第35回午後第30問の類似問題

第52回午後:第84問

摂食嚥下障害への対応で正しいのはどれか。  

1: 飲水にはぬるま湯を用いる。

2: 咽頭期障害では頭頸部伸展姿勢で嚥下する。

3: 口腔期障害に対しては高粘度の食物を用いる。

4: 先行期障害に対して食事のペースを指導する。

5: 鼻咽腔閉鎖不全に対してはShaker法を用いる。

第55回午後:第25問

嚥下造影検査と比べて嚥下内視鏡検査が適しているのはどれか。  

1: 誤嚥の評価

2: 嚥下反射の評価

3: 食道機能の評価

4: 声帯運動の評価

5: 咀嚼機能の評価

  • 答え:4
  • 解説:嚥下造影検査と嚥下内視鏡検査は、それぞれ異なる方法で嚥下機能を評価する検査です。嚥下造影検査はエックス線透視下で行われ、嚥下内視鏡検査は鼻咽腔喉頭ファイバースコープを用いて行われます。適している評価項目が異なります。
  • 誤嚥の評価は、嚥下内視鏡検査でも行えなくはないが、嚥下造影検査のほうが評価しやすい。また、両検査を組合せて評価するとよい。
  • 嚥下反射の評価は、嚥下造影検査では可能ですが、嚥下内視鏡検査ではホワイトアウト現象のため、残留などから推察することしかできません。
  • 食道機能の評価は、嚥下造影検査では可能ですが、嚥下内視鏡検査では不可能です。
  • 声帯運動の評価は、嚥下内視鏡検査が適しています。喉頭部を上部から観察できるため、声帯を観察することができます。嚥下造影検査では、声帯自体の観察が困難です。
  • 咀嚼機能の評価は、嚥下内視鏡検査では推察しかできませんが、嚥下造影検査では口腔期の評価が可能であり、検査食の動態の観察によって咀嚼の状態を評価できます。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午前:第4問

摂食・嚥下機能にかかわる構造で誤っているのはどれか。 

41_0_4

1: 軟口蓋

2: 梨状窩

3: 舌骨

4: 喉頭蓋

5: 声門

第37回午前:第71問

高齢者の摂食・嚥下障害で誤っているのはどれか。 ア.口腔期の障害は軽微である。イ.仮性球麻痺や球麻痺に伴いやすい。ウ.誤嚥を伴うと肺炎の危険が高くなる。エ.体位の違いで誤嚥の確率が変わる。オ.水分の誤嚥は少ない。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第34回午前:第6問

図に示す正常発達児について答えよ。この時期の口腔機能について適切でないのはどれか。 

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1: 柔らかいクッキーをかむようになる。

2: コップで飲むとき下唇で支えることができる。

3: 上唇はスプーン上の食物を内側に取り込むことができる。

4: 舌は食物を口腔前方に押し出す動きをする。

5: 子音と母音とを組み合わせた音を出せる。

第51回午後:第29問

加齢によって生じる嚥下機能の変化はどれか。  

1: 咳反射の亢進

2: 嚥下反射の遅延

3: 喉頭位置の上昇

4: 唾液分泌量の増加

5: 咽頭通過時間の短縮

第35回午前:第66問

摂食・嚥下障害患者の指導で適切でないのはどれか。  

1: 下顎を引いた姿勢を促通する。

2: 顎の水平方向の運動を促通する。

3: 口唇の閉鎖運動を促通する。

4: 口腔内の過敏性を緩和する。

5: 口呼吸を促通する。

第44回午後:第65問

脳卒中患者の摂食・嚥下障害で誤っているのはどれか。  

1: 急性期に高頻度にみられる。

2: 体位調節は誤嚥防止に役立つ。

3: 仮性球麻痺があると生じやすい。

4: 水はペーストよりも誤嚥しやすい。

5: 右側の咽頭麻痺では顔を左に向けて食べさせる。

第48回午後:第34問

嚥下障害に対するShaker(シャキア)法の効果で正しいのはどれか。  

1: 認知機能改善

2: 咀嚼力改善

3: 口腔送り込み改善

4: 喉頭挙上改善

5: 食道蠕動改善

第48回午後:第22問

摂食嚥下の評価で正しいのはどれか。  

1: フードテストは咀嚼能力を評価できる。

2: 喉頭拳上の評価では舌の可動性を評価できる。

3: 随意的な咳の強弱によって嚥下反射の速さを評価できる。

4: 改訂水飲みテスト(MWST)は咽頭期の嚥下機能を評価できる。

5: 反復唾液嚥下テスト(repetitive saliva swallowing test:RSST)は食物の残留部位を評価できる。

第36回午後:第3問

正しいのはどれか。  

1: 舌筋は平滑筋である。

2: 口峡は口腔と咽頭との境である。

3: 咽頭腔は口部と喉頭部とからなる。

4: 食道は気管の前方を走行する。

5: 食道粘膜は円柱上皮である。

第48回午後:第33問

脳卒中片麻痺の間接的嚥下訓練で食道入口部を広げる効果があるのはどれか。  

1: 舌の運動

2: 発音の練習

3: Shaker(シャキア)法

4: 喉のアイスマッサージ

5: 顔面頸部のマッサージ

第35回午後:第6問

正しいのはどれか。  

1: 口蓋の後半部を硬口蓋という。

2: 口唇、歯列および頬で囲まれた空間を口腔前庭という。

3: 舌の主体は平滑筋である。

4: 咽頭は直接気管とつながる。

5: 食道は気管分岐部の背側で広くなる。

第57回午前:第27問

カーテン徴候が陽性の場合、嚥下が障害される期はどれか。  

1: 先行期

2: 準備期

3: 口腔期

4: 咽頭期

5: 食道期

  • 答え:4
  • 解説:カーテン徴候が陽性の場合、嚥下が障害される期は咽頭期です。咽頭期は食物が口腔から咽頭へ移動し、食道へ送り込まれる段階です。この時、嚥下反射が働き、咽頭の筋肉が収縮して食物を食道へ送り込みます。
  • 先行期は、食物を口に入れる前の段階であり、嚥下に関与していません。この期間は、食物を見たり、匂いを嗅いだりすることで唾液分泌が促される期です。
  • 準備期は、食物を口に入れて咀嚼し、唾液と混ぜることで食塊を作る段階です。この期間は、嚥下に直接関与していませんが、食塊の形成が嚥下の準備を整える重要な過程です。
  • 口腔期は、食塊を舌で咽頭へ送る段階です。この期間は、嚥下の過程の一部ですが、カーテン徴候が陽性の場合に嚥下が障害されるのは咽頭期です。
  • 咽頭期は正解です。この期間は、食物が口腔から咽頭へ移動し、食道へ送り込まれる段階です。カーテン徴候が陽性の場合、嚥下が障害されるのはこの咽頭期です。
  • 食道期は、食道へ送り込まれた食塊が蠕動運動によって胃へ運ばれる段階です。食道上部の「上食道括約筋」が咽頭への逆流を防ぎ、食道下部の「下食道括約筋」が胃食道逆流を防ぐ。この期間は、嚥下の過程の一部ですが、カーテン徴候が陽性の場合に嚥下が障害されるのは咽頭期です。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午前:第33問

脳卒中患者の摂食・嚥下障害で正しいのはどれか。  

1: 水分よりゼリーで誤嚥しやすい。

2: 急性期より慢性期で高頻度に生じる。

3: 座位よりリクライニング位で誤嚥が少ない。

4: 片側の障害では非麻痺側に頸部を回旋する。

5: 食事中むせなければ誤嚥はないと判断できる。

第41回午後:第10問

舌の機能と神経支配との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 運動-舌下神経

2: 前2/3の体性感覚-三叉神経

3: 後1/3の体性感覚-舌咽神経

4: 前2/3の味覚-顔面神経

5: 後1/3の味覚-迷走神経

第56回午前:第71問

嚥下反射時に活動する筋の中で舌骨下降作用があるのはどれか。  

1: 顎舌骨筋

2: 顎二腹筋

3: 茎突舌骨筋

4: 甲状舌骨筋

5: オトガイ舌骨筋

  • 答え:4
  • 解説:嚥下反射時に活動する筋の中で舌骨下降作用があるのは甲状舌骨筋です。それぞれの筋肉は異なる作用を持っており、舌骨の位置や動きを調節する役割があります。
  • 顎舌骨筋は舌骨下降作用ではなく、嚥下や話すときに舌骨や口腔の底および舌を引き上げる作用があります。
  • 顎二腹筋は舌骨下降作用ではなく、舌骨を引き上げたり固定したりする作用があります。舌骨が固定されているときは下顎骨を引き上げる作用もあります。
  • 茎突舌骨筋は舌骨下降作用ではなく、舌骨を後上方に引く作用があります。
  • 甲状舌骨筋は舌骨下降作用があり、嚥下反射時に活動する筋の中で正しい選択肢です。
  • オトガイ舌骨筋は舌骨下降作用ではなく、舌骨を前上方に引く作用があります。
  • 科目:運動学
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