第47回午前第91問の類似問題

第53回午前:第91問

Duchenne型筋ジストロフィーの呼吸障害について正しいのはどれか。  

1: 咳をする力は保たれる。

2: 口すぼめ呼吸が有効である。

3: 側弯症は呼吸機能に影響しない。

4: 動脈血二酸化炭素分圧が上昇する。

5: 呼吸不全は5歳以下から生じることが多い。

  • 答え:4
  • 解説:Duchenne型筋ジストロフィーは神経筋疾患であり、筋力が低下するため、呼吸障害が生じることがある。この障害では、動脈血二酸化炭素分圧が上昇し、酸素分圧が低下する。
  • 選択肢1は間違いです。Duchenne型筋ジストロフィーでは筋力が低下するため、咳嗽力も低下します。
  • 選択肢2は間違いです。Duchenne型筋ジストロフィーの呼吸障害には口すぼめ呼吸は有効ではなく、慢性閉塞性肺疾患に有効です。
  • 選択肢3は間違いです。Duchenne型筋ジストロフィーでみられることのある側弯症は、胸郭変形を生じ、肺活量減少につながり、呼吸機能に影響します。
  • 選択肢4は正しいです。Duchenne型筋ジストロフィーにおける呼吸障害では、動脈血二酸化炭素分圧が上昇し、酸素分圧が低下する。
  • 選択肢5は間違いです。Duchenne型筋ジストロフィーの呼吸不全は平均20歳前後に生じることが多く、5歳以下では筋力低下が生じます。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第50回午後:第92問

Duchenne型筋ジストロフィーの特徴で正しいのはどれか。  

1: 下肢筋力が上肢筋力より早く低下する。

2: 出生時から筋緊張低下がみられる。

3: 15~20歳で歩行不能となる。

4: 常染色体劣性遺伝である。

5: ミオトニア現象を認める。

第49回午後:第33問

Duchenne型筋ジストロフィーで正しいのはどれか。  

1: 常染色体劣性遺伝である。

2: 下肢の腱反射は亢進する。

3: 下肢の関節拘縮を生じやすい。

4: 閉塞性換気障害を生じやすい。

5: 前脛骨筋に仮性肥大を生じやすい。

第44回午後:第88問

Duchenne型筋ジストロフィーで頻度が低いのはどれか。  

1: 兄弟発症

2: 呼吸不全

3: 心機能障害

4: 胸腰椎の変形

5: 脳萎縮

第48回午前:第37問

Duchenne型筋ジストロフィーで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 関節拘縮は生じにくい。

2: 知覚障害はまれである。

3: 筋萎縮は遠位筋から始まる。

4: Gowers徴候が特徴である。

5: 5歳ころまでに歩行不能になることが多い。

第45回午後:第84問

筋疾患で正しいのはどれか。  

1: Duchenne型ジストロフィーは中枢神経系形態異常を伴う。

2: Becker型ジストロフィーは5歳までに発症する。

3: 顔面肩甲型ジストロフィーは腰臀部の筋から発症する。

4: 筋強直性ジストロフィーはミオトニアがみられる。

5: 肢帯型ジストロフィーはミオパシー顔貌がみられる。

第45回午前:第37問

5歳のDuchenne型筋ジストロフィー児に認められるのはどれか。2つ選べ。  

1: 指這いでの上肢移動

2: 足関節背屈制限

3: 動揺性歩行

4: 心不全徴候

5: 動脈血二酸化炭素分圧の上昇

第51回午前:第90問

福山型筋ジストロフィーについて正しいのはどれか。  

1: 男児のみに発症する。

2: 初発症状は3歳前後でみられる。

3: 精神遅滞はDuchenne型に比べて少ない。

4: 発症頻度はDuchenne型に比べて少ない。

5: 15歳以降も歩行が可能であることが多い。

第52回午前:第35問

Duchenne型筋ジストロフィーにみられる症状はどれか。  

1: 踵足変形

2: 視力低下

3: 深部感覚障害

4: Babinski反射陽性

5: 下腿三頭筋仮性肥大

第47回午後:第5問

13歳の男子。Duchenne型筋ジストロフィー。起立や独歩はできないが、四つ這いは可能である。この患者の厚生省筋萎縮研究班の機能障害度分類によるステージはどれか。  

1: Ⅱ

2: Ⅲ

3: Ⅳ

4: Ⅴ

5: Ⅵ

第56回午前:第4問

7歳の男児。Duchenne型筋ジストロフィーの患者で、下肢筋力が低下し、椅子からの立上がり、階段昇降ができない。手すりを利用し、5 mほど歩行可能である。厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類のステージはどれか。  

1: ステージII

2: ステージIII

3: ステージIV

4: ステージV

5: ステージVI

第50回午後:第5問

11歳の男児。Duchenne型筋ジストロフィー。症状が進行し、独歩が困難となり車椅子を導入した。つかまり立ちは可能だが、椅子からの立ち上がりや伝い歩きはできない。床上では座位は安定しており四つ這い移動も可能である。厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類でのステージはどれか。  

1: ステージ2

2: ステージ3

3: ステージ4

4: ステージ5

5: ステージ6

第55回午後:第6問

Duchenne型筋ジストロフィーの患者が床から立ち上がる様子を図に示す。厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類によるステージはどれか。 

55_1_6

1: ステージ2

2: ステージ4

3: ステージ5

4: ステージ6

5: ステージ8

第52回午後:第42問

Duchenne型筋ジストロフィーについて誤っているのはどれか。  

1: 小学校3~4年では書字動作は保たれる。

2: 小学校高学年ではトイレ動作に介助が必要である。

3: 小学校高学年での歩行消失後は四つ這い生活を積極的に指導する。

4: 小学校高学年から中学校では美術の時間に補助具の工夫が必要である。

5: 中学校から高校ではパソコンの入力装置に工夫が必要である。

第51回午後:第26問

乳児期にフロッピーインファントの状態を示さない疾患はどれか。  

1: Duchenne型筋ジストロフィー

2: 福山型筋ジストロフィー

3: Werdnig-Hoffmann病

4: Prader-Willi症候群

5: 失調型脳性麻痺

第45回午後:第26問

Duchenne型筋ジストロフィーのステージ2(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)で正しいのはどれか。  

1: 階段は手すりを使用せずに昇降可能である。

2: 立ち上がり動作では登はん性起立を認める。

3: 歩行時の踵接地から爪先離地は正常に保たれる。

4: 歩行時は股関節外旋位を取ることによって遊脚相を補助する。

5: 立位では矢状面上の重心線が健常児に比べて前方に移動する。

第48回午後:第37問

Duchenne型筋ジストロフィーのステージ(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)で、ステージの定義に記載のない動作はどれか。  

1: 階段昇降

2: 椅子からの立ち上がり

3: 膝歩き

4: 四つ這い移動

5: 座位保持

第53回午後:第45問

Duchenne型筋ジストロフィーのステージ5(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)に対する理学療法で優先度が高いのはどれか。  

1: 座位保持練習

2: 体幹装具の使用

3: 徒手での咳嗽介助

4: 下肢の漸増抵抗運動

5: 椅子からの立ち上がり練習

第48回午後:第82問

Duchenne型筋ジストロフィーについて、厚生省筋萎縮研究班の機能障害度分類によるステージとリハビリテーションの内容の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: ステージ2 − 下腿三頭筋のストレッチ

2: ステージ3 − 長下肢装具による歩行訓練

3: ステージ4 − 非侵襲的陽圧換気療法の開始

4: ステージ5 − 中殿筋の最大抵抗運動

5: ステージ6 − 座位保持装置による脊柱変形の予防

第45回午前:第35問

Duchenne型筋ジストロフィーのステージ(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)と自立できる日常生活動作との組合せで正しいのはどれか。  

1: 4b-椅子に座った姿勢での洗面動作

2: 5-洋式トイレでの排泄動作

3: 6-浴槽への出入り動作

4: 7-かぶりシャツの更衣動作

5: 8-臥位姿勢による尿器を使用した排尿動作