第48回午後第49問の類似問題

第55回午前:第22問

疾患を有する人の中で、検査で正しく陽性と判定される割合はどれか。  

1: 感度

2: 一致率

3: 特異度

4: 偽陽性率

5: 偽陰性率

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、疾患を有する人の中で、検査で正しく陽性と判定される割合を求めています。この割合は感度と呼ばれます。
  • 感度は、疾病ありの者(異常者)を、スクリーニング陽性(異常)とする率である。この定義から、感度が正しい選択肢であることがわかります。
  • 一致率は、2つの判定結果が一致する割合である。この問題では、疾患を有する人の中で正しく陽性と判定される割合を求めているため、一致率は関係ありません。
  • 特異度は、疾病なしの者を、スクリーニング陰性(正常)とする率である。この問題では、疾患を有する人の中で正しく陽性と判定される割合を求めているため、特異度は関係ありません。
  • 偽陽性率は、疾病に罹患していない人のうち、検査で陽性になった人の割合である。この問題では、疾患を有する人の中で正しく陽性と判定される割合を求めているため、偽陽性率は関係ありません。
  • 偽陰性率は、実際にその疾病に罹患している人のうち、検査で陰性になった人の割合である。この問題では、疾患を有する人の中で正しく陽性と判定される割合を求めているため、偽陰性率は関係ありません。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午後:第22問

陽性尤度比の説明で正しいのはどれか。  

1: 検査的中率と同義である。

2: 陰性尤度比を足すと1になる。

3: 「感度÷(1 − 特異度)」で計算できる。

4: 値が小さいほど臨床導入の妥当性が高い。

5: 実際の該当者のうち検査で陽性となる割合である。

第55回午前:第1問

病気Xの有無を調べる検査の感度、特異度、陽性的中率、陰性的中率を表に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。 

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1: 病気Xに罹患している人で、検査が正しく陽性と判定された確率は85%である。

2: 病気Xに罹患していない人で、検査が正しく陰性と判定された確率は95%である。

3: 病気Xを判定する検査が陽性の場合、真に病気Xに罹患している確率は80%である。

4: 病気Xを判定する検査が陰性の場合、真に病気Xに罹患している確率は15%である。

5: 病気Xを判定する検査が陰性の場合、真に病気Xに罹患していない確率は90%である。

第45回午前:第23問

検査の感度を示す説明で正しいのはどれか。  

1: 測定の精密度

2: 実際の患者が検査で陽性となる確率

3: 実際の患者でない者が検査で陰性となる確率

4: 検査が陽性だった場合に実際の患者である確率

5: 検査が陰性だった場合に実際の患者でない確率

第56回午後:第21問

感染症のスクリーニング検査の特異度で正しいのはどれか。  

1: 感染していない人で検査陽性と判定される割合

2: 感染していない人で検査陰性と判定される割合

3: 感染している人で検査陰性と判定される割合

4: 検査が陰性で感染していない人の割合

5: 検査が陽性で感染している人の割合

  • 答え:2
  • 解説:特異度は感染症のスクリーニング検査で、感染していない人が正しく検査陰性と判定される割合を示します。これは、検査の正確さを評価する指標の一つです。
  • 感染していない人で検査陽性と判定される割合は、偽陽性率と呼ばれます。これは特異度とは異なる概念です。
  • 感染していない人で検査陰性と判定される割合は、特異度と呼ばれます。これは検査の正確さを評価する指標で、正しい答えです。
  • 感染している人で検査陰性と判定される割合は、偽陰性率と呼ばれます。これは特異度とは異なる概念です。
  • 検査が陰性で感染していない人の割合は、陰性的中率と呼ばれます。これは特異度とは異なる概念です。
  • 検査が陽性で感染している人の割合は、陽性的中率と呼ばれます。これは特異度とは異なる概念です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午後:第22問

あるスクリーニングテストの結果を表に示す。このテストの感度はどれか。 

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1: 20%

2: 40%

3: 50%

4: 60%

5: 80%

第56回午後:第32問

高齢者の身体機能評価結果で転倒リスクが最も高いのはどれか。  

1: 膝関節90°屈曲位等尺性伸展筋力 ── 20 kgf

2: Timed Up and Go Test〈TUG〉 ── 20秒

3: Berg Balance Scale〈BBS〉 ── 23点

4: 片脚立位テスト(開眼) ── 60秒

5: Functional reach test ── 30 cm

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、高齢者の身体機能評価結果から転倒リスクが最も高いものを選ぶ必要があります。選択肢には、膝関節伸展筋力、Timed Up and Go Test(TUG)、Berg Balance Scale(BBS)、片脚立位テスト(開眼)、Functional reach test(FRT)の5つの評価があります。
  • 膝関節90°屈曲位等尺性伸展筋力の20 kgfは、体重比(kgf/kg)35%以下で転倒リスクが高いとされていますが、この問題では体重が与えられていないため、転倒リスクを正確に評価することができません。
  • Timed Up and Go Test(TUG)の20秒は、13.5秒以上で転倒リスクが高く、20秒以上では日常生活で要介助となるため、この選択肢が最も転倒リスクが高いと判断できます。
  • Berg Balance Scale(BBS)の23点は、0~20点でバランス障害と転倒リスクが高いとされていますが、21~40点は許容範囲内であり、転倒リスクは選択2よりも低いと考えられます。
  • 片脚立位テスト(開眼)の60秒は、15秒以下で転倒の危険が高まるとされていますが、60秒はその基準を大幅に上回っており、転倒リスクは低いと判断できます。
  • Functional reach test(FRT)の30 cmは、高齢者で15 cm以下で転倒の危険性が高まるとされていますが、30 cmはその基準を上回っており、転倒リスクは低いと判断できます。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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