第53回午前第48問の類似問題

第40回午前:第71問

障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)ランクJ、認知症性老人の日常生活自立度ランクIIIの高齢障害者に対する在宅介護のアセスメントで優先度が低いのはどれか。  

1: 医学的急変時の対応

2: 玄関の戸締りの方法

3: 台所の火の後始末

4: 電動三輪車の操作

5: デイケアの利用

第44回午前:第94問

国際生活機能分類(ICF)における環境因子はどれか。  

1: 対人関係

2: 支援と関係

3: 運動・移動

4: 学習と知識の応用

5: コミュニケーション

第54回午後:第21問

ICFの構成要素である「環境因子」の第2レベルに分類されるのはどれか。2つ選べ。  

1: 家族の態度

2: 住居の入手

3: 健康に注意すること

4: 交通機関や手段の利用

5: 保健サービス・制度・政策

  • 答え:1 ・5
  • 解説:ICF(国際生活機能分類)は、健康状態や障害に関連する機能、活動、参加、および環境因子を分類するための国際的なフレームワークです。環境因子は、個人の生活機能に影響を与える外的要因を指します。第2レベルに分類される環境因子には、「家族の態度」や「保健サービス・制度・政策」などが含まれます。
  • 「家族の態度」は環境因子の第2レベルに分類される要素であり、家族が障害者に対してどのような態度を持っているかが、その人の生活機能に影響を与えることを示しています。これは正しい選択肢です。
  • 「住居の入手」は、活動と参加の第2レベルに分類される要素であり、環境因子ではありません。したがって、この選択肢は間違いです。
  • 「健康に注意すること」は、活動と参加の第2レベルに分類される要素であり、環境因子ではありません。したがって、この選択肢は間違いです。
  • 「交通機関や手段の利用」は、活動と参加の第2レベルに分類される要素であり、環境因子ではありません。したがって、この選択肢は間違いです。
  • 「保健サービス・制度・政策」は環境因子の第2レベルに分類される要素であり、個人の生活機能に影響を与える保健サービスや制度、政策に関する情報を指します。これは正しい選択肢です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第50回午前:第46問

国際生活機能分類(ICF)における第1レベルまでの分類で環境因子はどれか。2つ選べ。  

1: 態度

2: 対人関係

3: 家庭生活

4: 支援と関係

5: コミュニティライフ・社会生活・市民生活

第50回午後:第48問

国際生活機能分類(ICF)において、活動・参加の第一評価点で示されるのはどれか。  

1: 促進因子

2: 実行状況

3: 阻害因子

4: 支援なしの能力

5: 支援ありの能力

第55回午前:第28問

自宅で電話の対応ができないといった認知症症状の進行があり、意思疎通の困難さがあるが、介助者が注意していれば日常生活は自立できている。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準のランクはどれか。  

1: Ⅱa

2: Ⅱb

3: Ⅲa

4: Ⅲb

5: Ⅳ

  • 答え:2
  • 解説:認知症高齢者の日常生活自立度判定基準は、意思疎通の程度や症状・行動に着目して評価されます。この問題では、意思疎通が困難であるものの、介助者が注意していれば日常生活が自立できる状況が示されています。これは、ランクⅡbに該当します。
  • Ⅱaは、認知症の症状が進行しているものの、まだ意思疎通が可能であり、日常生活がほぼ自立できる状態を指します。この問題では、意思疎通が困難であるため、Ⅱaではありません。
  • Ⅱbは、認知症の症状が進行し、意思疎通が困難であるものの、介助者が注意していれば日常生活が自立できる状態を指します。この問題の状況は、Ⅱbに該当するため、正解です。
  • Ⅲaは、認知症の症状がさらに進行し、意思疎通が困難であり、日常生活において部分的な介助が必要な状態を指します。この問題では、介助者が注意していれば日常生活が自立できるとされているため、Ⅲaではありません。
  • Ⅲbは、認知症の症状が進行し、意思疎通が困難であり、日常生活において全般的な介助が必要な状態を指します。この問題では、介助者が注意していれば日常生活が自立できるとされているため、Ⅲbではありません。
  • Ⅳは、認知症の症状が最も進行し、意思疎通が困難であり、日常生活において常時介助が必要な状態を指します。この問題では、介助者が注意していれば日常生活が自立できるとされているため、Ⅳではありません。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午後:第82問

国際生活機能分類(ICF)で正しいのはどれか。  

1: 対象範囲を障害者としている。

2: 参加制約という用語は使用しない。

3: 環境因子は生活機能に大きく影響する。

4: 活動とは生活へのかかわりあいを指す。

5: 病因論的な枠組みから健康状態を分類している。

第47回午後:第21問

ICFのコード分類で、d「活動・参加」の第1評価点(小数点以下第1位の数値)が示す困難度はどれか。  

1: 能力

2: 実行状況

3: 心身機能の影響

4: 個人因子の影響

5: 環境が与える影響

第55回午後:第28問

ICFの環境因子で正しいのはどれか。  

1: ライフスタイル

2: 介護保険制度

3: 教育歴

4: 生活感

5: 趣味

  • 答え:2
  • 解説:ICFの環境因子は、物的環境や社会的環境、人々の社会的態度による環境を構成する因子であり、個人因子とは異なる。この問題では、選択肢2の介護保険制度が環境因子に該当する。
  • ライフスタイルは個人因子に含まれるため、環境因子ではありません。
  • 介護保険制度は社会的環境に関連するため、ICFの環境因子に該当します。正しい選択肢です。
  • 教育歴は個人の能力や知識に関連するため、個人因子に含まれます。環境因子ではありません。
  • 生活感は個人の感覚や価値観に関連するため、個人因子に含まれます。環境因子ではありません。
  • 趣味は個人の興味や好みに関連するため、個人因子に含まれます。環境因子ではありません。また、趣味自体は活動におけるレクリエーションとレジャーに含まれることもあります。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第38回午前:第96問

認知症患者の作業療法評価で適切でないのはどれか。  

1: 歩行状態などの運動機能

2: 記銘力や理解力などの知的機能

3: 家族の介護力の程度

4: 内田・クレペリンテストでの作業能力

5: 呼吸器・循環器などの合併症の有無

第39回午前:第70問

高齢障害者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 身体機能だけでなく、認知機能や生活習慣を把握する。

2: 病前の趣味に関連した作業を選択する。

3: 傾眠がみられたら、睡眠状況や脱水の有無を確認する。

4: 白内障では、できるだけ日光の当たる場所で作業を行う。

5: 日常生活の中で役割を持てるような作業を指導する。

第48回午前:第15問

70代の女性。Alzheimer型認知症の診断を受けデイケアを利用しながら自宅で生活を続けている。独歩での移動は可能であるが、屋外では道に迷う。IADLは全介助である。感情のコントロールができなくなり、デイケア施設職員に文句を言ったり介護に抵抗することもある。この患者に対するデイケアプログラムで優先すべき目標はどれか。  

1: 気分の安定

2: 買い物の練習

3: 対人関係の改善

4: 家事動作の練習

5: 短期記銘力の向上

第57回午前:第42問

統合失調症に対する作業療法で、ICFの構成要素の「活動」に分類されるのはどれか。  

1: 認知の機能

2: 社会生活技能

3: 思考機能の統合

4: 社会からの隔離

5: 生物学的なストレス脆弱性

  • 答え:2
  • 解説:ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)は、人間の生活機能と障害の分類法であり、心身機能、活動、参加、環境因子、個人因子の5つの構成要素がある。この問題では、統合失調症に対する作業療法で「活動」に分類されるものを求めている。
  • 認知の機能は、個体としての身体と精神活動、視覚・聴覚、内臓諸臓器の機能であり、「心身機能」に分類されるため、この問題の答えではありません。
  • 社会生活技能は、「活動」に分類される。活動は動作を実行する目的があり、行動を構成する複数の動作からなる。歩行・移動、ADLから、調理・掃除などの家事行為・職業上の行為・余暇活動(趣味やスポーツなど)を実行するための能力が含まれる。このため、正しい答えは2です。
  • 思考機能の統合は、個人が行動を発現する基盤となる高次機能の1つであり、「心身機能」に分類されるため、この問題の答えではありません。
  • 社会からの隔離は、個人の意思と行動とは別に、規則や倫理といった集団による社会規範などにより個人の「心身機能」や「活動」に影響を与えるものであり、「環境因子」に含まれるため、この問題の答えではありません。
  • 生物学的なストレス脆弱性は、個体の心理特性であり、「心身機能」に分類されるため、この問題の答えではありません。
  • 科目:統合失調症
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第51回午前:第39問

ICFで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: すべての人に関する分類である。

2: 環境因子は障害の程度とは関係がない。

3: 生活機能の肯定的側面を表すことはできない。

4: 分類された構成要素には評価点を付与できる。

5: 個人因子は共通スケールを用いて量的に判定できる。

第54回午前:第39問

ICFで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: すべての人に関する分類である。

2: 環境因子は障害の程度とは関係がない。

3: 生活機能の肯定的側面を表すことはできない。

4: 分類された構成要素には評価点を付与できる。

5: 個人因子は共通スケールを用いて量的に判定できる。

  • 答え:1 ・4
  • 解説:ICF(国際生活機能分類)は、すべての人に関する分類であり、生活機能や障害の様々な構成要素を評価することができる。環境因子や個人因子も考慮されるが、個人因子は共通スケールで判定することは困難である。
  • 正しい。ICFはすべての人に関する分類であり、健康状態や障害の程度に関わらず、生活機能や障害の様々な構成要素を評価することができる。
  • 間違い。環境因子は、生活機能と障害の全ての構成要素に影響を及ぼす。環境因子は障害の程度と関係があり、その影響は個々の状況によって異なる。
  • 間違い。ICFでは、各構成要素は肯定的と否定的の両方の用語から表現が可能である。つまり、生活機能の肯定的側面も表すことができる。
  • 正しい。ICFでは、各構成要素はカテゴリーコードを選び、それに評価点をつけることによって記載される。これにより、生活機能や障害の様々な構成要素を評価することができる。
  • 間違い。個人因子は個人の人生や生活の特別な背景であり、健康状態や健康状況以外のその人の特徴からなるため、共通のスケールを用いて判定することは困難である。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第55回午前:第22問

ICFの評価点とその内容の組合せで正しいのはどれか。  

1: 活動と参加の能力の評価点 ― 促進あるいは阻害する程度

2: 環境因子の第一評価点 ――― 個人の遂行能力

3: 身体構造の第一評価点 ――― 機能障害の程度や大きさ

4: 身体構造の第二評価点 ――― 各身体部位における変化の性質

5: 心身機能の第一評価点 ――― 構造障害の程度や大きさ

第53回午前:第39問

ICFの構成要素である「活動と参加」の第2レベルに分類されるのはどれか。2つ選べ。  

1: 記憶機能

2: 日課の遂行

3: 社会的態度

4: 姿勢の保持

5: 活力と欲動の機能

  • 答え:2 ・4
  • 解説:ICF(国際生活機能分類)は、健康状態や障害に関連する機能、活動、参加、および環境因子を分類するための国際的なフレームワークです。この問題では、「活動と参加」の第2レベルに分類される要素を求めています。
  • 記憶機能は、「心身機能」の中の個別的精神機能に分類されるため、この選択肢は正しくありません。
  • 日課の遂行は、「活動と参加」の一般的な課題と要求に分類されるため、この選択肢は正しいです。
  • 社会的態度は、「環境因子」の態度に分類されるため、この選択肢は正しくありません。
  • 姿勢の保持は、「活動と参加」の姿勢の変換と保持に分類されるため、この選択肢は正しいです。
  • 活力と欲動の機能は、「心身機能」の全般的精神機能に分類されるため、この選択肢は正しくありません。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午後:第46問

ICFの脳卒中Brief core setに含まれるのはどれか。  

1: 歩行

2: 痛みの感覚

3: 運動耐容能

4: 関節の可動性

5: レクリエーションとレジャー

第56回午後:第21問

ICFで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 各構成要素は相互に関連している。

2: 障害を有した人のみが対象である。

3: ICFコアセットでは全コードを評価する。

4: ライフスタイルは環境因子の1つである。

5: 活動と参加の第一評価点は実行状況を表す。

第50回午前:第82問

国際生活機能分類(ICF)で活動に含まれるのはどれか。  

1: 嚥下

2: 歩行

3: 言語表出

4: 呼吸機能

5: 関節の可動性