右股関節の可動域を表に示す。快適速度で直線路を歩行した場合に予想される特徴はどれか。
1: 歩隔の増加
2: 右の歩幅の減少
3: 左の遊脚時間の延長
4: 右立脚時の体幹の左側屈
5: 左立脚時の左股関節外転角度の増加
肘関節を最大伸展させたときの表記で屈曲拘縮を示すのはどれか。2つ選べ。
1: 屈曲 -10°
2: 屈曲 10°
3: 伸展 -10°
4: 伸展 0°
5: 伸展 10°
膝関節で正しいのはどれか。
1: 外側側副靱帯は屈曲位で緊張する。
2: 最終伸展時に脛骨の外旋が起こる。
3: 外側半月は外側側副靱帯と結合する。
4: 大腿骨軸と脛骨軸とは軽度内反している。
5: 後十字靱帯は大腿骨の顆間窩後方に付着する。
膝関節の運動で正しいのはどれか。
1: 側副靱帯は屈曲時に緊張する。
2: 関節包の後面は前面に比べて伸縮性が高い。
3: 半月板の内外縁とも遊離して可動性に関与する。
4: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は、屈曲最終域までみられる。
5: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は外側顆部の方が内側顆部より大きい。
他の筋への影響を最小限にして伸張運動を行う場合、伸張筋と運動方向の組合せで適切なのはどれか。
1: 薄筋―――――――股関節伸展位、膝関節屈曲位で股関節外転
2: 中間広筋―――――股関節伸展位・内外旋中間位で膝関節屈曲
3: ヒラメ筋―――――膝関節伸展位、足部内外反中間位で足関節背屈
4: 三角筋前部――――肩関節内外旋中間位、肘関節伸展位で肩関節伸展
5: 長橈側手根伸筋――肘関節伸展位、前腕回内位、手関節尺屈位で掌屈
Danielsらの徒手筋力テストで、段階2の測定肢位で正しいのはどれか。2つ選べ。
足について正しいのはどれか。
1: 距腿関節の運動軸は膝軸に対して内捻5~15°である。
2: 舟状骨は外側縦アーチを構成している。
3: 背屈運動により果間距離は拡大する。
4: Lisfranc関節では内外旋が生じる。
5: Böhler角は40~50°である。
筋の他動的持続伸張で誤っているのはどれか。
1: 手指屈筋群は手関節掌屈位で行う。
2: 手関節屈筋群は前腕回外位で行う。
3: 腸腰筋は対側の股関節屈曲位で行う。
4: 大腿直筋は股関節伸展位で行う。
5: 腓腹筋は膝関節伸展位で行う。
関節可動域を改善させる理学療法で適切でないのはどれか。
1: 持続的伸張
2: CPMの使用
3: 自動介助運動
4: ホールド・リラックス手技
5: レーザー照射
55歳の女性。若年時から跛行がある。ここ数年で右股関節痛が増悪し来院した。運動麻痺、感覚障害はなく、整形外科的手術の既往もない。背臥位、膝屈曲位で図のような肢位がみられた。異常がみられない評価項目はどれか。
1: 股関節の関節可動域
2: 棘果長
3: 下肢の徒手筋力テスト
4: 下肢深部腱反射
5: 大腿周径
上腕骨頸部(近位部)骨折後、早期の肩関節可動域訓練で最も慎重に行うべき運動方向はどれか。
1: 屈曲
2: 伸展
3: 外転
4: 外旋
5: 内旋
脳卒中片麻痺の亜脱臼に対する肘屈曲型アームスリングのチェックアウトで正しいのはどれか。
1: 頸部で上肢を支持する。
2: 肩関節は内旋位とする。
3: 前腕は回外位とする。
4: 手関節は掌屈位とする。
5: 手部は肘関節より低くする。
基本肢位からの股関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。
1: 外転――――薄筋
2: 外旋――――半腱様筋
3: 屈曲――――恥骨筋
4: 内旋――――大殿筋
5: 内転――――梨状筋
痙直型両麻痺児の歩行の特徴で正しいのはどれか。
1: 体幹の動揺は少ない。
2: 肩関節は内転位になりやすい。
3: 肘関節は伸展位になりやすい。
4: 股関節は内転位になりやすい。
5: 膝関節は伸展位になりやすい。
Danielsらの徒手筋力テスト(足関節底屈のテスト)を図1及び図2に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 図1で、最大可動範囲で踵持ち上げを15回行えれば段階5である。
2: 図1で、可動範囲の一部で踵持ち上げを1回以上行えれば段階4である。
3: 図2で、完全な底屈運動ができて最大抵抗に負けずに保てれば段階3である。
4: 図2で、完全な底屈運動ができるが抵抗に耐えられなければ段階2である。
5: 図2で、可動範囲の一部分だけ動かせれば段階2-である。
脊髄損傷患者(第5頸髄節まで機能残存)が可能な動作はどれか。2つ選べ。
1: 肩関節外転
2: 肘関節伸展
3: 前腕回外
4: 手関節背屈
5: 指伸展
疾患と診断に有用な整形外科的検査法の組合せで正しいのはどれか。
1: アキレス腱断裂 ― Thompsonテスト
2: 三角靱帯断裂 ― 足関節内反ストレステスト
3: 前十字靱帯断裂 ― 膝後方引き出しテスト
4: 半月板断裂 ― 膝外反ストレステスト
5: 腓腹筋断裂 ― 下肢伸展挙上テスト
Danielsらの徒手筋力テストで段階2における筋と測定肢位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 棘上筋 - 腹臥位
2: 大菱形筋 - 側臥位
3: 肩甲下筋 - 腹臥位
4: 小円筋 - 背臥位
5: 前鋸筋 - 座位
上下肢の計測で正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1: 上肢長 - 肩峰から尺骨茎状突起まで
2: 上腕周径 - 上腕の中央部
3: 前腕周径 - 前腕の最大膨隆部
4: 大腿長 - 大転子から外側膝関節裂隙
5: 下肢長 - 上前腸骨棘から足関節外果
肩関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。
1: 屈曲――――棘上筋
2: 伸展――――大円筋
3: 外転――――棘下筋
4: 外旋――――肩甲下筋
5: 内旋――――小円筋