第56回午前第66問の類似問題

第51回午前:第66問

胆汁について正しいのはどれか。  

1: pHは酸性である。

2: 消化酵素が含まれる。

3: 胆細管から分泌される。

4: 総胆管から小腸内に排出される。

5: 小腸内の胆汁は大半が大腸で再吸収される。

第40回午後:第27問

胆汁について正しいのはどれか。  

1: 胆嚢で産生される。

2: 食物の摂取によって分泌が増加する。

3: 消化酵素が含まれる。

4: 脂肪の吸収を抑制する。

5: 胆汁酸塩の大部分は大腸で再吸収される。

第53回午前:第65問

胆汁について正しいのはどれか。  

1: 脂肪の吸収を抑制する。

2: 消化酵素が含まれる。

3: 食物の摂取によって分泌が増加する。

4: 胆汁酸塩の大部分は大腸で再吸収される。

5: 胆嚢で産生される。

  • 答え:3
  • 解説:胆汁は肝臓で生成され、胆嚢に貯められる。食物の摂取によって分泌が増加し、脂質の消化と吸収を促進する。また、体内代謝物質や外来物質の排泄にも関与する。
  • 選択肢1は間違いです。胆汁は脂肪の吸収を抑制するのではなく、脂質の消化と吸収を促進する働きがあります。
  • 選択肢2は間違いです。胆汁には消化酵素が含まれませんが、消化酵素の働きをサポートする役割があります。
  • 選択肢3は正しいです。胆汁は食物の摂取によって分泌が増加し、脂質の消化と吸収を促進する働きがあります。
  • 選択肢4は間違いです。胆汁酸塩の大部分は小腸で再吸収され、肝臓に戻されることから腸肝循環と呼ばれます。
  • 選択肢5は間違いです。胆汁は肝臓で生成され、胆嚢に貯められる。胆嚢は胆汁を貯める役割がありますが、胆汁を生成するのは肝臓です。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第44回午後:第30問

胆汁について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: pHは酸性である。

2: コレステロールを含む。

3: 胆嚢で産生される。

4: 脂肪を乳化させる。

5: 成分の大部分は体外に排出される。

第43回午後:第30問

唾液について正しいのはどれか。  

1: 唾液分泌中枢は中脳にある。

2: 交感神経の興奮でのみ分泌する。

3: 1日の分泌量は1~1.5リットルである。

4: 蛋白質を分解する。

5: 分泌が増すと口腔内pHは低下する。

第38回午後:第29問

膵液に含まれない消化酵素はどれか。  

1: リパーゼ

2: ペプシン

3: アミラーゼ

4: トリプシン

5: ヌクレアーゼ

第57回午後:第65問

唾液分泌について正しいのはどれか。  

1: 1日の分泌量は約100 mLである。

2: 分泌速度が増すとpHは低下する。

3: 加齢により分泌量は増加する。

4: 唾液分泌中枢は中脳にある。

5: 糖質を分解する。

  • 答え:5
  • 解説:唾液分泌に関する正しい選択肢は、糖質を分解するという選択肢5です。唾液は1日の分泌量が約1,000~1,500 mLであり、分泌速度が増すとpHが上昇し、加齢により分泌量は減少します。また、唾液分泌中枢は視床下部にあります。
  • 選択肢1は誤りです。正常人の1日の唾液分泌量は約1,000~1,500 mLであり、100 mLではありません。咀嚼時には分泌量が10倍以上に増加します。
  • 選択肢2は誤りです。安静時の唾液分泌のpHは6.5であり、分泌速度が増すとpHは増加し、8近くまで上昇します。したがって、分泌速度が増すとpHが低下するという記述は正しくありません。
  • 選択肢3は誤りです。加齢により唾液分泌量は減少し、口腔内の細菌が繁殖しやすくなります。分泌量が増加するという記述は正しくありません。
  • 選択肢4は誤りです。唾液分泌中枢は視床下部にあり、中脳にはありません。
  • 選択肢5は正解です。唾液中のα-アミラーゼの作用により糖質を分解します。これにより、食物の消化が助けられます。
  • 科目:生理学(その他)
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第57回午前:第66問

脂質の消化吸収について正しいのはどれか。  

1: 胆汁は胆嚢で生成される。

2: 胆汁酸はコレステロールから生合成される。

3: トリプシンがトリグリセリドを分解する。

4: Oddi括約筋の弛緩により胆汁が空腸へ放出される。

5: ミセル内の脂質消化物は輸送蛋白により小腸上皮細胞内へ取り込まれる。

  • 答え:2
  • 解説:脂質の消化吸収に関する正しい選択肢は、胆汁酸がコレステロールから生合成されるという選択肢2です。他の選択肢は、胆汁の生成場所や消化酵素の働き、脂質消化物の吸収方法などに関する誤った情報が含まれています。
  • 選択肢1は誤りです。胆汁は肝臓で生成され、胆嚢では胆汁の濃縮と貯蔵が行われます。胆嚢では胆汁の生成は行われていません。
  • 選択肢2は正しいです。胆汁酸は、肝臓でコレステロールから生合成されるステロイド化合物であり、脂質の消化吸収に重要な役割を果たします。
  • 選択肢3は誤りです。トリプシンはタンパク質を分解する酵素であり、トリグリセリドの分解はリパーゼが行います。
  • 選択肢4は誤りです。Oddi括約筋の弛緩により胆汁が十二指腸へ放出されます。空腸ではなく、十二指腸へ放出されることが正しい情報です。
  • 選択肢5は誤りです。ミセル内の脂質消化物は、輸送蛋白が関与せずに小腸上皮細胞内へ取り込まれます。輸送蛋白が関与するのは、グルコースが小腸に吸収されるときなどです。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第35回午後:第33問

消化について誤っているのはどれか。 ア.唾液の分泌は神経性に調節される。イ.膵液は胃から排出された酸性内容を中和する。ウ.小腸の分泌液はアルカリ性である。エ.腸壁から血中に吸収されるのは単糖、多糖類である。オ.一つの蛋白分子中にすべてのアミノ酸が含まれる。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第53回午後:第64問

胃での栄養素の消化・吸収で正しいのはどれか。  

1: ペプシンは脂質を分解する。

2: セクレチンは胃液分泌を促進する。

3: 内因子はビタミンB6の吸収に関与する。

4: 胃内の停滞時間は糖類より脂肪の方が長い。

5: 胃液分泌の増加は食物が胃に到達してから起こる。

  • 答え:4
  • 解説:胃での栄養素の消化・吸収に関する問題です。胃では主に蛋白質の消化が行われ、脂質や糖類の消化はほとんど行われません。また、胃内の停滞時間は栄養素の種類によって異なります。
  • ペプシンは蛋白質をペプトンに分解する酵素であり、脂質の分解はリパーゼによって行われるため、この選択肢は間違いです。
  • セクレチンは十二指腸粘膜から分泌され、膵液の分泌促進と胃液の分泌抑制を行うホルモンです。胃液分泌を促進するのではなく、抑制するため、この選択肢は間違いです。
  • 内因子は胃壁細胞によって作られる糖蛋白質で、ビタミンB12の吸収に関与する。ビタミンB6ではなく、ビタミンB12の吸収に関与するため、この選択肢は間違いです。
  • 胃内の停滞時間は糖質<蛋白質<脂質の順に長くなるため、糖類よりも脂肪の方が長い。脂質は胃運動を抑制するため、停滞時間が他の栄養素と比較して長い。この選択肢は正しいです。
  • 胃液分泌の増加は、食物が口腔内に入ると反射的に起こる。食物が胃に到達してからではなく、口腔内に入るときに起こるため、この選択肢は間違いです。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第37回午後:第32問

正しいのはどれか。  

1: 迷走神経刺激は胃の運動を促進する。

2: ガストリンは胃の運動を抑制する。

3: 胆嚢は胆汁を分泌する。

4: 胆汁酸の大部分は体外に排泄される。

5: トリプシンは脂肪を分解する。

第42回午後:第31問

誤っているのはどれか。  

1: 食物が口腔内に入ると胃液分泌が起こる。

2: 食物の視覚刺激によって胃液分泌が起こる。

3: ストレスによって胃液分泌が抑制される。

4: セクレチンはガストリン分泌を促進する。

5: 胃液分泌の過程は3相に分かれている。