アキレス腱断裂について正しいのはどれか。
1: つま先立ちは可能である。
2: 受傷好発年齢は10歳代である。
3: 高齢者では日常活動での受傷が多い。
4: 術直後から患側の足関節可動域訓練を行う。
5: ステロイド注射はアキレス腱断裂を予防する。
20歳の男性。運動時に膝関節痛を訴える。実施した検査を図に示す。この検査で陽性となった。疑うべき病態はどれか。
1: 外側側副靱帯損傷
2: 後十字靱帯損傷
3: 前十字靱帯損傷
4: 内側側副靱帯損傷
5: 半月板損傷
変形性膝関節症について正しいのはどれか。
1: 男性に多い。
2: 膝関節液は混濁している。
3: 内側楔状足底板が有用な場合が多い。
4: 初期の疼痛は動作開始時に出現しやすい。
5: エックス線像では外側関節裂隙が狭小化している場合が多い。
変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.中年期以降の肥満女性に好発する。イ.エックス線写真で関節腔の狭小化がみられる。ウ.圧痛は膝関節の外側に多い。エ.起立動作時よりも歩行時に痛みが強い。オ.内側楔状足底板が用いられる。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
37歳の男性。サッカー中に右踵の上を蹴られたような感じとともに疼痛が出現し、片脚起立が不能となった。下腿後面の遠位部に疼痛と腫脹とを認める。右下腿部のMRIを示す。この病態で陽性になる徴候はどれか。
1: Apleyテスト
2: Lasègueテスト
3: Lachmanテスト
4: Thompsonテスト
5: McMurrayテスト
検査方法を図に示す。この検査で陽性となるのはどれか。
1: アキレス腱断裂
2: 膝蓋骨脱臼
3: 大腿筋膜張筋短縮
4: 大腿四頭筋短縮
5: ハムストリングス損傷
多発筋炎で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 筋痛に対しては温熱療法を行う。
2: 急性期には車椅子自走で移動する。
3: 急性期治療時から下肢筋力増強訓練が推奨される。
4: 股関節部に疼痛が出現した時は大腿骨頭壊死の合併に注意する。
5: 慢性期の運動負荷量の決定には血清CKの推移が参考となる。
変形性膝関節症で正しいのはどれか。
1: 外側型が多い。
2: 歩き始めは痛くない。
3: 女性よりも男性に多い。
4: 膝周囲筋の筋力強化は症状を改善させる。
5: 内側型には内側が高い楔状足底板が用いられる。
骨肉腫で正しいのはどれか。
1: 肺転移が多い。
2: 運動時痛は少ない。
3: 壮年期に好発する。
4: 大腿骨近位に発生が多い。
5: 血中アルカリフォスファターゼが低下する。
12歳の女児。ミニバスケットボールの練習を始めてから、右膝のやや遠位部に疼痛と腫脹とが出現したため来院した。症状は運動後に悪化し、安静で軽快する。エックス線写真を示す。この患者の理学療法で適切でないのはどれか
1: 膝サポーターの装着
2: 大腿四頭筋のストレッチ
3: 疼痛部のアイスマッサージ
4: スクワットによる下肢筋力訓練
5: ハムストリングスのストレッチ
疾患と診断に有用な整形外科的検査法の組合せで正しいのはどれか。
1: アキレス腱断裂 ― Thompsonテスト
2: 三角靱帯断裂 ― 足関節内反ストレステスト
3: 前十字靱帯断裂 ― 膝後方引き出しテスト
4: 半月板断裂 ― 膝外反ストレステスト
5: 腓腹筋断裂 ― 下肢伸展挙上テスト
13歳の男子。1か月前から膝の疼痛が生じ、近医を受診。精査が必要となり大学病院へ紹介された。左大腿骨遠位に境界不明瞭な腫瘤を触れる。単純エックス線写真を示す。化学療法が始まり、リハビリテーション治療が処方された。リハビリテーション治療について正しいのはどれか。
1: 易感染性に注意する。
2: 積極的に患部のマッサージを行う。
3: 患側の運動負荷は健側と同様でよい。
4: 骨端線に近い病巣なので温熱療法が効果的である。
5: 健側のリハビリテーション治療は化学療法後から行う。
40歳の男性。長時間の立位により右下肢の疼痛が生じるようになったため受診し腰椎椎間板ヘルニアと診断された。右の片脚立位で踵の挙上ができなかった。重度の感覚鈍麻が疑われる部位はどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
5: ⑤
20歳の女性。1か月前に転倒し、疼痛は軽減したが膝関節の不安定感があり来院した。実施した検査を図に示す。矢印は力を加えた方向を示す。この検査で陽性が確認された。他に損傷がなかった場合、優先すべき治療はどれか。
1: 安静固定
2: 水中歩行練習
3: 大腿四頭筋の強化
4: 超音波療法
5: ハムストリングスの強化
12歳の女児。ミニバスケットボールの練習を始めてから、右膝のやや遠位部に疼痛と腫脹とが出現したため来院した。症状は運動後に悪化し、安静で軽快する。エックス線写真を示す。認められるのはどれか。
1: 大腿骨遠位骨幹端部の骨膜反応
2: 大腿骨顆部の骨硬化
3: 膝蓋骨の骨棘形成
4: 脛骨顆間隆起の尖鋭化
5: 脛骨粗面部骨端の不整
変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 二次性が多い。
2: 女性よりも男性に好発する。
3: 外反変形を生じやすい。
4: 運動開始時に疼痛がある。
5: 大腿四頭筋の萎縮を認める。
50歳の男性。1か月前から腰痛と右殿部痛が生じ、徐々に右下肢の疼痛が増悪してきた。腰部MRIを示す。この病態で陽性になるのはどれか。
1: Apley test
2: Lasègue test
3: Lachman test
4: Thompson test
5: McMurray test
20歳の女性。1か月前に転倒し、疼痛は軽減したが膝関節の不安定感があり来院した。実施した検査を図に示す。矢印は力を加えた方向を示す。この検査で陽性となったとき、損傷されたのはどれか。
1: 外側側副靱帯
2: 後十字靱帯
3: 前十字靱帯
4: 腸脛靱帯
5: 内側側副靱帯
変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 二次性が多い。
2: 男性に好発する。
3: 外反変形を生じやすい。
4: 運動開始時に疼痛がある。
5: 大腿四頭筋の萎縮を認める。