二関節筋はどれか。2つ選べ。
1: 薄筋
2: 恥骨筋
3: 大内転筋
4: 大腿直筋
5: 膝窩筋
下腿義足歩行中の踵接地後に膝屈曲動作が遅れる原因でないのはどれか。
1: 断端前面末梢部に疼痛がある。
2: ソケットが踵に対し前方にある。
3: 足部が底屈位にセットされている。
4: 大腿四頭筋の筋力が低下している。
5: ソケットの初期屈曲角が不足している
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で、立位または座位で頭上から投影して測定するのはどれか。2つ選べ。
1: 肩甲帯伸展
2: 肩伸展(後方挙上)
3: 肩水平屈曲
4: 肘屈曲
5: 前腕回内
38歳の男性。交通事故による右腕神経叢損傷。肘屈曲を指示したところ、抗重力位では、回外位、中間位、回内位とも自動運動はみられなかった。そのため図のように重力を除いた肢位にしたところ、手関節の伸展、前腕の回内を伴いながら全可動域屈曲した。しかし前腕回外位のままでは肘屈曲ができなかった。この患者の肘屈曲について正しいのはどれか。
1: 上腕二頭筋の筋力は2(Poor)である。
2: 上腕二頭筋の筋力は3(Fair)である。
3: 腕橈骨筋の筋力は3(Fair)である。
4: 除重力位での肘屈曲は主として長橈側手根伸筋で行っている。
5: 除重力位での肘屈曲は主として橈側手根屈筋で行っている。
筋と体幹の運動の組合せで誤っているのはどれか。
1: 最長筋 ― 伸展
2: 腹直筋 ― 屈曲
3: 腰方形筋 ― 回旋
4: 外腹斜筋 ― 回旋
5: 内腹斜筋 ― 回旋
椅子座位でテーブル上にあるコップにゆっくりと手を伸ばしてつかむ作業の図を示す。この時の肩関節と肘関節の運動に関与が推定される筋と収縮様式との組合せで正しいのはどれか。
1: 三角筋前部線維 ── 求心性収縮
2: 三角筋後部線維 ── 求心性収縮
3: 上腕二頭筋 ── 求心性収縮
4: 上腕三頭筋 ── 遠心性収縮
5: 腕橈骨筋 ── 求心性収縮
プラットホームが後方へ動いたときの姿勢の変化と筋活動を図に示す。外乱に対して最も早く筋活動が観察された筋①に相当するのはどれか。
1: 脊柱起立筋
2: 前脛骨筋
3: ハムストリングス
4: 腓腹筋
5: 腹直筋
図に大腿四頭筋の力と膝蓋大腿関節の関係を示す。図を参考に、次の文で誤っているのはどれか。ただし、ベクトルの大きさは全て同じである。
1: A:大腿四頭筋の収縮力が脛骨粗面に作用する。
2: B:膝屈曲角度と膝蓋大腿関節に作用する圧力は反比例する。
3: C:反張膝では膝蓋骨が浮き上がる方向へ力が作用する。
4: D:膝蓋骨には生理的に外方への力が作用する。
5: E:Q角が大きいと膝蓋骨に外方への力が強く作用する。
Danielsらの徒手筋力テストで、体幹屈曲の段階2以下では判定のために3段階の操作が示されている。検査肢位を図に示す。段階2が確定するのはどれか。2つ選べ。
1: 図1で頭を持ち上げるように教示したとき、頭は持ち上がったが肩甲骨が床から離れなかった。
2: 図1で頭を持ち上げるように教示したとき、頭を持ち上げることができなかった。
3: 図2で体幹前屈を教示したとき、胸郭に凹みが生じた。
4: 図2で体幹前屈を教示したとき、胸郭は凹まなかったが腹直筋の収縮を触知できた。
5: 図2で咳をするように教示し、咳はできなかったが腹直筋の収縮を触知できた。
スポーツ外傷と筋力訓練の目標とすべき筋との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩鎖関節脱臼 — 上腕二頭筋
2: 肩関節前方脱臼 — 肩甲下筋
3: 肘関節尺側側副靱帯損傷 — 尺側手根伸筋
4: 膝関節内側膝蓋大腿靱帯損傷 — 大腿四頭筋
5: 足関節前距腓靱帯損傷 — 後脛骨筋
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 手伸展
2: 手橈屈
3: 母指掌側外転
4: 股伸展
5: 肩外旋
疾患と筋力増強運動との組合せで適切でないのはどれか。
1: 肩関節周囲炎─肩関節外転筋
2: 腰痛症─股関節屈筋群
3: 脊椎骨粗鬆症─背筋群
4: 変形性股関節症─股関節外転筋
5: 変形性膝関節症─大腿四頭筋
ダニエルスらの徒手筋力テストにおける代償動作とそれを起こす筋との組合せで誤っているのはどれか。
1: 肩関節屈曲 - 上腕二頭筋
2: 肘関節屈曲 - 方形回内筋
3: 前腕回内 - 橈側手根屈筋
4: 股関節屈曲 - 縫工筋
5: 膝関節屈曲 - 腓腹筋
排尿で正しいのはどれか。
1: 膀胱は交感神経活動で収縮する。
2: 排尿の反射中枢は腰髄にある。
3: 内尿道括約筋は副交感神経活動で収縮する。
4: 外尿道括約筋は随意制御できる。
5: 外尿道括約筋は陰部神経活動によって弛緩する。
脳卒中片麻痺の病的共同運動で正しいのはどれか。
1: 肩甲骨挙上に伴う肘関節伸展
2: 肘関節屈曲に伴う手関節背屈
3: 股関節外転に伴う膝関節伸展
4: 股関節内旋に伴う膝関節屈曲
5: 膝関節屈曲に伴う足関節背屈
歩行の立脚相初期に活動する筋で誤っているのはどれか。
1: 脊柱起立筋
2: 腸腰筋
3: 中殿筋
4: 大腿四頭筋
5: 前脛骨筋
特発性側弯症の運動療法で正しいのはどれか。
1: 側弯体操の一つにBöhler体操がある。
2: 腰椎の前弯矯正のために腹筋運動を行う。
3: 体幹の回旋運動は脊柱の回旋変形を助長する。
4: 非対称的運動は側弯凸側の筋の伸張を目的に行われる。
5: 装具装着期間中は装具を外して体操をしてはならない。
ダニエルスらの徒手筋力テストにおいて腹臥位で測定するのはどれか。
1: 肩関節外旋:段階3(Fair)
2: 肘関節伸展:段階2(Poor)
3: 股関節外転:段階2(Poor)
4: 膝関節屈曲:段階2(Poor)
5: 足関節底屈:段階4(Good)
対称性緊張性頸反射で正しいのはどれか。
1: 頸部の伸展で股関節と膝関節が屈曲する。
2: 統合する中枢は大脳にある。
3: 立直り反応の一つである。
4: 生後4か月で出現する。
5: 生後10か月で消失する。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と参考可動域の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩伸展 - 60°
2: 手橈屈 - 25°
3: 肘伸展 - 10°
4: 肩外旋 - 80°
5: 肩甲帯伸展 - 20°