治療を続ける。エ.終了させる方向で期限を示して本人と面談する。オ.授産施設など、地域の社会資源への移行も考える。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第43回午前:第80問

作業療法士が認知症患者の家族へ対応する上で適切でないのはどれか。  

1: 家族に今までの介護経験を尋ねる。

2: 作業療法場面を見学させる。

3: 家族の健康状態を尋ねる。

4: 特定の人が介護を担うように指示する。

5: 家庭を訪問する。

第34回午前:第77問

精神科作業療法での初回面接で適切でないのはどれか。  

1: 作業療法士の自己紹介をする。

2: 作業療法参加の意志を確認する。

3: 現在の状態を聞く。

4: 入院前の生活状況を聞く。

5: 発病時の様子を聞く。

第41回午前:第92問

身体表現性障害の患者に対する作業療法士の対応で適切でないのはどれか。  

1: 受容的・支持的に関わる。

2: 矛盾する身体症状の理由を話し合う。

3: 葛藤解決や対処方法を話し合う。

4: アンビバレンツな言動を許容する。

5: 心理的距離を保つ。

第47回午前:第84問

クリニカルパスについて誤っているのはどれか。  

1: 新人教育に役立つ。

2: 治療を標準化できる。

3: 在院日数を短縮できる。

4: 職種ごとに個別のパスを用いる。

5: インフォームドコンセントの説明内容が充実する。

第38回午前:第84問

うつ病患者が作業療法場面で表現するのはどれか。  

1: もう一人の自分がいる。

2: 誰かに操られている。

3: 周りに迷惑をかけている。

4: もっと高度なことができる。

5: 周りから期待されている。

第54回午後:第100問

成人のパーソナリティ障害への治療介入で正しいのはどれか。  

1: 薬物療法は有効である。

2: 家族との連携を控える。

3: 早期に診断して患者に告知する。

4: 秩序を乱した行動に対して何も言わない。

5: 自傷行為などが頻回な場合は電気けいれん療法を行う。

  • 答え:1
  • 解説:成人のパーソナリティ障害への治療介入では、薬物療法が有効であることが正しい。抗不安薬や抗うつ薬などの薬物療法は、副次的ではあるものの、パーソナリティ障害に対して有効である。
  • 薬物療法は有効である。抗不安薬や抗うつ薬などの薬物療法は、副次的ではあるものの、パーソナリティ障害に対して有効である。
  • 家族との連携を控えるという選択肢は間違いである。パーソナリティ障害において、家族や患者を取り巻く周囲との連携を控える必要はない。
  • 早期に診断して患者に告知するという選択肢は間違いである。パーソナリティ障害は、単独で精神科を受診することは少なく、うつ状態や不安状態といった症状の背後にあり、治療を始めて初めて発見され、前面に出てくる場合も多い。
  • 秩序を乱した行動に対して何も言わないという選択肢は間違いである。パーソナリティ障害に対する治療では、治療構造を明確にすることが重要である。治療者にもできること、できないことがあること、受容できること、できないことがあることをはっきりさせ、受容すべきでないことに対しては注意をする。
  • 自傷行為などが頻回な場合は電気けいれん療法を行うという選択肢は間違いである。電気けいれん療法は、うつ病において、自殺の危険性が高い際や昏迷などで薬物療法が困難な場合、精神運動興奮の極めて強い場合などに適応となる。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第100問

てんかん患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: その日の体調を確認する。

2: 発作の作業への影響をみる。

3: 発作時の対応を明確にしておく。

4: 長時間を要する作業を設定する。

5: 集団作業療法を取り入れる。

第57回午前:第24問

作業分析の目標として適切でないのはどれか。  

1: 治療手段としての作業を体系的に理解する。

2: 治療過程を段階づける。

3: 作業の材料、道具を分類する。

4: 作業遂行に必要な患者の能力を明確にする。

5: 作業実施の環境因子を明確にする。

  • 答え:3
  • 解説:作業分析は介入計画を立案する工程の1つで、作業の特性や難易度を検討し、対象者のニーズや障害特性に応じて環境調整やマッチングを行います。選択肢の中で適切でないものは、作業の材料や道具を分類することです。
  • 選択肢1は正しいです。作業分析は作業を治療手段として用いる際に、工程を含めて体系的に理解することができます。
  • 選択肢2も正しいです。作業分析には、作業の難易度を検討し、介入手段や順序を組立てることで、治療過程を段階づけることができます。
  • 選択肢3は適切でないです。作業に要する材料と道具を分類することは、作業分析の作業環境の調整やマッチングのあとに「計画立案」として行われるもので、作業分析そのものではありません。
  • 選択肢4は正しいですが、作業分析は作業側の特性や難易度を検討するものであり、患者の能力を明確にするのは作業療法評価に含まれます。
  • 選択肢5は正しいです。作業分析の結果、作業実施の環境因子を明確にすることができます。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第53回午後:第50問

初回の作業療法面接において適切でないのはどれか。  

1: 開いた質問〈オープン・クエスチョン〉から始める。

2: 非言語的表現に注意を向ける。

3: 患者の課題を指摘する。

4: 相づちを活用する。

5: 患者名を確認する。

  • 答え:3
  • 解説:初回の作業療法面接では、患者との信頼関係を築くことが重要です。そのため、開いた質問を用いて患者の話を引き出し、非言語的表現にも注意を払い、相づちを活用して傾聴の姿勢を示すことが大切です。また、患者名を確認することで、誤った対応を避けることができます。
  • 開いた質問(オープン・クエスチョン)を使うことで、患者が自由に話すことができ、より多くの情報を得ることができます。初回の作業療法面接では、患者の状態や課題を把握するために、開いた質問から始めるのが適切です。
  • 非言語的表現に注意を向けることは、初回の作業療法面接では特に重要です。患者が緊張して言葉にできないことも多いため、態度や表情などの非言語的表現を観察することで、患者の感情や思考を理解しやすくなります。
  • 患者の課題を指摘することは、初回の作業療法面接では適切でないです。まだ信頼関係が築かれていない段階で問題点を指摘すると、患者が不安や抵抗感を感じ、信頼関係が損なわれる可能性があります。
  • 相づちを活用することは、作業療法面接全般において適切です。相づちを用いることで、患者に対して傾聴していることを示し、患者が安心して話すことができる環境を作り出すことができます。
  • 患者名を確認することは、初回の作業療法面接では特に重要です。患者名を確認することで、誤った対応を避けることができ、患者に対して適切なケアを提供することができます。
  • 科目:作業療法評価学
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第53回午後:第48問

作業療法士が訪問支援を行う際に最も適切なのはどれか。  

1: 部屋の様子をよく観察する。

2: 患者本人に病識の獲得を促す。

3: 同じ職種のスタッフと訪問する。

4: 作業療法士であることを強調する。

5: 家族が本人の前で話す愚痴に耳を傾ける。

  • 答え:1
  • 解説:作業療法士による訪問支援では、患者の生活状況や環境を評価し、生活しやすい環境の提案や生活指導を行うことが最も適切である。
  • 部屋の様子をよく観察することで、患者の生活状況や環境を評価し、生活しやすい環境の提案や生活指導を行うことができるため、最も適切な訪問支援である。
  • 患者が病識を獲得できる場合と、認知症や重度の発達障害患者のように病識を獲得できない場合があるため、病識の獲得を促すことが最適な支援とはいえない。
  • 訪問支援は多職種で関わることが多いため、同一職種よりも他の職種と訪問することで、多角的視点で支援課題を判断しやすい。ただし、この選択肢は最も適切とは言えない。
  • 患者にとってはサービス提供者の資格が何であるかよりも、サービスそのものの内容が重要である。作業療法士であることを患者に説明することが必要な場合もあるが、強調する必要はない。
  • 家族と本人の関係性によっては、家族が本人の前で愚痴を話す可能性もある。作業療法士はそれを傾聴するのではなく、場合によっては立ち入らず、また場合によってはあえてお互いの場所を自然に離すなどの必要がある。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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