正しいのはどれか。
1: 大腿骨頭靭帯は股関節内転時に緊張する。
2: 膝関節面は大腿骨、膝蓋骨、脛骨および腓骨で構成される。
3: 後十字靭帯は脛骨の前方への滑りを防ぐ作用がある。
4: 足関節の底背屈運動は主に距踵関節で行われる。
5: 長腓骨筋および短腓骨筋は足関節を背屈する。
低周波刺激で誤っているのはどれか。
1: 筋の発生張力は刺激強度に依存する。
2: 筋収縮には、刺激の持続時間が短いほど強い刺激を必要とする。
3: 正常筋は脱神経筋より順応を起こしやすい。
4: 正常筋の不応期は脱神経筋の不応期より短い。
5: 脱神経筋は正常筋に比べて短い刺激持続時間で反応する。
肩甲上神経に支配されるのはどれか。
1: 三角筋
2: 棘上筋
3: 小円筋
4: 大円筋
5: 肩甲下筋
排便機構で正しいのはどれか。
1: 排便中枢は胸髄にある。
2: 外肛門括約筋は陰部神経支配である。
3: 下行結腸では逆蠕動運動がみられる。
4: 食事によって胃が拡張すると便意を生じる。
5: 内肛門括約筋は副交感神経の緊張で収縮する。
図に示す神経支配領域と末梢神経の組合せで正しいのはどれか。
1: ①―――腋窩神経
2: ②―――肋間上腕皮神経
3: ③―――尺骨神経
4: ④―――橈骨神経
5: ⑤―――正中神経
二重神経支配の筋はどれか。
1: 肘筋
2: 上腕筋
3: 浅指屈筋
4: 手の骨間筋
5: 尺側手根屈筋
視覚について正しいのはどれか。
1: 暗順応は明順応よりも早い。
2: 外部の情景は網膜上に倒立像として写る。
3: 視神経線維の90%は対側の視索に入る。
4: 内側膝状体で中継される。
5: 視放線は側頭葉に至る。
下肢の筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 中殿筋 — 下殿神経
2: 縫工筋 — 閉鎖神経
3: 膝窩筋 — 脛骨神経
4: 後脛骨筋 — 総腓骨神経
5: 短指屈筋 — 内側足底神経
正しいのはどれか。
1: 眼動脈は外頸動脈からの分枝である。
2: 後下小脳動脈は椎骨動脈からの分枝である。
3: 脳底動脈は左右内頸動脈が結合したものである。
4: 前交通動脈は中大脳動脈からの分枝である。
5: 後大脳動脈は椎骨動脈からの分枝である。
運動単位当たりの筋線維数が最も少ないのはどれか。
1: 側頭筋
2: 上腕二頭筋
3: 虫様筋
4: 前脛骨筋
5: 腓腹筋
筋力増強で誤っているのはどれか。
1: 筋力増強には意欲が影響する。
2: 筋肥大は赤筋線維で生じやすい。
3: 増強法には過負荷の原則が適用される。
4: 等速運動では角速度の遅い方が増強効果は大きい。
5: 初期の筋力増強は運動単位の発射頻度の増加による。
筋収縮時に張力の情報を伝える神経はどれか。
1: Ia群線維
2: Ib群線維
3: II群線維
4: α線維
5: γ線維
正しいのはどれか。
1: 前十字靱帯は膝伸展で弛緩する。
2: 内側側副靱帯は膝伸展で弛緩する。
3: 大腿直筋は膝伸展と股屈曲の作用がある。
4: 大腿筋膜張筋は膝屈曲位で下腿内旋作用がある。
5: 大腿二頭筋は膝屈曲と下腿内旋の作用がある。
大脳皮質について誤っているのはどれか。
1: 脳梁は皮質と視床とを結合する。
2: 連合線維は半球の各皮質部を連絡する。
3: 一次運動野は中心溝の直前にある。
4: 神経細胞の形と配列とから6層に区別できる。
5: 皮質を中枢とする姿勢反射がある。
伸張反射について正しいのはどれか。
1: 侵害受容反射である。
2: 単シナプス反射である。
3: 求心性線維はIb群線維である。
4: 遠心性線維はγ運動線維である。
5: 筋紡錘内の錘内線維を支配するのはα運動線維である。
筋紡錘について正しいのはどれか。
1: 二次終末は核鎖線維に比べ核袋線維との結合が強い。
2: 手の虫様筋に比べ上腕二頭筋で高密度に存在する。
3: Ⅱ群線維は筋紡錘の動的感受性を調整している。
4: Ia群線維は核袋線維からの求心線維である。
5: 錘内筋はα運動ニューロンに支配される。
高齢者の筋力について誤っているのはどれか。
1: 上肢よりも下肢の筋力低下が大きい。
2: 筋力強化によって筋肥大が期待できる。
3: 筋断面積は経年的に減少する。
4: タイプII線維よりもタイプI線維の萎縮が優位である。
5: 筋力強化の初期効果は運動単位動員の増加による。
下行性の神経線維が通るのはどれか。
1: 薄束
2: 錐体
3: 楔状束
4: 内側毛帯
5: 外側毛帯
排尿で正しいのはどれか。
1: 膀胱は交感神経活動で収縮する。
2: 排尿の反射中枢は腰髄にある。
3: 内尿道括約筋は副交感神経活動で収縮する。
4: 外尿道括約筋は随意制御できる。
5: 外尿道括約筋は陰部神経活動によって弛緩する。
副交感神経が交感神経より優位に働いたときの反応はどれか。
1: 瞳孔散大
2: 排尿筋弛緩
3: 気管支収縮
4: 心拍数増加
5: 筋内血管拡張