小児の精神障害で正しいのはどれか。
1: 吃音は行為障害に分類される。
2: 児童期に恐怖症を発症することはない。
3: 虐待を原因として反応性愛着障害が起こる。
4: 小児自閉症は約半数が統合失調症に移行する。
5: 選択性緘黙は脳の器質的病変を原因とすることが多い。
小児の精神障害で正しいのはどれか。
1: 吃音は女児に多い。
2: 分離不安障害は学童期に多い。
3: 反応性愛着障害は過度に警戒的である。
4: 反抗挑戦性障害の症状は家庭内に限局する。
5: 注意欠陥/多動性障害では成長につれて多動よりも不注意が軽快しやすい。
小児の精神障害で正しいのはどれか。
1: 選択性緘黙は言語発達の遅れによって生じる。
2: 多動性障害では課題への注意集中が困難となる。
3: アスペルガー症候群は言語発達の遅れを伴う。
4: 吃音は単純音声チックに分類される。
5: 児童期に統合失調症が発症することはない。
小児の精神障害で正しいのはどれか。
1: 多動性障害は女児よりも男児に多い。
2: 選択性緘黙は言語理解の障害を伴う。
3: 吃音は複雑性音声チックに分類される。
4: 乳児期の虐待は自閉症の原因となる。
5: 周産期の脳損傷はDown(ダウン)症の原因となる。
自閉症で正しいのはどれか。
1: 乳児期の虐待(ネグレクト)が原因となる。
2: 20%に精神遅滞の合併がある。
3: 言語の意味理解が障害される。
4: 家庭ではほぼ問題なく会話できる。
5: 特定のものに対するこだわりがある。
小児自閉性障害(自閉症)の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: てんかんが約25%に合併する。
2: 精神遅滞が約25%に合併する。
3: 3歳までに発症することはない。
4: 常同的で反復的な運動が目立つ。
5: 発症率は女児が男児の2倍である。
小児自閉症について正しいのはどれか。
1: 学童期に発症する。
2: 脊椎変形を生じる。
3: 女児より男児に多く出現する。
4: 精神遅滞を伴うことは稀である。
5: 大部分の症例でてんかんを認める。
広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)について正しいのはどれか。
1: 聴覚過敏は稀である。
2: クレーン現象がみられる。
3: 注意欠如・多動性障害は合併しない。
4: 視覚情報より聴覚情報への注目の方が優位である。
5: 4~5歳で「サリーとアン課題」ができるようになることが多い。
小児自閉症の特徴でないのはどれか。
1: 1. 限られた対象に執着する。
2: 2. 精神遅滞を合併しやすい。
3: 3. 対人関係の障害が目立つ。
4: 4. 反復行動がみられる。
5: 5. 女児に多い。
器質性精神障害について正しいのはどれか。
1: 妄想はみられない。
2: 安定した人格を認める。
3: 記憶障害はみられない。
4: 抗精神病薬は投与しない。
5: 心理的要因の影響を受ける。
注意欠如・多動性障害について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 薬物療法は行わない。
2: 男児よりも女児に多い。
3: 生育歴の聴取が重要である。
4: 二次性の精神症状に注意が必要である。
5: 成人期において診断されることはない。
心理的発達の障害に分類されるのはどれか。
1: 抜毛症
2: 学習障害
3: チック障害
4: 分離不安障害
5: 非器質性遺尿症
広汎性発達障害の説明で正しいのはどれか。
1: 女児に多い。
2: 育児方法が発症に影響する。
3: 障害は成人期までには消失する。
4: 社会的コミュニケーションの障害はない。
5: 小児期崩壊性障害は正常な発達の後に出現する。
青年期心性に関連するのはどれか。
1: 境界型人格障害
2: 強迫性人格障害
3: 破瓜型統合失調症
4: アスペルガー症候群
5: 多動性障害(注意欠陥多動性障害)
運動機能の特異的発達障害をもつ児について誤っているのはどれか。
1: チック症状を伴う。
2: ボタンかけが苦手である。
3: ボール遊びが苦手である。
4: 感覚統合訓練が有効である。
5: 特定の技能を直接的に教えることが有効である。
統合失調症について正しいのはどれか。
1: 前駆期から幻聴がみられる。
2: 慢性期に軽度の認知機能障害がみられる。
3: 家族の感情表出が少ないほど再発率は高くなる。
4: 発症から治療開始までの期間は予後と関連がない。
5: 急性期の治療で症状が軽快した場合は速やかに薬物治療を中止する。
注意欠陥多動性障害の特徴でないのはどれか。
1: 男児に多い。
2: 虐待の誘因となる。
3: 感情的で攻撃的になる。
4: 学業不振が問題となる。
5: 注意障害は学童期までに改善する。
欠神発作について正しいのはどれか。
1: 知的障害を伴う。
2: チアノーゼを伴う。
3: 学童期の発症が多い。
4: 部分発作に分類される。
5: けいれんは一側上肢から全身に広がる。
強迫性障害について誤っているのはどれか。
1: 曝露反応妨害法が用いられる。
2: 強迫行為はさせられ体験による。
3: 対称性へのこだわりがみられる。
4: 不合理な観念が繰り返し浮かぶ。
5: 選択的セロトニン再取り込み阻害薬が用いられる。
13歳の男子。幼児期は図鑑をひとりで眺めて過ごしていた。小学校に入ると、しつこく意味を確認する癖や協調性がとれないことを教師に注意されることが多くなり、級友からいじめられるようになった。最近、級友の話し声に過敏に反応したり、家族への暴言と暴力が頻繁となり入院となった。この患者の診断として考えられるのはどれか。
1: 自閉症
2: 統合失調症
3: Rett症候群
4: Asperger症候群
5: 注意欠陥/多動性障害