第46回午前第62問の類似問題

第47回午後:第59問

視覚器で正しいのはどれか。  

1: 虹彩には瞳孔括約筋がある。

2: 眼動脈は外頸動脈の分枝である。

3: 視神経乳頭は眼球軸の外側にある。

4: 角膜には血管が多数分布している。

5: 網膜中心窩には錐体よりも杆体の方が多い。

第53回午前:第69問

等張性運動について正しいのはどれか。  

1: 角速度は一定である。

2: 等尺性運動に比べ血圧が上昇しやすい。

3: 等尺性運動に比べ収縮時の筋血流が増加しやすい。

4: 等尺性運動に比べ心拍数が増加しやすい。

5: 負荷に抗して姿勢を維持するときに起こる。

  • 答え:3
  • 解説:等張性運動は筋肉の長さが変化し、関節の動きが伴う運動であり、等尺性運動に比べ収縮時の筋血流が増加しやすい特徴がある。
  • 角速度が一定であるのは等速性運動であり、等張性運動ではない。
  • 等尺性運動の方が等張性運動よりも血圧が上昇しやすい。等尺性運動は筋収縮を行う際に筋血流が減少し、末梢血管抵抗の増加をきたすため、血圧が上昇する。
  • 等張性運動は等尺性運動に比べ収縮時の筋血流が増加しやすい。等尺性運動は末梢血管を圧迫し血流抵抗が高くなるため、筋血流が減少する。
  • 等尺性運動は等張性運動よりも心拍数が増加しやすい。そのため、心疾患患者への等尺性運動は好ましくない。
  • 負荷に抗して姿勢を維持するときに起こるのは等尺性運動であり、等張性運動ではない。
  • 科目:運動学
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第41回午後:第21問

筋張力で誤っているのはどれか。  

1: 活動張力と静止張力の和を全張力という。

2: 静止張力は筋長とともに増大する。

3: 発揮できる活動張力は筋断面積に比例する。

4: 求心性運動は遠心性運動より大きな張力を発揮できる。

5: 求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が小さい。

第39回午前:第64問

筋力増強について適切なのはどれか。  

1: 増強法には過負荷の原則が適用される。

2: 肥大は赤筋線維で起こりやすい。

3: 筋力増強訓練初期の筋力増加は筋肥大によって起こる。

4: 遠心性収縮は増強効果が小さい。

5: 角速度の速い等速運動は増強効果が大きい。

第35回午後:第24問

神経について正しいのはどれか。  

1: 感覚神経は伝導速度によってα、β群に分類される。

2: 伝導速度は神経の太さに関係しない。

3: 有髄神経は無髄神経より伝導速度が速い。

4: A群の神経はB群より伝導速度が遅い。

5: 自律神経は有髄神経である。

第42回午後:第46問

安静立位で正しいのはどれか。  

1: 頭部の重心線は環椎後頭関節の前方を通る。

2: 人体の重心は第5腰椎後方にある。

3: 人体の重心線は膝蓋骨前面を通る。

4: 股関節の腸骨大腿靱帯は弛緩する。

5: 大腿直筋は持続的に活動する。

第43回午後:第11問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 三角筋 - 腋窩神経

2: 棘上筋 - 橈骨神経

3: 大円筋 - 肩甲上神経

4: 肩甲下筋 - 上腕神経

5: 上腕二頭筋 - 筋皮神経

第35回午後:第15問

筋と支配神経との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 長橈側手根伸筋-橈骨神経

2: 長母指外転筋-橈骨神経

3: 小指対立筋-正中神経

4: 浅指屈筋-正中神経

5: 母指内転筋-尺骨神経

第47回午後:第70問

股関節について正しいのはどれか。  

1: 関節窩には骨頭の1/3が入る。

2: 臼蓋角は成人の方が小児よりも大きい。

3: 運動範囲は内転の方が外転よりも大きい。

4: 大腿骨頭靱帯は内転時に緊張する。

5: 恥骨筋の収縮は外旋を制限する。

第44回午後:第12問

正中神経支配でないのはどれか。  

1: 円回内筋

2: 長母指屈筋

3: 回外筋

4: 短母指外転筋

5: 長掌筋

第54回午後:第53問

外眼筋の中で動眼神経の支配でないのはどれか。  

1: 上斜筋

2: 下斜筋

3: 上直筋

4: 下直筋

5: 上眼瞼挙筋

  • 答え:1
  • 解説:外眼筋は眼球の動きを制御する筋肉で、その中で動眼神経が支配していない筋肉は上斜筋であり、滑車神経が支配しています。
  • 上斜筋は滑車神経支配であり、動眼神経の支配ではないため、正解です。
  • 下斜筋は動眼神経下枝支配であり、動眼神経の支配であるため、間違いです。
  • 上直筋は動眼神経上枝支配であり、動眼神経の支配であるため、間違いです。
  • 下直筋は動眼神経下枝支配であり、動眼神経の支配であるため、間違いです。
  • 上眼瞼挙筋は動眼神経上枝支配であり、動眼神経の支配であるため、間違いです。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第56回午後:第65問

排便機構について正しいのはどれか。  

1: 骨盤神経は便意に関与する。

2: 内肛門括約筋の弛緩は随意的に起こる。

3: 排便反射は仙髄から抑制を受けている。

4: 大腸の蠕動運動は縦走筋によって生じる。

5: 外肛門括約筋は下腹神経の作用で弛緩する。

  • 答え:1
  • 解説:排便機構に関する正しい選択肢は、骨盤神経が便意に関与するというものです。他の選択肢は、排便機構に関する誤った情報を含んでいます。
  • 骨盤神経は便意に関与するので正しいです。直腸内圧が40~50 mmHg以上に上昇すると、直腸壁に分布する骨盤神経が刺激され、便意が起こります。
  • 内肛門括約筋の弛緩は、不随意的に排便反射で起こるため、選択肢2は間違いです。
  • 排便反射は、仙髄(S2~4)により促進されるので、選択肢3は間違いです。
  • 大腸の蠕動運動は、縦走筋のみでなく縦走筋と環状筋の繰り返しの収縮により起こるため、選択肢4は間違いです。
  • 外肛門括約筋は随意支配を受けるため、陰部神経の作用で収縮、弛緩することができますが、選択肢5は下腹神経の作用で弛緩すると述べているため、間違いです。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第37回午後:第26問

神経線維について誤っているのはどれか。  

1: 圧覚を伝える線維はAβ線維である。

2: 皮膚の痛覚を伝える線維はAδ線維とC線維である。

3: 筋錘外線維を支配する運動神経はAβ線維である。

4: 筋紡錘の錘内線維を支配するのはAγ線維である。

5: 筋紡錘の散形終末からの感覚はAβ線維によって伝えられる。

第48回午前:第62問

骨格筋の収縮について正しいのはどれか。  

1: 単収縮を加重させても収縮力は変化しない。

2: 筋線維の活動電位の持続時間は単収縮の持続時間よりも長い。

3: 電気刺激を与えた場合、単収縮に先行して活動電位が生じる。

4: 電気刺激で1秒間に5~6回の単収縮を起こすと強縮となる。

5: 単収縮の頻度が過剰になると完全強縮から不完全強縮に移行する。

第49回午後:第72問

筋と体幹の運動の組合せで正しいのはどれか。  

1: 外腹斜筋 ― 同側への回旋

2: 最長筋 ― 伸展

3: 腹横筋 ― 側屈

4: 腹直筋 ― 伸展

5: 腰方形筋 ― 屈曲

第56回午後:第73問

脊椎の回旋運動について正しいのはどれか。  

1: 上位頸椎に比べ下位頸椎で可動域が大きい。

2: 腰椎に比べ胸椎で可動域が小さい。

3: 胸鎖乳突筋は同側回旋に働く。

4: 頭板状筋は同側回旋に働く。

5: 中斜角筋は対側回旋に働く。

  • 答え:4
  • 解説:脊椎の回旋運動は、頸椎、胸椎、腰椎の各部位で可動域が異なり、筋肉の働きによって回旋方向も異なる。この問題では、それぞれの選択肢における脊椎の回旋運動と筋肉の働きについて正しいものを選ぶ。
  • 選択肢1は間違いです。上位頸椎の環軸関節では、回旋運動の可動域が最大となり、下位頸椎よりも可動域が大きい。
  • 選択肢2は間違いです。腰椎の回旋は5〜15°の可動域であり、胸椎の回旋は30〜35°の可動域であるため、胸椎に比べて腰椎の可動域は小さい。
  • 選択肢3は間違いです。胸鎖乳突筋は対側回旋に働く。他の作用として頸部屈曲、同側側屈がある。
  • 選択肢4は正しいです。頭板状筋は同側回旋に働く。他の作用として頸部伸展、同側側屈がある。
  • 選択肢5は間違いです。中斜角筋は同側側屈に働く。他の作用として頸部屈曲、第1肋骨挙上がある。
  • 科目:運動学
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第46回午前:第55問

運動神経線維を含まない神経はどれか。  

1: 外側足底神経

2: 大後頭神経

3: 腓腹神経

4: 肋間神経

5: 胸背神経

第50回午前:第42問

等尺性運動で誤っているのはどれか。  

1: 関節運動を伴わない筋収縮である。

2: 等張性運動に比べて血圧が上昇しやすい。

3: 等運動性運動に比べて筋力の増強効果が小さい。

4: 等張性運動に比べて収縮時の筋血流は減少する。

5: 等張性運動に比べて筋持久力の増強効果が大きい。

第40回午後:第5問

脳神経と支配筋との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 動眼神経-上斜筋

2: 三叉神経-咬筋

3: 顔面神経-広頸筋

4: 舌下神経-縦舌筋

5: 副神経-僧帽筋

第52回午後:第74問

成人の安静開脚立位で正しいのはどれか。  

1: 頭部は静止している。

2: 腓腹筋は持続的に活動している。

3: 腹直筋は持続的に活動している。

4: 大腿直筋は持続的に活動している。

5: 重心動揺は左右より前後方向が小さい。