自助具と病態の組合せで正しいのはどれか。
1: 透明文字盤 - 片麻痺
2: レバー式水道栓 - 関節リウマチ
3: 足用吸盤付きブラシ - 頸髄完全損傷
4: ソックスエイド - アテトーゼ型脳性麻痺
5: 万能カフ - 進行性筋ジストロフィー
85歳の女性。脳梗塞による左片麻痺。歩行練習中に下肢装具の条件を変えて歩行を比較したところ、底屈制動を軽減して中足足根関節部以遠の可撓性を高めることで歩幅が増加した。改善に影響を与えた麻痺側の主な歩行周期はどれか。
1: 荷重応答期
2: 立脚中期
3: 立脚後期
4: 遊脚中期
5: 遊脚後期
Parkinson病患者の更衣動作を図に示す。このとき患者は、「シャツやズボンの前のボタンを留めるのは簡単だけど、腰の辺りのシャツの裾をズボンに入れたり、ズボンを引き上げるのがうまくいかない」と訴える。原因として最も考えられるのはどれか。
1: 視野狭窄
2: 測定障害
3: 観念運動失行
4: 遂行機能障害
5: 視覚情報の欠如
図は右片麻痺患者が右体側に置かれたブロックを左手で左体側方向へ移動させているところである。この作業について誤っているのはどれか。
1: 患側上肢に体重を負荷し肘屈筋と伸筋との同時収縮を得る。
2: 患側の手指伸展によって前腕屈筋群の筋緊張を高める。
3: 短縮傾向にある患側体幹の伸張を図る。
4: 患側肩甲骨の内外転を得る。
5: 患側肩関節の内外旋を得る。
末梢神経障害における症状で正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1: 顔面神経 ― 開眼障害
2: 副神経 ― 肩甲骨挙上障害
3: 橈骨神経 ― 前腕回内障害
4: 閉鎖神経 ― 股関節外転障害
5: 脛骨神経 ― 足関節底屈障害
誤っている組合せはどれか。
1: 脳卒中片麻痺-ループ付タオル
2: アテトーゼ型脳性麻痺-ソックスエイド
3: 頸髄損傷-万能カフ
4: デュシェンヌ型筋ジストロフィー-マイクロスイッチ
5: 関節リウマチ-ボタンエイド
脳卒中片麻痺患者のADL指導で適切でないのはどれか。
1: 寝返り時、患側上肢を腹部の上に保持する。
2: ベッドからの立ちあがり時、体幹の前傾運動を入れる。
3: 立位での方向転換は患側下肢を軸に行う。
4: 階段の降り動作は患側から行う。
5: 昇りのエスカレーターへの乗りこみは健側から行う。
脳血管障害片麻痺患者の更衣指導で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 靴下は座位ではく。
2: 靴下の着脱の導入はソックスエイドを用いる。
3: 下衣は非麻痺側下肢から先に通す。
4: 前開き式上衣は先に麻痺側の上肢を通す。
5: かぶり式上衣は先に非麻痺側の上肢を通す。
治療体操と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
1: コッドマン体操-五十肩
2: ベーラー体操-腰椎すべり症
3: ウイリアムス体操-腰痛症
4: クラップ体操-側弯症
5: バージャー体操-下肢循環障害
45歳の男性。右利き。脳梗塞を発症し1か月経過した。病変部位はMRIで左角回と左側頭葉後下部であった。運動麻痺は認められない。生じやすい高次脳機能障害はどれか。
1: 運動保続
2: 失読失書
3: 地誌的失見当
4: 半側空間無視
5: 道具の強迫的使用
脊髄損傷の機能残存レベルと可能な動作の組合せで正しいのはどれか。ただし、機能残存レベルより下位は完全麻痺とする。
1: C4―――――万能カフを用いた食事
2: C5―――――前方移乗
3: C6―――――橈側-手掌握り
4: C7―――――更衣
5: C8―――――長下肢装具での歩行
62歳の男性。脳出血による左片麻痺。発症後1か月で回復期リハビリテーション病棟に転棟した。左下肢のブルンストローム法ステージはIII。平行棒内にて片脚立位で図のような肢位を認めた。理学療法で適切でないのはどれか。
1: 左膝屈曲位での立位歩行訓練
2: 左下肢屈筋共同運動の促通
3: 左アキレス腱の持続的伸張
4: 膝装具を装着した立位歩行訓練
5: 患側の補高
脳の病変部位と出現しやすい症候との組合せで正しいのはどれか。
1: 黒質―――感覚障害
2: 視床―――嗅覚障害
3: 赤核―――摂食嚥下障害
4: 線条体――不随意運動
5: 扁桃体――筋緊張異常
末梢神経障害における症状で正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1: 顔面神経 ── 開眼障害
2: 副神経 ── 肩甲骨下制障害
3: 橈骨神経 ── 前腕回外障害
4: 閉鎖神経 ── 股関節内転障害
5: 脛骨神経 ── 足関節背屈障害
脳卒中の平行棒内移動練習で誤っている組合せはどれか。
1: 椅子からの立ち上がり - 平行棒を下方に押して立ち上がる。
2: 患側肢での体重支持 - 患側膝関節軽度屈曲位で体重を負荷する。
3: 左右肢の体重移動 - 最初は横方向、次に前後方向で行う。
4: 健側肢の振り出し - 患側股関節の伸展を意識させる。
5: 患側肢の振り出し - 健側で伸び上がり振り出す。
糖尿病性神経障害で正しいのはどれか。
1: 単神経障害を呈することが多い。
2: 近位部の筋力低下が生じやすい。
3: アキレス腱反射が低下しやすい。
4: 深部感覚では位置覚が障害されやすい。
5: 感覚障害は左右非対称であることが多い。
末梢神経麻痺の症候で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.不随意運動イ.感覚障害ウ.筋萎縮エ.病的反射オ.腱反射亢進
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
神経・筋変性疾患のリハビリテーションで誤っているのはどれか。
1: Guillain–Barré 症候群では訓練中の不整脈に注意する。
2: Parkinson病では視覚刺激を運動発動に利用する。
3: 脊髄小脳変性症では早期から補助具を導入する。
4: 筋萎縮性側索硬化症の車椅子利用者では褥瘡の発生に注意する。
5: 筋ジストロフィーの運動訓練では過負荷に注意する。
末梢神経麻痺の症候で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 痙縮
2: 筋萎縮
3: 病的反射
4: 不随意運動
5: 腱反射低下
絞扼性神経障害における障害部位と症候の組合せで正しいのはどれか。
1: 手根管――下垂手
2: 足根管――足背の異常感覚
3: 梨状筋――下腿内側の異常感覚
4: 肘部管――涙滴徴候
5: 腓骨頭――下垂足