第34回午前第23問の類似問題

第36回午前:第39問

60歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。狭心症の既往がある。運動療法で誤っているのはどれか。  

1: 訓練中は心電図をモニターする。

2: 運動負荷テストによって許容される最大心拍数を決定する。

3: 冷汗、顔面蒼白があれば訓練を中止する。

4: 訓練中に胸骨下部の痛みを訴えたら狭心痛を疑う。

5: 左肩他動運動は狭心痛を誘発する。

第39回午前:第81問

慢性閉塞性肺疾患の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: インセンティブ・スパイロメトリー

2: ハッフィング

3: 口すぼめ呼吸

4: 呼吸補助筋強化

5: 体位排痰法

第40回午後:第79問

パーキンソン病で誤っているのはどれか。  

1: 起立性低血圧がみられる。

2: 小字症が認められる。

3: 振戦は運動によって憎悪する。

4: 方向転換が困難になる。

5: 立ち直り反応が障害される。

第39回午前:第55問

パーキンソン病で転倒の原因になりにくい症状はどれか。  

1: 振 戦

2: 固 縮

3: 動作緩慢

4: 突進現象

5: 前傾姿勢

第36回午後:第88問

パーキンソン病について誤っているのはどれか。  

1: 中年以降に発症する変性疾患である。

2: 4~6 Hzの安静時振戦を認める。

3: 病的反射が出現する。

4: 主たる病変部位は黒質である。

5: 抑うつなどの精神症状を呈する。

第35回午前:第18問

70歳の男性。肺癌で左肺下葉切除術後2日経過。左上葉の痰貯留が多い。この時期の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 吸気筋に対する抵抗運動

2: ファーラー位での体位排痰

3: 腹式呼吸

4: 全身リラクセーション

5: 四肢の自動運動

第42回午前:第14問

72歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。発症後3週。平行棒内立位訓練で図のような姿勢を呈する。この症状を改善するための理学療法で適切なのはどれか。2つ選べ。 

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1: 歩隔を広くして支持基底面を大きくさせる。

2: 右手で平行棒を引っ張るよう指示する。

3: 理学療法士が骨盤を左側から健側方向に押す。

4: 前方に鏡を置いて不良姿勢を認識させる。

5: レイミステ現象を利用して臥位で患側の股関節内転筋を強化する。

第36回午前:第27問

65歳の男性。脳卒中による右片麻痺。発症後3か月経過。下肢のブルンストローム法ステージIII。多点杖で歩行訓練を行っているが、下腿三頭筋の痙縮が強く、内反尖足が顕著である。適切な装具はどれか。  

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第40回午前:第28問

70歳の男性。身長170 cm、体重54 kg。肺気腫による慢性呼吸不全で在宅酸素療法を行っている。自宅での生活指導として正しいのはどれか。  

1: 下肢の筋力強化を行う。

2: 体重を増やさないように食事制限を行う。

3: 息切れがない時は酸素投与の必要はない。

4: 息を吸いながら階段を昇り、息を吐く時には立ち止まる。

5: 1日のエネルギー消費量を減らす。

第37回午前:第78問

呼吸障害の理学療法で適切なのはどれか。  

1: 拘束性換気障害には口すぼめ呼吸を行う。

2: 慢性肺気腫の症例では速い呼気運動を行う。

3: ボルグ指数15~17の負荷で行う。

4: 無酸素性作業閾値以上の運動負荷で行う。

5: 階段では昇りながら息をはき、止まって吸気を行う。

第51回午後:第28問

すくみ足現象がみられるParkinson病患者の歩行練習を理学療法士の近位見守り下で実施した。このときの練習法で適切でないのはどれか。  

1: 横歩き

2: 階段昇降

3: スラローム歩行

4: 歩隔を狭めた歩行

5: メトロノームの音を活用した歩行

第35回午前:第5問

57歳の男性。脳梗塞による右片麻痺。発症後3か月経過。分回し歩行で歩行時に内反尖足と反張膝とがみられる。足関節は他動的に背屈すると、かろうじて0゚まで矯正可能である。理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 患側膝軽度屈曲位での体重支持訓練

2: 前脛骨筋のバイオフィードバック療法

3: 下腿三頭筋のストレッチング

4: ハムストリングスの促通

5: 下肢の伸展・内転・外旋PNFパターンの使用

第37回午前:第69問

パーキンソン病のヤールの重症度分類で正しい組合せはどれか。  

1: ステージI-立ち直り反応がみられない。

2: ステージII-日常生活に多少の障害がある。

3: ステージIII-上肢に一側性の動作障害がある。

4: ステージIV-どうにか自力で生活できる。

5: ステージV-どうにか歩ける。

第48回午前:第4問

70歳の男性。慢性閉塞性肺疾患による慢性呼吸不全。安静時も酸素吸入が必要である。処方に従って作業療法時に酸素流量を上げ、休息中に下げようとしたところ、呼吸が浅くなり意識障害が出現した。最も考えられるのはどれか。  

1: 呼吸性アルカローシス

2: 代謝性アシドーシス

3: CO2ナルコーシス

4: 天幕上脳梗塞

5: 低血糖発作

第44回午前:第64問

Parkinson病患者の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 安静時振戦にはPNFが適応となる。

2: すくみ足には外的リズム刺激が有効である。

3: 無動が強い時期には立位でのバランス練習を行う。

4: 幻覚が出現している時期には理学療法は行わない。

5: 症候性の夜間頻回覚醒は日中の活動を促すことで改善がみられる。

第39回午前:第14問

65歳の男性。脳梗塞による右片麻痺。発症後3か月経過。歩行は自立しているが、痙縮が強く内反尖足と反張膝を示す。理学療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。 ア.ハムストリングスの持続的伸張イ.大腿四頭筋の筋力増強ウ.膝関節軽度屈曲位での体重支持エ.下腿三頭筋の持続的伸張オ.足関節背屈筋群のタッピング  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第48回午後:第15問

46歳の女性。BMIは29である。両側の変形性股関節症で、股関節周囲の筋力低下と荷重時の股関節痛がある。理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 杖を用いた歩行訓練

2: 水中歩行による有酸素運動

3: 階段昇降による筋力増強訓練

4: 背臥位での下肢筋のストレッチ

5: 自転車エルゴメーターでの筋持久性訓練

第56回午後:第2問

60歳の男性。COPDが進行し在宅酸素療法が導入された。酸素流量は労作時2 L/分である。入浴動作の指導で正しいのはどれか。  

1: 洗髪を片手で行う。

2: 動作を素早く行う。

3: 浴槽に肩まで浸かる。

4: 洗い場の椅子の座面を低くする。

5: 入浴中は経鼻カニューレを外す。

  • 答え:1
  • 解説:COPD患者に対する入浴動作の指導では、酸素飽和度の低下を防ぐために適切な動作や環境を整えることが重要です。労作時の酸素流量が2 L/minであることから、適切な酸素吸入量を確保しながら入浴動作を行う必要があります。
  • 正しい選択肢です。両手を挙げる洗髪動作は酸素飽和度の低下を招きやすいため、片手ずつ行うことが望ましいです。
  • 間違った選択肢です。動作を素早く行うと酸素消費が増え、酸素飽和度が低下する可能性があるため、ゆっくりと行うことが望ましいです。
  • 間違った選択肢です。浴槽に肩まで浸かると血中酸素飽和度が下がりやすくなるため、避けるべきです。
  • 間違った選択肢です。低い椅子に座ると腹部が圧迫され、呼吸がしにくくなるため、適切な高さの椅子を使用することが望ましいです。
  • 間違った選択肢です。入浴中は酸素消費が増えるため、経鼻カニューレを外さずに酸素吸入を継続する必要があります。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第55回午前:第16問

60歳の女性。脊髄小脳変性症。四肢体幹の運動失調で座位保持が困難であったが、2週間の座位保持練習を行い、端座位は上肢で支持しなくても保持できるようになった。今後行うバランス能力改善の運動療法として最も適切なのはどれか。

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第38回午前:第77問

球麻痺を伴う筋萎縮性側索硬化症の理学療法プログラムで適切でないのはどれか。  

1: 罹患筋の抵抗運動

2: 呼吸・排痰訓練

3: 嚥下指導

4: コミュニケーション手段の獲得

5: 精神心理的サポート