第35回午後第91問の類似問題

第43回午前:第86問

大腿義足の異常歩行と原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 外側ホイップ - 膝継手軸の外旋

2: 義足側外転歩行 - 初期内転角の不足

3: 健側肢の伸び上がり - ソケット内壁の高さ不足

4: 義足側分回し歩行 - 義足長が短い

5: 義足側への体幹側屈 - 切断側外転筋の筋力低下

第57回午後:第87問

腰部脊柱管狭窄症で正しいのはどれか。  

1: 先天発症が多い。

2: 内反尖足を生じる。

3: 間欠性跛行を生じる。

4: 腰椎前屈で症状が増強する。

5: 下肢の深部腱反射は亢進する。

  • 答え:3
  • 解説:腰部脊柱管狭窄症は、主に加齢による変性が原因で、臀部から下肢への痺れや疼痛、脱力が症状として現れる。間欠性跛行が特徴的で、腰椎前屈で神経圧迫が軽減される。
  • 先天発症ではなく、加齢による変性が腰部脊柱管狭窄症の主な原因であるため、選択肢1は誤りです。
  • 内反尖足は下腿三頭筋の筋緊張の亢進により生じる症状であり、腰部脊柱管狭窄症とは関係がないため、選択肢2は誤りです。
  • 腰部脊柱管狭窄症は、歩行により間欠性跛行を生じることが特徴的であるため、選択肢3が正しいです。
  • 腰部脊柱管狭窄症では、腰椎後屈で症状が増強し、腰椎前屈で神経圧迫が軽減されるため、選択肢4は誤りです。
  • 腰部脊柱管狭窄症では、下肢の深部腱反射は消失または減弱することが一般的であり、亢進することはないため、選択肢5は誤りです。
  • 科目:骨関節障害と臨床医学
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第42回午前:第81問

変形性股関節症患者の異常歩行と原因との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: アヒル様歩行 - 両側股関節外転拘縮

2: 腰椎前弯の増強 - 患側股関節屈曲拘縮

3: トレンデレンブルグ歩行 - 患側股関節外旋拘縮

4: 大殿筋歩行 - 患側股関節内転拘縮

5: 墜落性跛行 - 患側脚短縮

第47回午後:第25問

転子果長の測定に影響を与えるのはどれか。2つ選べ。  

1: 脊柱の側弯

2: 大腿骨頸部骨折

3: 膝関節の腫脹

4: 膝関節の伸展制限

5: 足関節の背屈制限

第39回午前:第33問

大腿義足歩行で図のような異常歩行がみられた。原因として正しいのはどれか。2つ選べ。ア.義足が重すぎる。イ.ソケット内壁が高すぎる。ウ.膝継手の摩擦が大きすぎる。エ.断端の外転拘縮がある。オ.ソケットの初期屈曲角度が少ない。  

39_0_33

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第55回午前:第31問

変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 二次性が多い。

2: 男性に好発する。

3: 外反変形を生じやすい。

4: 運動開始時に疼痛がある。

5: 大腿四頭筋の萎縮を認める。

第35回午後:第67問

変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.中年期以降の肥満女性に好発する。イ.エックス線写真で関節腔の狭小化がみられる。ウ.圧痛は膝関節の外側に多い。エ.起立動作時よりも歩行時に痛みが強い。オ.内側楔状足底板が用いられる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第43回午後:第86問

末梢神経麻痺の症候で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 痙縮

2: 筋萎縮

3: 病的反射

4: 不随意運動

5: 腱反射低下

第54回午後:第89問

続発性骨粗鬆症発症の危険因子はどれか。  

1: 肥満

2: 副腎不全

3: 関節リウマチ

4: 甲状腺機能低下

5: 副甲状腺機能低下

  • 答え:3
  • 解説:続発性骨粗鬆症は、他の疾患や薬剤などが原因で発症する骨粗鬆症です。関節リウマチ、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症、Cushing症候群などの内分泌疾患や、ステロイド薬、抗けいれん薬などの薬剤性、慢性腎不全、糖尿病、アルコールや廃用、栄養不良などの生活習慣が危険因子とされています。
  • 肥満は続発性骨粗鬆症の危険因子ではありません。むしろ、適度な体重は骨密度を維持するのに役立ちます。
  • 副腎不全は糖質コルチコイドの分泌が減少するため、続発性骨粗鬆症の危険因子とはなりません。逆に、副腎皮質ホルモンの過剰分泌がある場合、ステロイドによる骨粗鬆症の危険因子となります。
  • 関節リウマチは続発性骨粗鬆症発症の危険因子です。関節リウマチの治療に用いられるステロイド薬や炎症による骨密度低下が、骨粗鬆症の発症につながることがあります。
  • 甲状腺機能低下は、破骨細胞の形成が抑制されないため、骨粗鬆症の危険因子になる場合がありますが、関節リウマチがより大きな危険因子です。甲状腺機能亢進症の場合は、骨の吸収が抑制され、石灰化が促進されるため、骨粗鬆症の危険因子となります。
  • 副甲状腺機能低下は、骨形成に作用するため、続発性骨粗鬆症の危険因子とはなりません。逆に、副甲状腺機能亢進症の場合は、骨吸収が亢進され、続発性骨粗鬆症の危険因子となります。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午前:第62問

背臥位で強度の腰椎前弯がみられる原因として正しいのはどれか。  

1: 膝関節の伸展拘縮

2: 股関節の屈曲拘縮

3: 腰方形筋の筋力低下

4: 脊柱起立筋の筋力低下

5: 腹筋の筋力低下

第52回午前:第87問

第4腰椎変性すべり症の症候として誤っているのはどれか。  

1: 頻尿

2: 下肢痛

3: 痙性歩行

4: 間欠性跛行

5: 会陰部の熱感

第46回午前:第86問

変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 二次性が多い。

2: 女性よりも男性に好発する。

3: 外反変形を生じやすい。

4: 運動開始時に疼痛がある。

5: 大腿四頭筋の萎縮を認める。

第44回午前:第34問

大腿義足を装着した患者の歩行時に図のような現象が観察された。原因はどれか。 

44_0_34

1: 義足が長すぎる。

2: 後方バンパーが硬すぎる。

3: 切断側の股関節外転筋力が不足している。

4: ソケットに対して膝継手が内旋している。

5: ソケットの初期屈曲角度が不足している。

第39回午前:第91問

義足が長すぎるときの異常歩行で誤っているのはどれか。  

1: 健側の伸び上がり歩行

2: 外転歩行

3: 分回し歩行

4: 義足側への体幹側屈

5: 歩幅の左右不均衡

第34回午前:第32問

図のような異常歩行の原因はどれか。 

34_0_32

1: ソケットの初期屈曲角が不足している。

2: ソケットの内転角が不足している。

3: SACH足のヒールが固すぎる。

4: 大腿四頭筋の筋力が低下している。

5: トウブレークが前方すぎる。

第40回午後:第46問

骨盤の前傾で誤っているのはどれか。  

1: 円背で減少する。

2: 肥満で増加する。

3: 腰椎の後弯で減少する。

4: 腸腰筋の短縮で増加する。

5: 長座位で増加する。

第39回午後:第42問

膝関節について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.らせん関節である。イ.屈曲の最終期にはころがり運動となる。ウ.伸展位では側副靱帯は弛緩する。エ.半腱様筋は下腿の外旋運動を行う。オ.完全伸展時には下腿の内旋運動はできない。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第55回午前:第86問

骨形成不全症で正しいのはどれか。  

1: 強膜炎を合併する。

2: 遺伝性疾患ではない。

3: 視覚障害を合併する。

4: 二次的に側弯症を発症しやすい。

5: 治療にはステロイド薬が有効である。

  • 答え:4
  • 解説:骨形成不全症は、常染色体優性遺伝の遺伝性疾患で、骨の強度が低下し、骨折や変形が起こりやすくなる。青色強膜を示すが、強膜炎や視覚障害の合併はない。二次的に側弯症を発症しやすい。根本的治療はないが、骨萎縮に対する内科的治療としてビスフォスフォネート製剤が用いられることがある。
  • 選択肢1は間違いです。骨形成不全症では、青色強膜を示すが、強膜炎の合併は認められません。
  • 選択肢2は間違いです。骨形成不全症は遺伝性疾患であり、常染色体優性遺伝の特徴を持っています。
  • 選択肢3は間違いです。骨形成不全症では、青色強膜を生じるものの、視覚障害の合併はありません。
  • 選択肢4は正しいです。骨形成不全症は、繰り返す骨折や長管骨、脊椎、胸郭の変形、関節弛緩などの症状を呈し、これにより二次的に側弯症を発症しやすくなります。
  • 選択肢5は間違いです。骨形成不全症の根本的治療はなく、ステロイド薬ではなく、骨萎縮に対する内科的治療としてビスフォスフォネート製剤の投与が行われることがあります。
  • 科目:骨関節障害と臨床医学
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第50回午前:第89問

変形性関節症について正しいのはどれか。  

1: 若年者に好発する。

2: 滑膜炎から軟骨の変性に至る。

3: 股関節では二次性股関節症が多い。

4: 膝関節では女性に比べ男性の有病率が高い。

5: 発症要因として遺伝的素因は認められない。

第37回午前:第88問

大腿義足の異常歩行とその原因との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 義足側立脚相の短縮-ソケット内壁の適合不良

2: 義足側外転歩行-初期内転角の不足

3: 義足側分回し歩行-義足が長すぎる場合

4: 外側ホイップ-過度の膝軸外旋

5: フットスラップ-ヒールバンパー軟化