記憶に関連する説明で正しいのはどれか。
1: 再生は再認より容易である。
2: 展望記憶は陳述記憶に含まれる。
3: 手続き記憶は潜在記憶の一つに位置付けられる。
4: 作動記憶(ワーキングメモリー)は出来事に関する記憶である。
5: 逆向健忘は発症以後にあった出来事を覚えていられないことをいう。
手続き記憶で正しいのはどれか。
1: 陳述記憶に分類される。
2: 普遍的な概念に関連する。
3: 内容は常に意識化される。
4: 反復訓練によって獲得される。
5: 非言語的な表象として想起される。
記憶障害を認める患者への対応として正しいのはどれか。
1: 記憶する内容は、その意味を考え、声に出し印象づけて記憶させる。
2: バランストレーニングなどの運動は疲労を伴うため活用しない。
3: 記憶する内容は、絵などの視覚的イメージは用いず記憶させる。
4: 備忘録は、多くの情報を取り扱うため活用しない。
5: 何度も失敗を経験させながら、記憶の修正を促す。
記憶と関係部位の組合せで正しいのはどれか。
1: 長期記憶 ── 視 床
2: 手続き記憶 ── 扁桃体
3: プライミング ── 小 脳
4: エピソード記憶 ── 松果体
5: ワーキングメモリー ── 前頭葉
記憶障害と治療介入の組合せで適切でないのはどれか。
1: 逆向性健忘 ― アルバム療法
2: 逆向性健忘 ― 展望記憶訓練
3: 前向性健忘 ― メモリーノート
4: 前向性健忘 ― アラーム付き時計
5: 前向性健忘 ― リアリティオリエンテーション
作動記憶〈ワーキングメモリー〉の説明として適切なのはどれか。
1: 数日間保持される。
2: 非宣言的記憶の1つである。
3: 技能の記憶として機能する。
4: 生活史の記憶として機能する。
5: 情報の処理と保持を同時に行う。
記憶過程の要素として正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 記 銘
2: 計画立案
3: 想 起
4: 転 換
5: 配 分
高次脳機能障害と治療法の組合せで正しいのはどれか。
1: 記憶障害 - 自律訓練法
2: 失行症 - 回想法
3: 純粋失読 - 認知行動療法
4: 遂行機能障害 - 間隔伸長法
5: 半側空間無視 - プリズム適応療法
認知症の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 集団回想法
2: 見当識の訓練
3: 創作活動
4: ADL訓練
5: 数字の暗記
Alzheimer型認知症について正しいのはどれか。
1: 男性に多い。
2: 階段状に増悪する。
3: 意味記憶の障害で発症することが多い。
4: 人物の見当識より時間の見当識が障害されやすい。
5: 軽度認知障害の約80%はAlzheimer型認知症に移行する。
Alzheimer型認知症について正しいのはどれか。
1: 階段状に増悪する。
2: 女性より男性に多い。
3: 意味記憶の障害で発症することが多い。
4: 人物の見当識より時間の見当識が障害されやすい。
5: 軽度認知障害の80%はAlzheimer型認知症に移行する。
パニック発作に関して正しいのはどれか。
1: 健忘を残す。
2: 予期不安がある。
3: 転換症状である。
4: 脳波で棘徐波を認める。
5: フラッシュバックを伴う。
せん妄に関して誤っているのはどれか。
1: 意識障害である。
2: 日内変動がある。
3: 健忘症状を伴う。
4: 非可逆的である。
5: 睡眠障害を伴う。
高次脳機能障害と評価のための課題との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 知 能 — 模写課題
2: 注 意 — 数唱課題
3: 失 行 — 抹消課題
4: 遂行機能 — 迷路課題
5: 短期記憶 — 鏡映描写課題